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◆レッドソックス7―4オリオールズ=7回途中降雨コールド=(14日・フロリダ州フォートマイヤーズ) レッドソックスの松坂大輔投手(27)の倫世夫人(33)が15日の午前、米国ボストン市内の病院で第2子となる体重3010グラムの長男を出産した。14日のオリオールズ戦に登板した同投手は試合後、キャンプ地のフォートマイヤーズから空路、ボストンに戻っていた。母子の健康が確認されれば、松坂はチームとともに20日、来日。25、26の両日、アスレチックス相手に行う公式戦開幕シリーズ(東京D)に凱旋先発することが決定的となった。
松坂の来日、そして凱旋先発が事実上、決まった。倫世夫人の出産に立ち合うことになっていたため、チームの来日時期と重なる場合は米国にとどまる意向を示していたが、15日の早朝、第2子が生まれた。今後、母子の健康が確認されれば松坂はすぐにキャンプ地へ戻り、他のナインとともに20日に来日。25、26日の開幕シリーズのいずれかに先発することが決定的だ。
14日はオープン戦のオリオールズ戦に先発。いつものように立ち上がりに苦しんだ。先頭のレッドマンにカウント2―0から右前安打を許しすなど初回に24球を費やした。「とにかくストライクを先行させ、勝負を早める」意識をして上がったマウンドだったが、「早めに追い込むのは難しくない」ものの、決め球が決まらなかった。
ファレル投手コーチと「ゴロで打ち取る」という課題を持って臨んだ。4イニングで6つの内野ゴロ。3回にはモーラに左越えソロを浴びたが、4安打2失点にまとめた。「球の走りと制球と、まずまずですね」とオープン戦4試合目の登板を振り返った。
試合後、フランコーナ監督は、松坂の次回先発をいったん19日のブルージェイズ戦に決めた。「(松坂が立ち会いを望む)夫人の出産が入れば、その時点で予定変更する。まだ日本行きは確定できない」とファレル投手コーチは試合直後、話していたが、ジュニア誕生で来日は決定した。
開幕候補だったエース・ベッケットが腰痛で離脱しており、開幕投手を任される可能性は高い。首脳陣が19日の登板を決めたことは、松坂に開幕戦登板を託すプランが現実味を帯びてきたことを意味する。中4日で25日に先発し、日本人投手としては野茂英雄以来2人目の開幕投手となるか、あるは中5日で第2戦目になるか。いずれにせよ、凱旋マウンドで日本のファンを沸かせることになる。
参照元:スポーツ報知
右肩の張りを訴えているソフトバンクの馬原孝浩投手(26)が14日、横浜市内の病院でMRI(磁気共鳴画像)検査を受け、右肩筋の炎症と診断された。全治などは不明。治療や練習メニューなどは、今後の様子を見て判断する。
馬原は12日の練習中に右肩の張りを訴え、この日のロッテ戦は欠場した。王監督は同投手の症状について「特に深刻とは聞いてないが、多少の休養は必要だろう」と話しており、しばらくは投球練習なども控える。20日の開幕戦もほぼ絶望的な状況となっている。
◆代役にガトー 苦渋の配置転換に踏み切った。ストッパーを先発要員のガトームソンが務めた。「慣れない状況で緊張したけど、問題なかったよ」1四球こそ出したが、難なく無失点で試合を締めた。守護神・馬原が右肩の張りを訴え、開幕絶望が予想される。代役に浮上したのが04年、2Aサンアントニオで25セーブを挙げた実績を持つガトームソンだった。「チームのためなら、何でもするよ」と本人は前向きだ。
参照元:スポーツ報知
左ひざ手術からの再起を目指すオリックス・清原和博内野手(40)が13日夜に体調不良を訴え、大阪市内の病院で診察を受けた結果「ロタウイルス感染症」と診断されたことが分かった。嘔吐(おうと)、下痢、発熱などがあり、3日間自宅で静養し、周囲への感染を考慮して1週間は、練習を控える。
