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◆カブス7-1メッツ(21日・シカゴ)カブスの福留孝介外野手(30)がメッツ戦に「5番・右翼」で先発出場し、5試合ぶりにマルチ安打を放つなど、4打数2安打の活躍で、チームの7―1の勝利に貢献した。前日のパイレーツ戦は右目上にできたおできで欠場していたが、復帰直後の試合でしっかり球を見極め、粘りの打球を披露。4連勝のカ軍はナ・リーグ中地区首位を守った。
唱 本拠リグレー・フィールドを埋め尽くした4万582人のファンが、異様な雰囲気を作り出していた。「フ・ク・ド・メ」の大合唱に手拍子が鳴り響く。カ軍が1点リードで迎えた8回、敵失と死球で一、二塁のチャンスから打席に入った福留は、強烈なプレッシャーにもなりうる大声援を背中で受けていた。
ファンが結果を急いでも、5番打者はじっくりと相手投手と戦っていた。2ボールから2球ストライクを見逃すと、5球ファウルで粘った。最後は10球目、外角の直球を左前安打に変えた。「とらえきれなかっただけ」連続ファウルを照れくさそうに振り返ったが、チャンスを満塁に広げて、後続の2点適時打と3ランにつないだ。
1打席目こそ4球で倒れたが、2打席目は6球目、左前安打した6回の3打席目には9球目を打った。「(相手の)情報をもらってるので、自分の中でイメージを作れる」追い込まれても焦らず、福留は自分の打撃ができている。
辛口で鳴らす地元メディアからも、絶賛の声があがった。「相手に球数を投げさせる。走者を進める打撃をする。彼の打席での攻め方が、このチームを変えている」シカゴで13年の記者歴を持つシカゴ・トリビューン紙のサリバン記者は断言。春季キャンプで「4800万ドル(約54億7200万円)もの無駄使い」と球団の4年契約を酷評した同記者が、今では「今チームが地区1位なのもフクドメのおかげ。1945年以来のナ・リーグ優勝も彼が実現してくれる」と口にした。
4連勝となったこの日の勝利で、球団通算1万勝にあと「2」と迫った。右目上のおできも治りつつあり、もう福留も試合を休むことはない。歴史的勝利に向け、ルーキーがリードしていく。
参照元:スポーツ報知