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契約更改交渉が難航していた西武のG・G・佐藤外野手(29)が8日、年俸調停を申請する意思を表明した。この日の交渉も5分で決裂し、GGと球団が調停申請書にサイン。パ・リーグ事務局が受理すれば、7年ぶり7人目、西武では初の調停となる。
この日が6回目となる交渉を終えたGGは「調停に行きます」と、顔を紅潮させながら言い切った。球団は出来高をクリアしやすい条件にする歩み寄りは見せたが、提示額3500万円は変わらず。前回3800万円まで希望額を下げたが、調停では当初希望通りの4500万円を申請する。過去に選手の希望が通った例はないが、「額が変わらなくても、調停に行った方が納得できる」と説明した。
今季2割8分、25本塁打だったGGは、昨季1200万円からのベースアップにこだわった。球団側は、04年当時に年俸1000万円だった中島が2割8分7厘、27本塁打の数字を残して2400万円増でサインしたことを例に出して説得。だが、GGは「それ以上の活躍を見せた」と固辞、出来高での歩み寄りも「そういう問題ではない」と一蹴した。
球団初の事態に、小林信次球団社長は「選手の権利なので仕方がない」。今週中に球団から申請書を郵送するという。
◆年俸調停 野球協約94~96条に規定され、次年度の参稼報酬額に合意に達しなかった選手、球団は、所属連盟会長に参稼報酬調停を申請できる。参稼報酬調停委員会はコミッショナーと両連盟会長で構成。調停は30日以内で終結する。国内では過去6人が調停。球団提示額からアップした選手は93年高木(横浜)、01年下柳(日本ハム)の2人。選手の希望額で決着した例はない。
参照元:スポーツ報知