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キャンプ地のフロリダ州タンパで調整しているヤンキースの松井秀喜外野手は15日、前日に続き練習を取りやめて治療に専念した。左ひざに腫れが出ており、精密検査を受けるため、16日(日本時間17日)にニューヨークへ戻る。チームの後半戦が始まる18日の復帰はなくなった。

 今後の検査結果次第で、シーズン中の手術に踏み切る可能性もある。

 松井は「一進一退を繰り返しながら良くなっていくと思っている。なかなかすぐには良くならないという感じはする」と現状を説明した。また、手術の可能性については「してしまったら(ことしは)プレーできないわけですから、シーズン中は避けられればいいとは思います」と話した。

参照元:スポーツ報知

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◆米大リーグ第79回オールスター戦(15日、ニューヨーク・ヤンキースタジアム) 昨年MVPのイチロー(マリナーズ)はア・リーグの「1番・右翼」で先発出場。4回1死、プホルス(カージナルス)の右翼戦の打球でフェンスのはね返りを素早く処理し、二塁へワンバウンドのストライク送球で二塁打を阻止した。

 打撃では1回の第1打席でナ・リーグ先発投手のシーツ(ブルワーズ)から右飛だったが、3回の第2打席でザンブラーノ(カブス)から右前安打を放った。5回の第3打席ではハーレン(ダイヤモンドバックス)に空振り三振に倒れ、6回の守りで交代した。

 福留(カブス)はナの「8番・中堅」で先発し、第1打席は一ゴロ、第2打席は空振り三振だった。5回の守備で交代した。

 1分けを挟み10連勝中のアは、ロドリゲス(ヤンキース)が4番を務め、強打のラミレスらレッドソックス勢3人が先発。ナはプホルス(カージナルス)が4番に座り、打率4割を狙うC・ジョーンズ(ブレーブス)が5番に入った。

 1923年開場のヤンキースタジアムは、今季限りで歴史に幕を閉じ、ヤンキースは来季から現球場の隣に完成する新球場を使用する。

参照元:スポーツ報知

日本ハム森本稀哲外野手(27)が球宴で、恒例の仰天パフォーマンスを予告した。「マツダオールスター2008」(7月31日=京セラドーム大阪、8月1日=横浜)の監督推薦での出場選手が14日、発表され選出。昨年に続くファン投票では出場を逃していたが、3年連続の夢舞台への権利を手にした。過去2年は、人気漫画のキャラクターに変装するなどサプライズで話題をさらい、プレーでも2年連続で優秀選手賞を獲得している、お祭り男。「何にしよう? 本当に…」と悩んだが、「何かしら考えますので楽しみにしていてください」と公約していた。

参照元:nikkansports.com

◆巨人3―0横浜(13日・東京ドーム) 巨人は攻守の歯車がかみ合い、横浜を3タテにした。バーンサイドが4勝目を挙げ、クルーンは完全火消しで3日連続の23セーブ。好調の中継ぎ陣をはさみ、球団史上初の6投手による完封リレーを完成させた。遊撃の坂本が再三の好守で無失点勝利を後押しした。打っては7月に入って絶好調の小笠原が、1回に9戦6発となる18号2ランで先制。6回にも右前安打でチャンスを広げ、ラミレスの適時打を呼んだ。今季3度目の同一カード3連戦3連勝を飾り、4度目の4連勝。まずは2位をキープし、阪神とのゲーム差を詰めていく。

 身震いするほどの大歓声が待っていた。お立ち台に上がった小笠原は、しみじみと喜びをかみしめた。「しっかり(バットの)芯でとらえられた。先取点が取れてよかったです」スタンドを見渡した打のヒーローは、手を上げて熱烈な「小笠原コール」に応えた。

 文句なしの一撃だった。初回1死三塁。カウント2―1からのウッドの4球目を完ぺきにとらえた。「球種ははっきりとは分からないけど、動いていた」真ん中低めに沈む難しいボールを、ぎりぎりまで引き付け、一気に振り抜いた。

