スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
<オリオールズ0-4レッドソックス>◇7日(日本時間8日)◇オリオールパーク
レッドソックス松坂大輔投手(26)が、敵地での厳戒ムードの中で8日(日本時間9日)のオリオールズ戦に登板する。15勝目を狙う松坂は7日、約15分の軽いキャッチボールで、リリースポイントを重点的に確認したが、この日の試合で、翌日に影響しかねない乱闘騒ぎが起こった。
4回2死三塁、オ軍先発カブレラが、レ軍の三塁走者の偽走に慌て投球動作を中断したため、ボークで1点を献上。怒りにまかせ、次打者ペドロイアに対して背中を通り抜ける危険球を投じた。両軍が入り乱れてにらみ合う険悪なムードに発展。カブレラは退場となり警告試合とされた。
レ軍は先発レスターが7回無失点と好投し、4-0で快勝。地区優勝マジックを15とした。フランコナ監督は「内を攻めにくい中で冷静に投げた」とたたえたが、松坂も生命線のスライダー、カットボールを有効に使うためにも、内角攻めで立ち向かえるかがポイントになる
参照元:スポーツ報知
<オリオールズ11-5レッドソックス>◇8日(日本時間9日)◇カムデンヤーズ
レッドソックス松坂大輔投手(26)がメジャー最短、3回途中8失点でKOされ12敗目(14勝)を喫した。
1回にレッドマンにソロ本塁打を浴び1失点。2回は3者凡退に抑えたが3回に大乱調。2安打と四球で無死満塁。ここでマーカーキスに押し出し四球を与えまず1点。テハダの適時打で2点目。ミラーには2つ目の押し出し四球で3点目。その後2死を取ったがムーアに満塁本塁打を打たれKO。両手をひざにあてガックリとうなだれると、フランコナ監督が登場し降板した。
2回2/3、72球での降板はメジャー最短。8失点はメジャーワーストとなった。6安打8失点3四球で奪った三振は2個。防御率は4・44。
レ軍は1回にオルティスの28号2ラン、2回にも2点を挙げたが松坂が大誤算。2位ヤンキースが勝ったためマジックは15のまま。
参照元:スポーツ報知
ヒルマン監督は昨季、チームを44年ぶりの日本一に導き、就任5年目の今季も、小笠原、岡島の移籍で戦力低下が懸念される中で首位に立ち、日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズへの進出を目前にしている。
ヒルマン監督は米大リーグ、ヤンキース傘下のマイナー球団で監督に就き、2003年から日本ハムを指揮。昨季、バントを多用するなど日本スタイルへの転換に成功し、栄冠を手にした。
日本ハムでの監督通算成績(8日現在)は337勝312敗13分け。
日本ハム・ヒルマン監督「唯一の理由は家族。子どもたちが多感な時期を迎えるので、安定した教育環境をつくりたかった。これまでの5年間に全く後悔はない。今後どこかで監督をしても、これほど素晴らしいチームはないと思う」
日本ハム・大社啓二オーナー「ヒルマン監督はこの時点でも高い評価を得ている。今季が終わった時にもあらためて高い評価を与えられると思う。ただ、いずれ米国には帰る。それが残念ながら今季だった」
日本ハム・藤井純一球団社長「8月上旬に監督から来季は家族とともに生活したいという話があった。当然、来季も指揮を執ってもらうつもりで、慰留してきた。苦悩の決断だったが、意向を尊重したい」
◆トレイ・ヒルマン 現役時代は内野手として米大リーグ、インディアンス傘下のチームなどでプレー。89年からヤンキースの下部組織でコーチ、監督を歴任し、00年には3A最優秀監督に選出された。02年にレンジャーズのマイナー統括部長に就任し、03年から日本ハムの監督を務める。06年には25年ぶりのリーグ優勝と、44年ぶりに日本シリーズを制覇した。178センチ、81キロ。米テキサス州出身。44歳。
参照元:スポーツ報知
