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◆楽天2―7ロッテ(13日、Kスタ宮城) 突然の出番を意気に感じていた。7回無死満塁で代打・西岡が告げられた。「信頼されていると思った。集中した」。今季12勝、8連勝中の岩隈から同点に追いつき、なおもチャンス。振り抜いた打球は右前へ落ちた。2人がかえり、勝ち越しとなった。2005年から4年越しで7連敗中の岩隈をついにKO。天敵を打ち、ロッテが今季最多タイの5連勝で楽天にかわり4位に浮上した。
試合に出る予定はなかった。西岡は首と腰の痛みで痛み止めを飲んでいた。試合前にはバレンタイン監督から終日の休養を告げられていた。練習も途中で切り上げ、マッサージなどを受けていた。代打指名は突然だった。「詰まったけど、飛んだ場所がよかったね」。軽く素振りしただけで打席に入り、決勝打を放つあたりはさすがだ。
西岡の決勝打の直後、一、三塁からは代打・サブローが左前適時打。9回にもサブローの左越え2ランと里崎の適時打でダメ押し。先発の渡辺俊も6回2/3を2失点で7勝目を挙げた。チームの中心となる“五輪候補組”が活躍し、投打の歯車がかみ合った。「田中、岩隈に勝てたのは大きな自信になる」とボビーも今季初の同一カード3連勝に誇らしげだった。
6月7日に最大13・5だった首位とのゲーム差を、1か月余りで7に縮めた。リーグ戦再開の直前にバレンタイン監督は「大逆転して後世に語り継がれるチームになろう」とミーティングで士気を鼓舞した。西岡も「優勝が消滅するまで狙います」と3位確保とクライマックスシリーズ進出だけでは満足しない。広島との11・5ゲーム差を逆転して優勝した1996年、長嶋巨人の「メークドラマ」を超える「メーク・レジェンド」へ。混パの主役にロッテが名乗りをあげた。
参照元:スポーツ報知