 きれいな放物線を描いた打球は、右翼席上段に吸い込まれた。打った瞬間に本塁打と分かる2試合連続の決勝18号2ラン。「走者が三塁にいたので、なんとかしたかった。集中していました」ベンチに戻ると笑顔でハイタッチを繰り返した。

 7月に入ってハイペースで本塁打を量産している。これで9試合6発。「今のところいい感じできているね」と自然と声も弾んだ。好調の理由については「なんだか分からない」と首をひねったが、四股(しこ)やカニ歩きなどの徹底した下半身強化で、手術した左ひざの負担が減り、スイングが安定した。同じく11戦6発のラミレスが4番に控えているという、相乗効果もある。「ラミちゃんがいいから“ダメでもともと”でいける」打席では雑念を振り払い、極限まで集中力を高めている。

デーゲームとあって、スタンドには親子連れの姿が目立った。自身も2児の父。6月にはベストファーザー賞を受賞した。「ナイターが終わって家に帰ったら、もう寝ているよ」と苦笑いを浮かべるが、子供と接する時間が唯一の癒やしとなっている。この日は目を輝かせた野球少年たちの声援を力に変えた。

 2日連続でガッツとラミレスが全打点をたたき出し、チームは今季4度目の4連勝。貯金は今季最多の6に増えた。原監督は「(2人とも)頼もしい限り。いいところで打ちますね。いい状態をキープしてくれています」を目を細めた。

 小笠原の頭の中に首位・阪神とのゲーム差のことはない。「とにかく一戦一戦、みんなでしっかり戦っていきたい」無心で白星を積み重ねれば、必ず虎のしっぽが見えてくると信じている。

 巨人・原監督「(小笠原とラミレスは)頼もしい限り。いい状態をキープしてくれています。バーンサイドは攻撃的な彼の持ち味が出ていた。(坂本の6回の好守は)非常に大きかった。本塁打に値するぐらいのプレーですね」

参照元:スポーツ報知

◆日本ハム1―10ソフトバンク(13日・札幌ドーム) 同一カード3連敗の危機を和田が救った。10点リードながら、続投を志願した9回に1点を奪われて、約2年ぶりの完封はお預けとなった。それでも、今季2度目の完投でチームトップの8勝目。過去0勝6敗の天敵・武田勝に初めて土をつけ、再び5割復帰。「何とか勝っていい流れで福岡に帰りたかった」と、勝利の立役者になった左腕は、胸をなで下ろした。

 北京五輪の日本代表最終候補ながら、6月29日の楽天戦(ヤフーD)で自己ワーストの10失点KO。続く6日のロッテ戦(千葉)も7回5失点と散々だった。「あれがいい教訓になった」この日は主軸打者の前に走者を出さないことに全神経を集中させた。4番の稲葉に3安打されながら、1~3番は計12打数無安打。4年前のアテネを知るサウスポーは、「日の丸の重みはアテネで分かっている」と力を込める。代表発表直前に、星野JAPANの先発左腕候補へ猛アピールとなった。

 長期ロードは4勝7敗と負け越したが、最後は白星で締めくくった。「連敗したから負けるわけにいかなかった。和田がとにかくよく放ってくれた」と、王監督。15日からは本拠地での西武2連戦。2週間ぶりの福岡で再出発する。

参照元:スポーツ報知

◆楽天2―7ロッテ(13日、Kスタ宮城) エースでも勝てない。野村監督は半ばあきれ顔だった。「岩隈がコケたら次に抑える投手はいないでしょ」。ついに今季2度目の5連敗で約3か月ぶりに5位転落。借金は3月25日、開幕4連敗以来となる最多タイの4に膨れあがった。

 岩隈が突然崩れた。7回に制球を乱し一挙4失点。指揮官も「突発性ノーコン病」と首をかしげる。攻撃でも2回の拙攻が尾を引いた。1点を先取し、なおも無死二、三塁。藤井がカウント0―3となり、ベンチのサインは「打て」。しかし、ど真ん中の絶好球を見送った。結局は浅い中飛で後続も凡退。「あそこで終わり。もうチャンスはない」とほぞをかんだ。

