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日本ハムの高校生1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が16日、シーズンに向けて規格外の約束を交わしたと明かした。相手は高校の先輩、ロッテ・西岡剛内野手(23)。規定打席到達を条件に、米国製ブランド「ジェイコブ」の超高級腕時計をもらえるというものだ。
大物同士の約束事はスケールが違う。中田は興奮気味に内容を明らかにした。
「規定打席に達したら、西岡さんから『ジェイコブ』の時計を買ってもらえるんすよ。モチベーション? メチャクチャ上がってきました」
「ジェイコブ」の腕時計は、西岡のほかにオリックス・清原も愛用しているという。高いもので1000万円を超え、平均で300~400万円の超高級アイテムだ。すでに18歳ルーキーもイタリア製ブランド「アルマーニ」の腕時計を2つ(6万円と5万円)所有するが「西岡さんのと比べたらオモチャですよ」と笑い飛ばした。
“男の契り”は、母校で合同自主トレを行った7日夜、ともにした食事の席で交わしたという。中田は「僕なんて1年目のクソガキ。もらえると思うと燃えるし、だから物でつったんじゃないですか」と先輩の意図を分析。続けて「かっこいいっすね。自分もあそこまで大きな選手になりたい」と太っ腹ぶりに感服した。
高卒新人の規定打席到達者は、両リーグを合わせても過去8人だけ。88年の中日・立浪を最後に20年も遠ざかり、西岡ですら11打席しか立てていない。ハードルは高いが、それでも中田は「規定打席にいけば、おのずと新人王もいけるでしょ。意地でも(試合に)出たいっすね」と目を輝かせた。ケタ違いのニンジン作戦に乗せられて、怪物がいよいよ本気になってきた。
◆ジェイコブ 1981年に米ニューヨークで誕生したブランド。創業者のジェイコブ・アラボ氏は当初、宝石デザインをメーンとしていたが、同地の音楽業界を中心とする熱狂的な支持者から腕時計デザインの依頼を多く受けるようになる。一つの文字盤で5か国の時刻が見て取れる「ザ・ファイブ・タイムゾーン・ウォッチ」など、ユニークなデザインで人気。サッカーのイングランド代表MFベッカムや女性歌手のマドンナ、女優のシャロン・ストーンなど多くのスターも愛用している。
◇中田&西岡の合同トレ 2人は7日に母校・大阪桐蔭グラウンドで合同自主トレ。マシン打撃などで汗を流したが、中田へのアドバイスについて報道陣に尋ねられた西岡は「教えられない。日本ハムは連覇しているし、そのチームに入る選手。ロッテが不利になることは教えられない」と拒否した。それでも、プロの先輩と一緒に練習できた中田は「プロで活躍している選手は、見ているだけで参考になる。プラスになった」と振り返った。
参照元:スポーツ報知