「ロタウイルス感染症」は感染性胃腸炎の一種で、強い感染力が特徴。本屋敷コンディショニングコーチは「練習再開は未定。様子を見て決める」と話した。清原は春季キャンプ終了時点で開幕について「何が何でも間に合わせるという気持ちはない」と左ひざの回復に慎重で、開幕出場を見送る考えを示していた。
参照元:スポーツ報知
◆横浜8―8日本ハム(14日・横浜) まだ1人残っていた。サトー。「ヨシノリ」でなく、名は「ショーマ」。ヤクルト・由規、日本ハム・中田が相次いで2軍落ちする中、横浜の高卒ルーキー、佐藤祥万(栃木・文星芸大付)が開幕1軍へ存在感をアピールだ。オープン戦3度目の登板は5回。若さを勢いに変えて3者凡退。坪井のボテボテの投ゴロでは華麗なフィールディングを披露し、中日・佐藤スコアラーも「高卒新人とは思えない」と絶賛。6回は1死から稲葉に本塁打を許したが、昨季のパ首位打者を「制球も安定しているし、いい投手」と驚かせた。
1回2/3を1失点。最速141キロの直球は「球持ちがよく、出どころも見づらく、ロッテ成瀬のように球速以上に感じる」(西武・白鳥スコアラー)。クセ球で、これが大いなる武器。キレのあるスライダー、カーブをまぜ、開幕1軍切符を引き寄せた。「このまま何とか(1軍で)頑張らせたいね」と大矢監督。横浜の高卒新人投手で開幕1軍入りは89年、野手転向前の石井琢以来、19年ぶりだ。「即戦力と言われていた由規でも2軍。プロは厳しいですね」同級生の無念を胸に、ショーマが高卒新人の先頭に立って暴れる。
◆佐藤 祥万(さとう・しょうま)1989年8月18日、栃木・日光市生まれ。18歳。甲子園は07年夏の3回戦が最高。同年の高校生ドラフト4巡目で指名され、契約金3500万円、年俸480万円(推定)で入団。172センチ、74キロ。左投左打。
参照元:スポーツ報知
◆西武3-5楽天(14日・西武ドーム) 昨季・最多勝だった西武・涌井は5回4安打2失点だったが、渡辺監督は4年目右腕に初の開幕投手を任せることを明かした。
涌井が初めて開幕投手を務めることが、正式に決まった。この日、ロッテ戦前に渡辺監督が本人に伝えた。マウンド上では絶対に表情を崩さないクールなエースも、さすがにうれしそうだった。プロ4年目での初の大役に「めったに任されることじゃないので、何とかチームに勝ちを与えたいですね」と素直に喜んだ。
最多勝投手の称号を得た今年は、自信を持って開幕のマウンドに立つ。オープン戦最後の登板となったこの試合、5回を投げて4安打2失点。序盤は直球が高めに浮くなど、立ち上がりに課題を残した。2回、味方の攻撃中にブルペンで緊急調整し、4、5回は胸元を深くえぐる新シュート、球速を増した新スライダーを有効に使って3者凡退に封じた。「やりたいことはできた」と仕上がりに自信をみせた。
20日、開幕戦の相手は前回のオープン戦で4失点を喫したオリックス。カブレラ、ローズ、ラロッカを擁する強力打線だが「左はそんなに多くないし、シュートをうまく使えれば大丈夫だと思う」と勝算をはじく。精神面でもタフなエースが、新生西武の船出を勝利で飾る。
◆新人工芝に苦戦 ○…この日の試合は、人工芝と大型ビジョンを改装した西武ドームの新装オープンだったが、昨年より毛足が長くなった人工芝に選手は四苦八苦。遊撃で内野の要を務める中島は「変なところで足を取られた」。捕手の細川は「ライン際の打球が切れないので、バント処理に慣れるまで苦労しそう」と首をひねっていた。
参照元:スポーツ報知
