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◆巨人8-9阪神(7日・東京ドーム) 3本目のアーチをかけてベンチに戻った李承ヨプは、かすかな笑顔を作りながら顔を左右に振った。自分が信じられない。「どれもギリギリのコースだったので、ミートを大事にして打った」芯に当たりさえすれば、打球は驚くほど飛んでいった。来日4年目で大砲が初めて記録した1試合3発は、悔しい敗戦の中で輝いた光だった。
突如、アーチストの本能が眠りから覚めた。同点の2回先頭。日本での通算300打点を記録する24号ソロを右中間へ叩き込むと、4回には2打席連続の25号ソロ。さらに6回の二塁内野安打で猛打賞をマークし、2点を追う8回には、原監督が「土壇場の中での3本目。素晴らしい」と絶賛した26号ソロで、阪神に傾いた流れを再び引き戻した。すべて右中間から右へ力で運ぶ、スラッガーらしい3発だった。
打てたのは偶然じゃなかった。この試合から新モデルのスパイクで打席に立った。試行錯誤の末に、よりフィット感を増したナイキ社製の新作だ。メジャーリーグの契約選手も、まだ数人しか手にしていない最新兵器で強く打席の土を踏みしめ、アーチ量産への土台にした。
これだけ打っても、敗戦後の通路で見せた表情は、やはり暗かった。「負けてショックだ。3本ということは別に…」負ければ何も残らない。5番、6番、7番も経験した。らしくない打順を行き来している男が、125試合目にして見せた「4番打者」の責任感だった。
参照元:スポーツ報知
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