突如、アーチストの本能が眠りから覚めた。同点の2回先頭。日本での通算300打点を記録する24号ソロを右中間へ叩き込むと、4回には2打席連続の25号ソロ。さらに6回の二塁内野安打で猛打賞をマークし、2点を追う8回には、原監督が「土壇場の中での3本目。素晴らしい」と絶賛した26号ソロで、阪神に傾いた流れを再び引き戻した。すべて右中間から右へ力で運ぶ、スラッガーらしい3発だった。
打てたのは偶然じゃなかった。この試合から新モデルのスパイクで打席に立った。試行錯誤の末に、よりフィット感を増したナイキ社製の新作だ。メジャーリーグの契約選手も、まだ数人しか手にしていない最新兵器で強く打席の土を踏みしめ、アーチ量産への土台にした。
これだけ打っても、敗戦後の通路で見せた表情は、やはり暗かった。「負けてショックだ。3本ということは別に…」負ければ何も残らない。5番、6番、7番も経験した。らしくない打順を行き来している男が、125試合目にして見せた「4番打者」の責任感だった。
参照元:スポーツ報知
◆巨人8-9阪神(7日・東京ドーム) ひざを折りながら右手一本で振り抜いた。カウント2―1からの4球目、桧山は上原の126キロのフォークをバットの芯に乗せた。高く舞い上がった白球がオレンジ色に染まった右翼席最前列に吸い込まれていく。「競っていたので食らいつけば何とかなると思った」先頭の9回に飛び出した代打での3号ソロ。ピストル打線が、最後はマグナム砲で勝負を決めた。
チームカラーの表れた、対照的な熱戦だった。7発を放った巨人打線に対し、猛虎打線は8回まで単打のみの12本。「すごい試合で何と言ったらいいか分からないゲーム。長打が出てないと思っていたら、最後に出てくれた」と、岡田監督も土俵際で飛び出した決勝アーチに目を細めた。昨年9月以来の8連勝でチームは首位・巨人に0・5ゲーム差。きょう8日の直接対決を制すれば、一気に首位に躍り出る。
東京に足を運ぶ度に、桧山が楽しみにしているインタビューがある。インターネットのコラム連載のため、1992年の入団から16年に及ぶプロ野球人生を振り返る取材を受けている。「取材側の方の都合で東京に来た時に話をしているんだ。昔のことが懐かしくてね」ダメ虎が常勝軍団に変ぼうを遂げる間、チームを支えてきた。波乱万丈の日々を思い出しながら、明日への活力にしている。
5日の横浜戦(甲子園)後、自宅の玄関のドアに「1500試合出場おめでとう」と書かれた飾りがつけられていた。1つの区切りを乗り越え、この日が通算1501試合目の出場。愛する家族のためにも、まだまだフルスイングを続けるつもりだ。
代打本塁打は通算12発となり、八木(現野球評論家)の13発に続く球団2位に躍り出た。「僕にとってもチームにとっても大きなゲーム。首位とかは意識せずに、目の前の一戦、一戦を戦っていきたい」酸いも甘いも知り尽くした38歳が、逆転Vへのラストスパートを引っ張っていく。
参照元:スポーツ報知
テンポよく投げて、野手のリズムをつくろうと心掛けたという久保。今季2度目の完投勝利に「投げ損じが少なかった。ここにきて自分の思い通りの投球がまずまずできている」と昨季を上回る8勝目に満足そうに話した。
楽天・先発の一場は2回2/3を7安打3失点とKOされ3連敗。
参照元:スポーツ報知
オリックスは3連敗で、ソフトバンク戦の負け越しが決まった。
参照元:スポーツ報知
9回から登板した岩瀬が、秋山登(大洋)が1964年につくった9年連続50試合登板のプロ野球記録に並んだ。
岩瀬は99年の入団1年目からの記録で、通算520試合に登板し、先発は1度だけ経験。43勝25敗で149セーブをマークしている。
ヤクルトは先発の川島が好投も、救援陣が打ち込まれた。
参照元:スポーツ報知
注目される進退について、桑田はロサンゼルスで一大決心をした。「手術を受けます。もちろん手術をしても、今後どうなるかはわからない。でも、ベストを尽くすのが僕の生き方ですから」精密検査の結果を受けた結果、再びメジャーのマウンドに立つため、右足首にメスを入れることを決断した。
診察したのは、95年に桑田の右ひじ手術を執刀したフランク・ジョーブ博士に師事する医師で「足の権威」。検査はこの日の午後12時15分から約4時間に及んだ。エックス線、MRI(磁気共鳴画像)検査の結果、改めて「じん帯断裂」と診断された。
