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セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージが13日に開幕する。阪神・岡田彰布監督(49)は12日、「自分の野球ができるかどうかだけ」とシーズン同様、小細工なしの先行逃げ切りに徹する構え。この日、宮崎オーナーからはセーフティーバント多用など“ゲリラ戦法の勧め”が飛び出したが、短期決戦でも王道野球を貫き通す。一方の中日は1、2戦目に、第3戦の先発候補である朝倉、小笠原、山井のいずれかを中継ぎ待機させる方針を固めた。
たった3試合で運命が決まる超短期決戦。岡田監督は「(展開を)絵に描いて、とかじゃない」と何度も繰り返したが、やり慣れない奇襲や奇策を弄(ろう)するつもりは毛頭なかった。
「先発がある程度仕事をして、打つべき者が打って、後ろの3人(JFK)が抑える。自分の野球ができるかだけや」決戦前夜、最終調整したナインへの要求は、虎の「王道野球」の貫徹。「ロッテでもラッキーボーイなんて出たか? 4番(サブロー)が打って勝ったんやろ」と、パのCS第3戦を引き合いに出し、各人が与えられた役割をこなすことだけを強く願った。
この日、大阪・野田の電鉄本社での定例報告会後、宮崎オーナーが「普段の野球をすればいい、という考えでは通用せん。ゲリラ戦法で相手のリズムを乱せばいい」と異例の要望を出した。指揮官は「(直接)聞いてないから分からん」とだけ答えたが、決して異を唱えるわけではなく、選手が100%の力を出せば、中日と互角以上に渡り合える自負があるのだ。
今季の直接対決は12勝11敗1分け。ナゴヤドームでも7勝5敗と勝ち越した結果を信じるだけだ。打順も「今から代えることもない」と、シーズンと同様で臨む決意を固めた虎の将。いよいよ、3試合に凝縮された死闘の幕が開く。
◆日本一だけV旅行 V旅行は日本一になった時だけ。阪神は定例オーナー報告の席で、優勝旅行の条件を確認した。CS第1、2ステージを勝ち上がるだけでは認めず、南球団社長は「『優勝』旅行だから、リーグ優勝か日本シリーズ優勝」と明言した。22年ぶりの日本一を達成した場合の行き先は、選手会が要望するハワイが有力だ。
参照元:スポーツ報知