◆西武3―5楽天(14日・西武ドーム) 昨季のパ新人王、楽天・田中が先発し、7回6安打3失点、9奪三振の好投で自身オープン戦最後の登板を締めくくった。開幕2戦目のソフトバンク戦(22日・ヤフーD)先発へ、盤石の仕上がりだ。
バスに引き揚げるマー君の足取りは軽かった。それが、満足のいく調整を物語っていた。直球、変化球、そしてコース…ほとんどの球が思い通りに投げられた。「不安はないです。バッチリです」19歳、プロ2年目の右腕は、そうハッキリと言い切った。
オープン戦の締めくくりにふさわしい、落ち着いたマウンドさばきだった。この日は最速148キロの直球がさえ、何よりも武器のスライダーが切れた。西武の主砲・ブラゼルから3三振を奪うなど7回で計9奪三振。「西武には新戦力もいましたが、投げながら(攻め方を)イメージできたと思います」マウンドでは、余裕すらあった。
オープン戦3試合、18イニングで22奪三振。剛腕は健在だ。「打たれた安打6本のうち、5本は直球。もっと直球に磨きをかけないと」と野村監督は注文をつけたが、それは期待の裏返し。開幕投手は岩隈に譲っても、マー君がローテの要であることに変わりはない。
昨年からの課題だったクイックモーションは、もう気にならないほどに仕上がった。テクニカルな面だけではない。食べ盛りでも、登板前は炭水化物、登板後はたんぱく質を摂取するというように、体調管理にも気を配ってきた。
「先取点を与えたり、追い込んでからの制球などを反省したいですね。公式戦では苦しい展開になる。でも、去年と変えるところは別にないと思っています」期待が大きいほど燃え上がる。2年目のシーズン開幕を1週間後に控えたマー君の目は、昨年以上に輝いていた。
参照元:スポーツ報知
【台中(台湾)14日】日本代表・星野仙一監督(61)が、開幕2軍スタートが決まった日本ハムの高校生ドラフト1巡目、中田翔内野手(18)=大阪桐蔭高=を、今月中に発表される北京五輪の第1次代表候補70人に入れると明言した。潜在能力の高さを評価する同監督。大化けを信じて、同じく開幕2軍のヤクルト・佐藤由規投手(18)=仙台育英=とともに、メンバー選出を決めた。
初志貫徹だった。中田の開幕2軍が正式に決まっても、星野監督の考えが揺らぐことは全くなかった。「中田には(第1次候補に)マルが付いとる。70人に入れるよ。ほかにおらんやろ」失意の怪物に対し、代表候補入りの内定通知を出した。
2月10日、阪神との練習試合(名護)で“プロ初アーチ”。華々しいデビューを飾ったが、オープン戦では一転して思うような結果を残せず、どん底に突き落とされた。「そりゃ、プロの壁には当たるでしょう」1月に中田の代表候補入りを示唆していた闘将は打率1割1分8厘、1本塁打、2打点と物足りない成績を、むしろ当然の結果、と見ていた。
それでも、代表候補に加えたのは「20年に1人の逸材」という言葉から分かるように、底知れぬ爆発力を秘めた素材だからだ。「本人の励みにもなるだろうし、爆発的に成長をするかもしれない」と説明。オリックス・清原が新人時代(当時は西武)、1軍のレベルに慣れ始めた5月以降から力を発揮、最終的に打率3割4厘、31本塁打、78打点を残したように、想像を超える成長を期待できると信じたからだ。
代表候補に選ばれながら、チームでは1軍から落選。このいびつな“関係”を修復するため、星野監督は打撃よりも守備力のレベルアップを図るように求めた。「守れれば、たとえ打てなくても我慢して使うことができるんだよ」と指摘。さらに「守りを鍛えていけば、下(下半身)も鍛えられ、バッティングがよくなる」と、打撃との相乗効果まで力説した。
8月の本大会に出場するためには、まずは日本ハムで周囲を納得させる成績を残す以外に道はない。「1軍か、2軍かは梨田監督が決めること。オレが監督なら毎日、特守をさせるわ」最後には育成方法まで披露した。天国から地獄へ突き落とされた怪物が自力ではい上がってくることを、星野監督は待っている。