 とにかく歯車がかみ合わない。7月は2勝7敗1分け。ノムさんは「チームは最悪の状態。7月は嫌な予感がしてたけど、案の定や。打開策? 分からん。次の岩隈までダメでしょ」と頭を抱えていた。

参照元:スポーツ報知

◆楽天2―7ロッテ(13日、Kスタ宮城) 突然の出番を意気に感じていた。7回無死満塁で代打・西岡が告げられた。「信頼されていると思った。集中した」。今季12勝、8連勝中の岩隈から同点に追いつき、なおもチャンス。振り抜いた打球は右前へ落ちた。2人がかえり、勝ち越しとなった。2005年から4年越しで7連敗中の岩隈をついにKO。天敵を打ち、ロッテが今季最多タイの5連勝で楽天にかわり4位に浮上した。

 試合に出る予定はなかった。西岡は首と腰の痛みで痛み止めを飲んでいた。試合前にはバレンタイン監督から終日の休養を告げられていた。練習も途中で切り上げ、マッサージなどを受けていた。代打指名は突然だった。「詰まったけど、飛んだ場所がよかったね」。軽く素振りしただけで打席に入り、決勝打を放つあたりはさすがだ。

 西岡の決勝打の直後、一、三塁からは代打・サブローが左前適時打。9回にもサブローの左越え2ランと里崎の適時打でダメ押し。先発の渡辺俊も6回2/3を2失点で7勝目を挙げた。チームの中心となる“五輪候補組”が活躍し、投打の歯車がかみ合った。「田中、岩隈に勝てたのは大きな自信になる」とボビーも今季初の同一カード3連勝に誇らしげだった。

 6月7日に最大13・5だった首位とのゲーム差を、1か月余りで7に縮めた。リーグ戦再開の直前にバレンタイン監督は「大逆転して後世に語り継がれるチームになろう」とミーティングで士気を鼓舞した。西岡も「優勝が消滅するまで狙います」と3位確保とクライマックスシリーズ進出だけでは満足しない。広島との11・5ゲーム差を逆転して優勝した1996年、長嶋巨人の「メークドラマ」を超える「メーク・レジェンド」へ。混パの主役にロッテが名乗りをあげた。

参照元:スポーツ報知

◆高校野球沖縄大会 ▽決勝 沖縄尚学2―5浦添商(13日・北谷) 沖縄では最速148キロの剛腕・伊波翔悟(3年)を擁する浦添商が、今春センバツVの沖縄尚学を撃破。11年ぶり3度目の優勝を果たし、全国で甲子園一番乗りを決めた。

 9回の投球練習前、伊波は両手を広げて目を閉じた。「集中力を切らさないようにした」最後の打者は一塁ゴロ。ベースカバーに入り、自らウイニングボールをつかむと、ナインはエースのもとへ一直線。またたく間に歓喜の輪ができた。

 沖縄の“最強右腕決定戦”を制したのは、最速148キロを誇る浦添商の背番号1だった。「センバツの時のビデオを何回も見て研究した」自慢の速球にカットボールを織り交ぜ、今春に全国制覇した沖縄尚学に攻めの投球を続けた。「バックを信じて打たせた」6回1死満塁のピンチも二ゴロ併殺でしのぎ、派手にガッツポーズ。喜びを全身で表した。

 とにかく東浜に勝ちたかった。センバツ期間中に、何度もしのぎを削っているライバルへ「頑張れ」とメールで激励。だが、「内心悔しかった」という。フィーバーを横目に、「夏は自分たちがと思っていた」と闘志を燃やした。

 昨夏は再試合となった決勝で興南に敗退。秋は3回戦で沖縄尚学に敗れた。「とにかくこの夏に勝つためにやってきた」10安打を浴びながら、105球で7三振を奪い完投。二重のリベンジを果たし、夢の切符を手にした。