「右足首の外側がまったく機能していない。外側の2本のじん帯を再建する必要がある」と説明を受けた。病院を後にして、「相談しなきゃ」と日本に電話を入れた。だが、真紀夫人と話す前に気持ちは固まっていた。「結果が出た後すぐに、ジョーブ先生と電話で話しました。『I can fix it. I am not retired.(私が治してみせる。私だってまだ現役だ)』とおっしゃっていただいたんです」恩師の言葉に、手術への迷いは消えていた。
右足首の症状は想像以上に重症だった。担当医からは「投げるためだけでなく、手術をしなければ50~60歳になった時に、日常生活でも不自由を感じるようになる」と宣告された。「ショックでした。将来、指導者になった時、僕は自分でプレーして見せたいと思っていますから、そのためにもやらなきゃいけないと思いました」
手術後、復帰への道は険しい。約3週間ギプスで生活した後、走れるようになるまでに3か月。それから投げ始め、試合に登板するには約6か月かかる見込みだ。それでも桑田は復帰を目指す。「良くなることはあっても、失うものはない。もう一度万全の状態で、自然体で投げたいんです」視線の先には、未勝利で終わったメジャーのマウンドがある。
パ軍から戦力外通告を受け、さらに手術を重ねれば、簡単に働き場所が見つからないことも承知している。「でも、(来春)キャンプに参加させてもらって、そこから再びメジャーに生き残れればね」あきらめはしない。あこがれのメジャーマウンドもマイナー契約からつかんだ。「誰に何と言われても、僕の人生ですから。自分らしく生きたい」桑田の修行は40代へと続いていく。
参照元:スポーツ報知
◆松井稼の打席別結果
第1打席 1回 右中間本塁打 打点2
第2打席 2回 二ゴロ
第3打席 5回 四球
第4打席 7回 二ゴロ
第5打席 8回 左飛
参照元:スポーツ報知
◆ロイヤルズ2―3ヤンキース(7日・カンザスシティー) ひざを痛めているヤンキースの松井秀喜外野手は「5番・指名打者」で先発出場し、4打数無安打だった。
松井秀は欠場と移動日を挟み、3日ぶりの出場。トーレ監督は「マツイは休みを取れた。それがエネルギーになってくれれば」と指名打者で5番に据えたが、4打数無安打。ここ6試合で20打数1安打。気が付けば深みにはまっている。
「それほど悪くない。結果としては悪かったけど」と話すように、打席での余裕がないわけではない。追い込まれても粘り、ストライクゾーンに投げさせて打っている。ただ、その打球が安打にならない。
打撃の状態について「(狂いは)若干はある。その辺は修正できる」と言う。プレーオフ進出を懸けて戦いながら、いかに早く修正できるか。残りは21試合となった。
◆松井秀の打席別結果
第1打席 2回 一ゴロ
第2打席 4回 右飛
第3打席 6回 投ゴロ失
第4打席 7回 四球
第5打席 9回 右邪飛
参照元:スポーツ報知
城島健司は「7番・捕手」で4打数1安打。打率は2割8分8厘。
イチロー「(チームが)バランスを失っているのは間違いない。(順位争いと首位打者争いを)両立させたい。どちらかを犠牲にすることはないです」
城島「(ワイルドカードを争うタイガースに完敗)一つ勝つことは大変。それは今に始まったことではない。これが9月のロッカールームです」
◆イチローの打席別結果
第1打席 1回 一ゴロ
第2打席 3回 左飛
第3打席 6回 左飛
第4打席 8回 二ゴロ
◆城島の打席別結果
第1打席 2回 遊ゴロ
第2打席 5回 三振
第3打席 7回 左安打
第4打席 9回 三ゴロ
参照元:スポーツ報知
プロ野球コミッショナー事務局は7日、今秋実施されるハワイのウインターリーグへの参加選手を発表。
セ・リーグはヤクルトと阪神の2球団、パ・リーグはソフトバンクを除く5球団から計19選手が派遣される予定で、高校生ドラフト1巡目入団のルーキー木村(西武)らが選ばれた。派遣選手は4チームにそれぞれ配属され、現地時間の9月29日から11月19日までの間に各チームが40試合を行う。