◆由規&大場も内定
○…星野監督が「由規も入れたよ」と明かしたように、ヤクルト・由規も代表候補に入ることが内定した。本大会は予選リーグ7試合、決勝2試合の計9試合という過密日程のため、投手陣の強化を挙げており、連投がきく新人右腕もメンバーに加えた。また、昨年12月のアジア予選に出場した代表24人は全員、代表候補入り。プレ五輪(北京)に出場した大場、久米(いずれもソフトバンク)も候補としてリストアップしている。
◆台湾・韓国戦視察 星野監督警戒「昨年と違う」
○…星野監督はこの日、田淵ヘッドらコーチ陣とともに北京五輪世界最終予選、台湾・韓国戦を視察した。序盤から競り合う展開に「野球のやり方だけじゃなく、選手、作戦が違う」と、昨年のアジア予選とは違った激しい戦いぶりを入念にチェックした。この日で3日間にわたる視察を終了。「とても意義があった。カナダも、3Aや2Aの選手が出てくるだろうね」と、本大会への出場切符を手にした韓国、台湾、カナダの3か国に警戒を強めていた。
参照元:スポーツ報知
◆レッズ7―7ヤンキース=延長10回途中降雨コールド=(14日・フロリダ州サラソタ) ヤンキースの松井秀喜外野手は「3番・指名打者」で四球、中飛、中飛、空振り三振の3打数無安打だった。試合は延長10回途中降雨コールドゲームで引き分け。
松井秀は中堅手の定位置より深い飛球を2本放ったが、いずれもフェンスには届かず。「スイングは悪くないけど、詰まってしまった。同じような当たり」と振り返った。
手術を受けた右ひざを考慮して指名打者で開幕に臨む予定だった。だが乱闘に加わったカブレラの開幕からの出場停止処分がこの日発表され、左翼での開幕戦出場が確実となった。
参照元:スポーツ報知
◆マリナーズ9―4ロッキーズ(14日・アリゾナ州ピオリア) マリナーズのイチロー外野手は「1番・中堅」で出場、オープン戦1号本塁打を放つなど4打数2安打2打点だった。内容は二飛、右前打、右中間本塁打、二ゴロ。
城島健司捕手は「8番・捕手」で出場し、左前打、空振り三振、遊ゴロの3打数1安打1打点だった。
イチローは3回2死三塁での3打席目で、5年ぶりとなるオープン戦での本塁打を放った。「ま、ストーリーからいけば今日ホームランというのが一番ですから」。自己ワースト26打席連続無安打が止まった翌日の一発を「狙っていた」と涼しげに振り返った。
1打席目はわずかにしんを外して二飛に倒れた。「本当は1打席目に打つのが一番よかった。それに失敗したので今日はチャンスがないかなと思っていた」という。
「結果が出ていないことで盛り上がれば盛り上がるほど、僕はやりやすい。昨日までは楽しかったけど、今日の感じは楽しくない」快音と共にイチロー節も戻ってきた。
一方の城島は「3打席目がよくなかった。今日は内容がよくない」と苦笑いだった。1打席目に左前適時打を放ったが、3打席ともイメージとは反対側に打球が飛んだという。「イチさんがホームラン打ったから、おれも打ってきます、と打席に入った。そこで見え見えの真っすぐがど真ん中にきたんだけど」と打ち損じ、遊ゴロだった。
参照元:スポーツ報知
アストロズの松井稼頭央内野手が、痛めていた臀部(でんぶ)の手術を受けることが14日、発表された。手術は17日にチームの本拠地ヒューストンの病院で行われ、復帰までに約2週間かかる見込み。
松井稼は臀部の痛みのため8日のナショナルズ戦を以降、オープン戦を欠場していた。
参照元:スポーツ報知
◆レッドソックス7―4オリオールズ=7回途中降雨コールド=(14日・フロリダ州フォートマイヤーズ) レッドソックスの松坂大輔投手は先発で4回を投げ、ソロ本塁打を含む4安打2三振で2失点だった。チームは7回途中降雨コールドゲームで勝った。
