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アマから唯一星野JAPANに選ばれ、楽天から19日のドラフト会議で1巡目指名された長谷部康平投手(22)=愛工大=が、北京五輪野球日本代表の生き残りをかけてテストを受けることが20日、決まった。オーストラリアとの壮行試合(22、23日・福岡ヤフードーム)で中継ぎ登板するもので、最長1イニング、チャンスは1度という厳しさ。結果を残さなければ、アジア予選のメンバーから外れる。5球団が競合したアマNO1左腕は過酷な試練を乗り越え、左の中継ぎ争いに生き残る。
最初にして最大の試練が訪れる。アマながら星野監督のハートを射止めた長谷部が、たった1回のテストで結果を求められることになった。
この日、日本代表チームは強化合宿を終えて宮崎から福岡入り。大野投手コーチが長谷部のテストについて計画を明かした。「調整登板するほかの投手もたくさんいるし、そう多くは投げさせられない。イニングの途中からか、回の頭から行くか。1イニングくらいでしょう」アジア予選まで残り2試合。上原、岩瀬ら最終調整に入る投手が多く、2度のチャンスを与える余裕はない。
しかもライバルが手ごわい。左の中継ぎ候補は、今季セ・リーグの最優秀防御率(2・75)を獲得した高橋尚、9勝を挙げて日本ハムの優勝に貢献した武田勝。大野コーチも「その2人との争いになるでしょう。みんないい投手ばかり」とハイレベルな争いを期待している。オーストラリア打線の破壊力も侮れない。
長谷部にとって厳しい状況ではあるが、実力を出しきれば道は開ける。8月に中国で開催されたプレ五輪大会では2試合に登板して3回を無安打無失点で6三振を奪う好投。星野監督は「プロの左と同等かそれ以上の力を持っている。十分にやれる」と評価している。
アジア予選で最大のライバルとなる韓国は左の強打者が多く、左の中継ぎが必要。現在、リリーフ左腕は岩瀬が当確だが、残り1つか2つのイスを3人で争うことになる。相手がトッププロであろうと、アマNO1左腕は負けるつもりはない。
◆長谷部 康平(はせべ・こうへい)1985年5月21日生まれ。岐阜県出身。22歳。小2から野球を始め、杜若高では3年夏の愛知県大会4強が最高。愛工大では1年春からベンチ入り。愛知大学リーグ通算21勝21敗。3年時に日米大学野球選手権、アジア大会に出場。173センチ、68キロ。左投左打。
◆代表最終決定まで 現在、最終候補は31人。当落にかかわらず、全員が予選が行われる台湾入りする。代表24人は、監督会議が行われる30日までに、個々の選手の体調面や仕上がり具合などを考慮して絞り込む。
参照元:スポーツ報知