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◆西武3―5楽天(14日・西武ドーム) 昨季のパ新人王、楽天・田中が先発し、7回6安打3失点、9奪三振の好投で自身オープン戦最後の登板を締めくくった。開幕2戦目のソフトバンク戦(22日・ヤフーD)先発へ、盤石の仕上がりだ。
バスに引き揚げるマー君の足取りは軽かった。それが、満足のいく調整を物語っていた。直球、変化球、そしてコース…ほとんどの球が思い通りに投げられた。「不安はないです。バッチリです」19歳、プロ2年目の右腕は、そうハッキリと言い切った。
オープン戦の締めくくりにふさわしい、落ち着いたマウンドさばきだった。この日は最速148キロの直球がさえ、何よりも武器のスライダーが切れた。西武の主砲・ブラゼルから3三振を奪うなど7回で計9奪三振。「西武には新戦力もいましたが、投げながら(攻め方を)イメージできたと思います」マウンドでは、余裕すらあった。
オープン戦3試合、18イニングで22奪三振。剛腕は健在だ。「打たれた安打6本のうち、5本は直球。もっと直球に磨きをかけないと」と野村監督は注文をつけたが、それは期待の裏返し。開幕投手は岩隈に譲っても、マー君がローテの要であることに変わりはない。
昨年からの課題だったクイックモーションは、もう気にならないほどに仕上がった。テクニカルな面だけではない。食べ盛りでも、登板前は炭水化物、登板後はたんぱく質を摂取するというように、体調管理にも気を配ってきた。
「先取点を与えたり、追い込んでからの制球などを反省したいですね。公式戦では苦しい展開になる。でも、去年と変えるところは別にないと思っています」期待が大きいほど燃え上がる。2年目のシーズン開幕を1週間後に控えたマー君の目は、昨年以上に輝いていた。
参照元:スポーツ報知