松坂は同じ東地区のオリオールズを相手に、実戦を意識して登板。「ストライクを先行させ、勝負を早める意識で投げた」と言う。100球程度で交代を命じられるメジャーでは球数を減らす工夫が完投、完封につながる。今季は効率よく打者を抑えることがテーマだ。
先頭打者のレドマンは2球で追い込んだが、カットボールを右前に運ばれる。4番ハフにはフルカウントから甘い速球を適時打された。「次回は立ち上がりに気を使って投げたい」と話したが、3回は2死で迎えたモーラにソロ本塁打を浴びる。4回で53球を費やし、2失点の内容に表情はさえなかった。
出産に立ち会いたいという第2子誕生を間近に控え、東京ドームでの開幕戦に行けるかどうかは微妙だ。
参照元:スポーツ報知
◆巨人2―2西武(13日・岐阜) うなりを上げるようなボールだった。3回1死一塁、星は盗塁を試みた昨年のパ・リーグ盗塁王・片岡をストライク送球で刺した。「ステップが少し後ろに流れたけど、まずはアウトにすることが大事ですから」チームトップクラスの強肩をアピールし、堂々と胸を張った。
左すね打撲で離脱中の正捕手・阿部に代わってマスクをかぶった若武者が結果を残した。5試合連続スタメンとなったこの日は東野を巧みにリードした。課題の打撃では5回無死一塁で帆足の変化球にしぶとく食らいつき、右前に運んだ。同じ打席でエンドランと送りバントを失敗。「とにかく必死でした」と振り返った。
阿部の負傷を受け、原監督は「今がチャンスだと思わないといけない」と星の奮起を期待していた。阿部は28日のヤクルトとの開幕戦(神宮)には間に合う見込みだが、コンディションを考えればバックアップ要員は必要不可欠。夏には五輪も控えているため、2番手捕手の存在がチームを大きく左右するからだ。試合後、指揮官は「存在感が出てきた。もともと肩には非常に魅力があるが、打者としても実戦向き。彼に足りないのは経験だからね」と目を細めた。評価は急上昇だ。
札幌遠征中の7日、伊原ヘッドコーチや篠塚打撃コーチに呼ばれ、厳しい言葉で叱咤(しった)激励された。首脳陣の期待は痛いほど感じている。「1軍で使えると思ってもらえるにはまだまだです」村田善、実松らと争う1軍枠。絶対に負けない。
参照元:スポーツ報知
期待の19歳、坂本が開幕1軍への最終試験を迎える。西武戦に「6番・遊撃」で先発出場し、4打数2安打1打点。練習試合も含め、最近3試合で10打数6安打3打点の成績を残した。原監督は16日の阪神戦(東京D)からベストメンバーをそろえ、開幕戦のベンチ入りへ絞り込みを進める考え。オープン戦に同行する野手16人のうち最大3人が落選するが、坂本の残留は濃厚。巨人では1994年の松井秀喜(ヤンキース)以来、14年ぶりの10代開幕スタメンへ夢をつないだ。
上半身が前のめりになりながらも、バットは振り切った。柔軟な下半身が、坂本のスイングを支えている。ライナーで左中間を破る先制の適時二塁打。「タイムリーが出て、ホッとしました」胸を張り、顔を上げ、ファンの声援に応える姿は堂々としていた。
4回2死一塁、カウント2―1。外角低めのチェンジアップを強振した。「うまく拾われた。抑えたかったけど、いいバッターだよ」打ち取ったコースをタイムリーにされ、帆足が舌を巻いた。篠塚打撃コーチも「追い込まれても、ああいう形で打てるのは(打撃レベルを)一つ上げたんじゃないか」と絶賛した。
技術の次は、チーム打撃を見せた。6回無死一塁、フルカウントから中前へヒットエンドランを決めた。この日の試合前にも原監督から直接指導を受け「上半身だけで打たないように」と念を押された。2本の安打は、いずれも追い込まれてから。早打ちしなくても慌てることはない。教えられた通りに打てば結果を残せる。そんな確信を19歳はつかんでいる。
