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ドジャースの黒田博樹投手(33)が22日、、初めてフリー打撃に登板した。メジャー通算365本塁打の主砲・ケント内野手ら打者4人を相手に33球を投げ、安打性の当たりを2本に抑えた。対戦した打者は変化球のキレに驚き、口をそろえて日本で103勝を挙げた右腕を絶賛した。
ストライクゾーンに入ってきたボールが、打者の視界から消えていく。フリー打撃初登板の黒田が投げた変化球に、メジャー屈指の打者も舌を巻いた。ケントや成長株のヤングらを相手に33球。「まだ打者の調子も上がっていませんからね。でも、今日は気持ち良く投げられました」コメントは控えめながらも、披露した投球は圧巻そのものだった。
メジャーで16年連続2ケタ本塁打、通算365ホーマーのケント相手に、ツーシームで空振りを奪った。右打者の内角低めに鋭く沈む球に主砲は、「なんて球だ」とそのキレに驚嘆。さらに、いつもは言葉の少ないベテランも、「ヒロ(黒田)はスライダーとフォークがとても素晴らしい」と興奮気味にまくし立てた。ボールを受けたリベラも「フォークは佐々木(主浩)みたいだ」とうなった。01年から昨年まで所属したマリナーズ時代に、キャンプなどで受けた“大魔神”の名前を思い出すなど、チームメートのハートもしっかりつかんだ。
全力投球はせず、制球を重視した。「低めに集めて、しっかりとボールを動かすことが重要」この日は直球15球に対し、すべての変化球を試して18球を投げた。カットボール、スライダー、ツーシーム、フォークの感覚を確かめた。
敵地でのブレーブスとのオープン戦(29日)では、先発で2イニングを予定。「まだ抜ける球もあったので調子を上げたい。しっかり調整します」今季から18番を背負う右腕がまもなく、メジャー球界にさらなる衝撃を与える。
◆黒田のフリー打撃初登板 06年は31歳の誕生日だった2月10日に嶋と新井(現阪神)に投げ、合わせて37スイングされて安打性は10本。2段モーション禁止に対応する新フォームに手応えをつかんだ。06年11月に右ひじを手術しただけに、昨年は2月23日で、緒方と前田智に50球を投げた。「ほっとしています。直球が微妙に変化してしまった」と反省も忘れず。
参照元:スポーツ報知