 エースの黄色いグラブには、「LAST CHANCE~2008 夏~」と刺しゅうがあった。興南高野球部で投手を務めながら甲子園出場がかなわなかった兄・辰哉さん(24)からの、メッセージ入りの贈り物だった。「兄の分までという思いはあった」まさにラストチャンスで夢をかなえた。

 試合の後には、東浜から野球ボールの形をしたお守りももらった。センバツの時に、ライバル右腕が常に身につけていたものだ。「東浜の分まで頑張る。目標は全国制覇です」沖縄勢の“春夏連覇”を狙う南国のもう一人の剛腕が、ついに甲子園でベールを脱ぐ。

 ◆浦添商(浦添市)1971年創立。総合ビジネス科、情報処理科、国際観光科に分かれている。生徒数は917人(うち女子704人)。女子ソフトボール部が県総体で優勝するなど部活動は盛ん。野球部は72年に創部。部員数106人。甲子園に夏は今大会で3度目、春は1度出場。OBに有銘兼久(楽天)など。

 ◆伊波 翔悟(いは・しょうご)1990年8月7日、沖縄・宜野湾市生まれ。17歳。小学4年から野球を始める。嘉数中では「宜野湾ポニーズ」に所属し、2年の時にエースとしてアジア大会制覇、世界大会5位。高校では1年夏からベンチ入りし、同年秋からエース。今春は県大会優勝、九州大会準V。174センチ、73キロ。右投左打。家族は両親と兄、姉。

参照元:スポーツ報知

◆カブス2―4ジャイアンツ(13日・シカゴ) カブスの福留孝介外野手は、7回2死一塁で代打で出場して空振り三振だった。守備には就かなかった。打率は2割7分9厘。

 福留孝介外野手「(前半戦は)ここまであっという間だった。個人的なことはどうでもいい。(不調の打撃は)自分でいろいろ考える1年だと思っている。チームが勝っていることが一番」

参照元:スポーツ報知

12日にキャンプ地のフロリダ州タンパでフリー打撃を始めたヤンキースの松井秀喜外野手は13日、59スイングのフリー打撃に取り組んだ。「きのうよりは良かった」と強いライナーを続けて飛ばした。

 「動いてみて変わらないから、良くなっていると思う」と左ひざの状態には手応えを感じている様子だった。

参照元:スポーツ報知

◆ナショナルズ0―5アストロズ(13日・ワシントン) アストロズの松井稼頭央内野手は「2番・二塁」で出場、5打数2安打だった。打率は2割8分3厘。

 松井稼が復帰戦から4試合連続の2安打で前半戦を締めくくった。

 この日は相手先発が左腕だったため、右打席で中前打、右前打を放った。これで復帰した9日から19打数8安打と好調だが「あと1本ほしい」と満足する様子はない。

 チームは投打がかみ合い2連勝も地区最下位で折り返す。「前半戦の最後にいい勝ち方ができたので、後半戦もいいかたちで入っていきたい」と話していた。

 松井稼頭央内野手「(復帰後4試合連続2安打)あと1本ほしい。スピードの方もボチボチかなという感じ。盗塁できるようになれば完ぺきですね」

参照元:スポーツ報知

◆ロイヤルズ3―4マリナーズ(13日・カンザスシティー) マリナーズのイチロー外野手は「1番・右翼」で出場、4打数1安打だった。打率は3割4厘。城島健司捕手は出場しなかった。

 日米通算3000安打まで「あと11本」で前半戦を終えたマリナーズのイチローは「やっぱり4月、5月、6月でそれぞれ、3本から4本足りなかったというのが、この数字になっている」と振り返った。

 前半戦119安打は、大リーグ最多記録のシーズン262本を達成した2004年と同じ。「野球が紙一重のところでうまくいったり、いかなかったりっていうのは僕は知ってるつもりだけど。ただ、つまらない」と独特の表現をして、満足していないことを強調した。

 イチロー外野手「(日米通算3000安打まで)あと11本だったから残念。やっぱり4月、5月、6月で、それぞれ3本から4本足りなかったというのが、この数字になっている」