同リーグは昨秋、9年ぶりに復活し、横浜と広島を除く10球団から約30選手が派遣された。
参照元:スポーツ報知
◆中日1-3巨人(6日・ナゴヤドーム) 巨人の高校生ルーキー・坂本が大仕事をやってのけた。延長12回2死満塁、代打で登場した18歳は中前へ決勝の2点適時打。プロ初安打が天王山となった3連戦の勝ち越しを決める貴重な一打となった。投げては7回1失点の先発・内海の後を受けた豊田―上原―西村で5イニングを無失点リレー。敵地で5時間15分の死闘を制し、クライマックスシリーズ進出マジックを15とした巨人が、V奪回へ弾みをつけた。
詰まった。それでも振り切った。坂本はありったけの力を両腕に込めた。打球はフラフラと上がる。「落ちろ、落ちろ!」内野手の頭を越え、中堅の芝にポトリと舞い落ちた。その瞬間、ベンチ、そしてG党の願った“奇跡”は現実となった。
心の準備はできていた。延長12回2死二塁から小笠原が歩かされたとき、原監督に呼ばれた。「(阿部も歩かされて)満塁なら行くぞ」そして主将も勝負を避けられ、舞台が巡ってきた。カウント2―2から高橋の144キロ、高めの直球をはじき返した。プロ3打席目で生まれた初安打が、決勝の2点適時打となった。天王山第3ラウンド、5時間15分の死闘…。価値を証明する形容詞が次々と浮かぶ一戦を決めたのは、18歳の高卒ルーキーだった。
「気持ちで打ちました。落ちるかな、あっ、落ちちゃったという感じ。最高です」無数のカメラに囲まれ、ぎこちないガッツポーズをつくりながら、まばゆいフラッシュを浴びた。「思いきりいってこい」と送り出した指揮官も「あの場面で期待に応えてくれた。(プロ)1年生ですけど、本人にも自信になったんじゃないですか」と孝行息子をほめあげた。
もちろん、巨人には不動の遊撃手・二岡がいる。だが、故障などの有事を想定した原監督が「そういう状況ならば、今年からでもスタメンで使っていいくらい」と評する逸材だった。しかし、一つ道を間違えば、誕生しなかった。故郷の兵庫から、高校入学の際に青森の光星学院を選んだ。だが、ホームシックから野球をやめようとした。耳にピアスの穴を開けようとした。それでも、1年の冬にチームメートの説得で翻意して以来、野球を続けさせてくれたことへの感謝の気持ちを忘れたことはない。
クライマックスシリーズ進出マジックを15と減らした価値のある白星は全員でつかんだ。先発・内海は先取点こそ許したが、7回まで3安打1失点の力投。若き左腕からバトンを受け取った豊田、上原が2回ずつを投げ、毎回走者を出しながら無失点と踏ん張った。「同点ならば上原にもう1イニング、お願いしようと思っていた」と指揮官も“奥の手”を覚悟した矢先に、高校生ドラフト1巡で入ったルーキーの決勝打。最後は西村が3人で片づけ、プロ初セーブをマーク。野手は控え捕手の加藤以外、全員が出場。まさに総力戦だった。
プロ初安打した記念球は、大事にカバンにしまい込んだ。誰に1番に伝えたいかを問われ坂本は即答した。「お母さんです。寮に帰って報告します」6月に小腸がんで他界した実母・松村輝美さん(享年47歳)の遺影が自室に飾ってある。生前に目の前で放ったホームランボールがささげられているが、供養の品が加わる。頼もしい新星が力強い輝きを放った。
◆坂本 勇人(さかもと・はやと)
▼生まれ 1988年12月14日、兵庫県伊丹市生まれ。18歳。
▼サイズ 184センチ、75キロ。右投右打。
▼球歴 昆陽里(こやのさと)小1年から「昆陽里タイガース」で野球を始める。松崎中時代は「伊丹シニア」に所属。光星学院では1年秋から遊撃手でレギュラーとなり、2年春からは4番を打つ。3年春にセンバツ出場も初戦敗退。高校通算39本塁打。
▼あこがれ 幼少時代から、二岡を尊敬している。「右打者で、しかもショートで、あれだけ大きい当たりも打てる人はほかにいません」と1軍昇格後も、同じグラウンドで練習できることですら感激している。
