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ヤクルトの佐藤由規投手(18=仙台育英)、日本ハムの中田翔内野手(18=大阪桐蔭)、ロッテの唐川侑己投手(18=成田)の「高校ビッグ3が」が8日、そろって入寮した。早起きは大の苦手と告白した中田は、目覚まし時計を4個持参した。
午後2時5分。ファンから拍手喝采で迎えられ、中田は千葉・鎌ケ谷市にある合宿所「勇翔寮」に姿を見せた。意気揚々とプロの新たな一歩を踏み出したかに思われたが、同時に意外な弱点も打ち明けた。「僕は朝が苦手なんです。だから、目覚まし時計を4つほど持ってきました」怪物の思わぬカミングアウトに周囲からは笑いが漏れた。
大阪桐蔭の合宿所は3人部屋だったため、他の2人に起こしてもらうことで事なきを得たという。だが、甲子園出場の時は大阪市内の宿舎での1人部屋。「飯食った後に、二度寝しちゃうんですよ。後輩に『起こしに来てな』と頼んでも、そいつが忘れると、起きるのがバス出発5分前とか」決定的な遅刻はなくても、常にギリギリの戦いを強いられていたようだ。
同じく1人部屋の寮生活に向け、準備は整えてきた。4個の目覚まし時計のうち、1個はセイコー社製の「超激音」というラベル付きの大音量ベルアラーム。大学・社会人3巡目の宮西=関学大=も持ち込んだもので「僕が聞いた中で、一番(音が)大きいやつですよ」と得意げに笑った。
もっとも、朝に弱くても過去に結果は残してきた。バス出発10分前に起床したという2年時の06年8月6日・横浜高戦では甲子園のバックスクリーン左に140メートル弾を記録。本人は「ちゃんと自分1人で起きられるようにしたい」と誓ったが、あのヤンキース・松井も、寝坊で数々の逸話を残しながら、日本を代表するスラッガーへと成長していった。危なっかしさと隣り合わせなのも、決して悪い話ではない。
◆激励メール殺到「ちょびっと」涙 中田も感動の涙? この日、新大阪発の新幹線で上京した黄金ルーキー。出発の時は「見送りは誰一人として来なかった」と苦笑したが、携帯電話に激励のメールは殺到。「うれしかった。ホロっときた? ちょびちょびとありました」と神妙な表情を見せた。また、寮の部屋はダルビッシュの404号室を譲り受けられず、502号室となったが「自分のところを出世部屋に? そういうふうに言われたら気持ち良いと思う」と意気込んだ。
参照元:スポーツ報知