城島健司捕手「まだ今年は終了してないし、残り試合もあるというふうに考えている。(後半戦は)1試合でも多く出たいし、1本でも多くヒットを打ちたい」

参照元:スポーツ報知

◆レッドソックス2―1オリオールズ(13日・ボストン) レッドソックスの松坂大輔投手は先発し、6回無失点で10勝目を挙げた。5四球1死球を与えたが、7三振を奪い、4安打に抑えた。今季10勝1敗。松坂は1年目の昨季は15勝12敗で、2年連続の2けた勝利を記録した。

 岡島秀樹投手は7回に2番手で2/3回を投げ、2四球1三振無失点。

 何度もピンチを迎えながら6回無失点。松坂自身、苦笑いで「要所でしっかり粘ることができた。ある意味自分のピッチング」と振り返る10勝目だった。

 左翼方向に強く吹いた風の影響もあってか、制球は乱れた。四球が絡み3回まで毎回得点圏に走者を置いた。だが、変化球を有効に使って切り抜ける。5回が象徴的だった。1死から3連続四死球で満塁としたが、4番ハフを空振り三振、5番モーラを投ゴロに、いずれも切れのあるスライダーで仕留めた。

 計57四球はリーグワーストに並び、計93四死球を与えた昨季を上回るペース。だが、16登板で10勝1敗、防御率2・65。やはり球宴までに10勝した昨季は、6敗していたとあって「今年は波が小さく、チームに勝てるチャンスを持っていけている。内容は昨年よりいい」と言い切った。

 ◆松坂、次はマリナーズ戦
  レッドソックスのフランコーナ監督は、球宴後の先発ローテーションを発表し、松坂の次回登板は22日(日本時間23日)のマリナーズ戦に決まった。

 松坂大輔投手「(6回無失点)オールスターまでに10勝できて良かった。昨年はいいときと悪いときの差が激しかった。僕自身の中では内容は(球宴前に10勝した)昨年よりいい」

参照元:スポーツ報知

<巨人5-4横浜>◇12日◇東京ドーム

 巨人が3、4番コンビの活躍で自力Vの可能性を復活させた。1点を追う1回に3番小笠原道大内野手(34)4番アレックス・ラミレス外野手(33)がソロのアベック弾で逆転。同点に追いつかれた3回にはラミレスの2打席連発の26号2ランで突き放し、再び同点となった7回に小笠原が右翼席へ17号ソロを運んで試合を決めた。2人で全5打点をたたき出し、巨人は3連勝で貯金を今季最多の5とした。

 決着をつけたのは小笠原のひと振りだった。同点に追いつかれた直後の7回1死走者なし。外角のフォークを沈み込むようにとらえた。右翼席へ着弾するのを待つことなく、大歓声が起こった。「無我夢中でバットを振り抜きました。反応で打った。うまく打てたと思います」。初回の同点弾に続く2発目は納得の一撃だった。

 予兆は練習中からあった。小笠原とラミレスが並んで打撃練習するころには右翼席は満員だった。その中へ打球がポンポン飛んで、注意を促す警備員の笛の音が止まらなかった。逃げまどう観客の姿に篠塚打撃コーチは「練習を見ても分かるように打線は上がってきている」と最高の働きに目を細めた。

 移籍2年目だが、生え抜きのような気持ちでチームを思っている。6月17日オリックス戦で日本ハム時代から同僚の古城とお立ち台に立ったが、「今は巨人でずっとやってきたような気持ちでプレーしている」と胸を張った。昨年11月に左ひざを手術し、コンディションづくりに苦労してきた。「(打てなかった)春先は力不足」と潔く言い切るが、ここに来て調子が上がってきた。

 状態を見ながら休養させるなど配慮してきた原監督も、この日はエンドランのサインで走らせるなど復活を実感。「コンディションさえつくれれば、彼はいい結果を出します」と信頼を寄せた。1、3回に2打席連続本塁打を放った4番ラミレスからも「小笠原さんはチームメートの中で一番いいバッター。絶好調だと思う」と最高の評価を受けた。小笠原、ラミレスのアベック弾が出ると5戦全勝で、ラミレスは「続けていきたい」と強調した。