巨人・原監督「(坂本は)ああいう場面でよく期待に応えてくれた。小笠原が歩かされたとき、(相手が)満塁策を取ることを考え、準備しておくように伝えた。まだ1本目のヒットだし、これから積み重ねてもらいたい。(同点なら)もう1回、上原にお願いしようと思っていた。意義のある大きな1勝です」
参照元:スポーツ報知
2被弾で2回までに3失点も、山崎武の3ランなどで逆転。11勝目の権利を一度は手中にした。しかし、7回1死から本多への四球が命取り。多村の振り逃げで2点差となって降板すると、救援陣も流れを止められなかった。「いらんところで四球を出しすぎ」と反省。テレビ解説で観戦した、北京五輪日本代表の大野豊投手コーチも「安定感がもう一つ」と指摘した。
今季開幕5連勝したソフトバンクにこれで2連敗。「相手も目の色が変わった? そりゃありますよ」と短く答えた。今季159奪三振で99年の西武・松坂(現Rソックス)の1年目の数字(151)は超えたが、課題の方が強く残った。
参照元:スポーツ報知
7回、松中の左前適時打などで3点差を追いつき、なおも1死二、三塁で代打・井手。マウンドが左の有銘から右の永井に代わっても「おまえは右の方が打っている。代えないからな」と送り出すと、勝ち越しとなる中越え2点適時二塁打で期待に応えた。今季初のお立ち台でガチガチだったプロ6年生は「打てそうな気がしていた。ここ一番で貢献できてよかった」と照れ笑い。試合のなかったロッテを抜き、3日ぶりの2位浮上。首位・日本ハムにも2ゲーム差と半歩前進した。
参照元:スポーツ報知
横浜・石井琢朗内野手(37)は6日、横浜市内の病院でMRI(磁気共鳴画像)検査を受け、「右手首豆状骨骨折」で全治1か月と診断され、出場選手登録を抹消された。同選手は5日の阪神戦(甲子園)の初回、上園から右手首付近に死球を受け、そのまま交代していた。
升永チーフトレーナーは「骨が完全にくっつくまで1か月はかかる」と説明。リハビリ期間などを考えれば、石井の今季中の復帰は絶望的となった。大矢監督は「不注意でやったわけじゃないしな。(石井の離脱は)こっちだって痛いよ」と頭を抱えた。クライマックスシリーズ進出への戦いの真っ最中だが、守りの要だった石井の離脱は大きな痛手となる。
参照元:スポーツ報知
痛烈なライナーがレフト前へ伸びた。9回無死満塁からのサヨナラ打。一塁を回ったシーツは「子供の時のアメフトのようだった。みんなにたたかれないように逃げ回ったよ」とおどけた。タテジマが描いた歓喜の輪が、虎ナインの一体感を象徴していた。
それから約3分後。「フ~」と小さな息を吐いた。ベンチ裏の階段を上る岡田監督の足が、コンマ数秒間だけ止まった。今季7度目のサヨナラ勝ちの余韻に浸ると同時に、知力を使い果たした疲労に襲われた。
0―0の9回無死一塁で鳥谷の送りバントが捕手・相川の野選を誘った。無死一、二塁となり、岡田監督がベンチを出た。次打者の赤星に耳打ちした。「任せた」―。強攻策だ。
「セカンドにランナーが進んだわけやし、なんぼ(長打の少ない)赤星でもな。前進守備なら外野の頭を越えるやろ」赤星は「今までの野球人生の中で一番難しい打席だったかも」と振り返った。だが、岡田監督は赤星の対応力を信じた。その攻めの采配が、バントも予想していた横浜を困惑させた。結果は四球。無死満塁として、シーツのサヨナラ打を引き出した。
8回までに毎回の9安打を放ちながら、1点も奪うことができなかった。拙攻の連続は負けパターンに近かった。しかし「こっちは後ろのピッチャーがいい」と久保田、藤川が7回からの3イニングを1安打無失点に抑え込んだ。守っても、シーツが3回2死三塁で村田の三塁線のゴロを好捕。今季11度目の無失点ゲームで、横浜に勝機を許さなかった。
昨年9月に9連勝して以来の7連勝で、クライマックスシリーズへのマジック「19」を点灯させた。今日、東京ドームに乗り込む。巨人との3連戦。「(首位奪取の狙いは)みんな分かってると思う。思い切って暴れてきたい」最大12ゲーム差からの大逆襲を演じてきた岡田阪神。伝統の一戦で、歴史的な逆転Vへの弾みをつけるつもりだ。
参照元:スポーツ報知