「ヒット2本打てたんで、いいアピールができました」と坂本は笑顔で振り返った。練習試合を含め、最近3試合で10打数6安打3打点の大変身。3月に入った当初は鼻水が止まらず、「もしかすると花粉症になっちゃったかも」と落ち込んでいた。集中力を保てず、9日まで打率は1割5分4厘。どん底から復活した。「やっぱり風邪だったみたいです」今では鼻水も止まり、打席での集中力が続く。自然と結果がついてきた。
11日の阪神戦(スカイマーク)では4打数4安打1打点。12日の阪神との練習試合では二塁で初先発し、軽快な動きを披露した。3日連続でアピールを続ける坂本に、原監督もうなずいた。「16日というのが分岐点という意味で考えている。その辺のメンバーを参考にしている」名前こそ出さなかったが、表情から坂本への期待をうかがわせた。
16日の阪神戦までに、オープン戦に帯同している野手16人から最大3人が落選する。左ひざを手術した二岡、小笠原、発熱で調整中の高橋由も加わり、開幕への戦力整備は最終局面を迎える。開幕1軍、そして開幕スタメンへ、19歳の挑戦は最終ステージへ突入した。
◆坂本の難関突破メモ
▼キャンプで昇格 宮崎での春季キャンプはレギュラーを狙う若手中心のB班スタート。フリー打撃などで長打力を見せつけ、2月19日の紅白戦で2安打4打点。翌20日に主力・ベテランのA班に合流した。
▼オープン戦帯同切符 紅白戦、練習試合の計7試合で打率.375、1本塁打、6打点の成績を残し、キャンプを打ち上げ。3月1日からのオープン戦に帯同する野手17人に加わった。
▼最終試験へ オープン戦序盤は苦しんだが、3月11日の阪神戦(スカイ)で4打数4安打1打点と勢いを取り戻した。ここ3試合で10打数6安打3打点。3月16日の阪神戦(東京D)で1軍に残る可能性が高い。
参照元:スポーツ報知
◆横浜8-8日本ハム(14日・横浜) 日本ハム先発の藤井秀悟は5連打を許すなど、6回を9安打6失点と奮わなかった。打線は小谷野栄一内野手の3ランなど4本塁打を放った。横浜は開幕投手が有力の三浦大輔が4回3失点。4回に一発を浴びた。
参照元:スポーツ報知
◆西武3-5楽天(14日・西武ドーム) 楽天の先発、田中将大投手は7回3失点で9奪三振。フェルナンデスが2ランを含む2長打と調子を上げてきた。西武の先発、涌井秀章投手は、5回を4安打2失点と安定した内容だった。
参照元:スポーツ報知
ロッテ・成瀬善久投手(22)が14日、ソフトバンク戦とのオープン戦(千葉)に先発し、5回を7安打7失点と打ち込まれた。
3回まで1安打の滑り出しだったが、4回に急変した。1死後に連続四球で一、二塁とすると、5番・松田以降に5連打されるなど、打者11人の猛攻で大量7点を失った。公式戦でも経験がない初体験の炎上に、「4回はフォームが崩れて修正できなかった。当然と言えば当然の結果」と肩を落とした。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ、カブスを解雇された高津臣吾投手は13日、ホワイトソックスのテストを受けることを明らかにした。テストは15日に予定され、内容次第でマイナー契約を結ぶという。
参照元:スポーツ報知
臀部(でんぶ)の痛みのためオープン戦を欠場しているアストロズの松井稼頭央内野手は13日、ドジャースとの試合前の練習で黒田にあいさつした。2人はオフに、自宅のあるロサンゼルスで食事に出掛ける仲。松井稼は「楽しみにしていたんだけど。でも、まだシーズンで対戦があるから」と話した。15日には出場できる見込みという。
参照元:スポーツ報知