 この日、首位を走る阪神が敗れたため1度は消滅した自力Vの可能性が復活したが、追い上げには3、4番コンビの活躍は不可欠だ。ラミレスが「シーズンはどう終わったかが大事なんだ」と言えば、小笠原は「1日、1日できることをやっていく。後悔しないようにね」。侍と陽気なカリビアンの3、4番コンビがチームを1歩ずつ押し上げる

参照元:nikkansports.com

◆巨人4―1横浜(11日・東京ドーム) 原巨人が今季初の2位に浮上した。先発のグライシンガーが1、2回の大ピンチを粘りの投球で封じ、結局7回を8安打無失点で8勝目。打線では8番に起用された寺内がプロ初の猛打賞となる3安打、2番・岩舘が適時打を含む2二塁打と若手内野手2人が躍動した。二岡の1軍復帰が近いが、つかみかけたレギュラーの座を渡すまいと、必死のプレーでアピールだ。貯金を今季最多の4とし、ヤクルトに敗れた中日をかわして、上には阪神のみ。12ゲーム差とまだまだ遠いが、一歩一歩、追い詰めていく。

 初めてお立ち台に立つと、今までの苦労を思い出した。岩舘は目頭を押さえ、寺内は心の底から笑った。「本当にうれしいです」当たり前の言葉しか出てこなかった。表情は違ったが、2人とも「やるしかない」という思いは同じだった。

 派手さはない。どでかい一発もない。だが、誰にも負けない闘争心があった。1点リードの4回、まず舞台を整えたのは寺内だ。1死一塁で、ヒットエンドランのサインに応える左前安打を放ち、グライシンガーのスクイズを呼んだ。リードが3点となり、なおも2死二塁で、今度は岩舘が続いた。高めの直球を振り抜くと、打球は右中間で弾む適時二塁打。若武者2人で扉を開き、そしてダメを押した。3打数3安打でプロ初の猛打賞をマークした寺内が「スタメンで結果が出ていなかったんで、うれしいです」と言えば、2つの二塁打を放った岩舘も「1打席1打席を必死にやっているだけ」と冷静に話した。2本のバットがたたき出した5安打が今季最多の貯金4を引き寄せ、今季初の2位もたぐり寄せた。

本当だったら、お立ち台には立てなかったかもしれない。1軍昇格が濃厚だった二岡が、不倫騒動などでこの日の合流を見送られた。昇格がささやかれ始めた6月下旬、2人は同じ気持ちを抱いていた。「二岡さんが上がったら、2軍落ちは僕かな。でも、絶対にイヤ。何とか食らいつく」と岩舘が言い、寺内も「いつ上がって来られるんですかね。考えても仕方ない。やるしかないです」と気持ちを入れ直した。

 結果で見せるしか、残る方法はなかった。フリー打撃で岩舘は、ノーステップでスイングして得意の右打ちに磨きをかけた。「打てない分、守備はしっかりしなくちゃ」と言う寺内は、三塁の守備位置で30分以上、1人でノックを受けた。単打を狙いやすくするため、グリップエンドがボールほどもある大きさのバットを発注するなど、あの手この手で結果につながる糸口を模索した。

6日の中日戦(ナゴヤD)で岩舘はバントを失敗し、8日の阪神戦(甲子園)では満塁機で併殺打に倒れ、守備でもミスを犯した。寺内も6月8日の西武戦(東京D)でエンドランのサインに空振り三振。失敗を糧にして、原監督の期待に応えた。「今日はヤングボーイが頑張った。これを肥やしにしてほしい。彼らにも、チームにとっても大きかった」と指揮官は悔しさをバネにした伏兵に拍手を送った。岩舘の「プロに入って、ここに立つのが夢でした」という言葉、寺内の「最高です」という叫び。ヒーローインタビューを食い入るように見つめた4万人を超えるG党は、20代とは思えない渋い活躍をしっかりその目に焼き付けた。

 巨人・原監督「きょうは(岩舘、寺内と)若い力が頑張った。これを肥やしにしてほしい。彼らにとってもチームにとっても大きいですね。グライシンガーは立ち上がりの2回を0点に抑えたのが大きかった。上原は全体的によくなっている」

 ◆岩舘 学(いわだて・まなぶ)1981年4月14日、千葉・成田市生まれ。27歳。成田高から東洋大を経て、03年ドラフト5巡目で入団。177センチ、76キロ。右投右打。推定年俸850万。家族は妻。

 ◆寺内 崇幸(てらうち・たかゆき)1983年5月27日、栃木・栃木市生まれ。25歳。栃木工からJR東日本を経て、06年の大学・社会人ドラフト6巡目で入団。177センチ、74キロ。右投右打。推定年俸800万。独身。

参照元:スポーツ報知

◆オリックス4―12西武(11日・スカイマーク) 8日に結婚したばかりの中村が、大阪から駆け付けた両親の前で、豪快な“結婚報告弾”を連発した。2回、左翼ポール際の19号ソロで打線爆発の口火を切ると、4回にはダメ押しの20号2ラン。今季リーグ最多タイの20安打12点の猛攻を呼び込んだ。お立ち台では「おめでとう!」コールに促され、照れながら「7月8日に中村剛也、入籍しました!」と報告。「よく結婚できたねえ」と冷やかされた両親の前で男になった。

 5月11日のオリックス戦で顔面死球を受けた鬼門の球場。ほお骨骨折のけがを負ったが、彼女には「俺は無理してでもやるよ」と伝え、次戦も強行出場した。「今日はその雪辱ができた」結婚後初のアーチで、自宅でテレビ観戦していた新妻にもいい報告ができた。

参照元:スポーツ報知

◆楽天0―4ロッテ(11日・Kスタ宮城) 楽天はロッテに完敗して、泥沼の3連敗。この日も完封負けと打線が精彩を欠いた。重苦しいムードの中、唯一の明るい材料が鉄平外野手(25)の復活だ。この日のイースタン・リーグ、湘南戦(利府)に先発出場し、1安打。左足首ねん挫を負い、6月13日に登録を抹消されて以来の実戦で抜群の存在感を放ち、12日からの1軍昇格が決まった。

 鉄平のバットが火を噴いたのは初回だ。カウント1―2からの4球目を左中間へ運び、鮮やかな二塁打。続く西村の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。「感覚は思っていたより大丈夫でしたね」約1か月ぶりの打席でも、天才のバットはさび付いていなかった。

 打線の不振に苦しむ楽天。野村監督も「タイムリー欠乏症」を嘆き続けているだけに、得点圏打率4割を誇る鉄平の復活は吉報だ。視察した橋上ヘッドコーチは「あしたから先発で使ってもいいくらい」と“救世主”に期待を寄せた。

 急展開での1軍復帰に、本人は「びっくりしました」と苦笑い。もちろん気合は十分。「自分が入って何かが変わればいいんですが」という安打製造器が打線の起爆剤となる。

参照元:スポーツ報知

◆阪神2x―1広島=延長11回=(11日・甲子園) ガッツポーズで一塁を回ると、チームメートの手荒い祝福が待っていた。延長11回2死一、三塁。関本がカウント1―2からの4球目のスライダーを左前へはじき返した。「何としても勝ちたかったので必死でした」06年5月2日の巨人戦(甲子園)で代打サヨナラ本塁打を放って以来の劇打で、4時間14分の熱戦に終止符を打った。

 初ものに苦しめられた。プロ2年目右腕・前田健の変化球にタイミングが合わず、7回まで無得点。それでも8回に執念で追いつき、今季6度目のサヨナラ勝ちに結びつけた。連続試合2ケタ安打は10でストップしたが、救援5投手の無失点リレーもあり、クライマックスシリーズ進出マジックを54に減らした。12日の広島戦に勝てば、いよいよ優勝マジック(52か53)が点灯する。

参照元:スポーツ報知

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