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日本シリーズ出場をかけたパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージが13日、開幕する。レギュラーシーズンを制した日本ハムは、エースのダルビッシュ有投手(21)が初戦に先発。この日、北京五輪アジア予選日本代表最終候補メンバーに選出された右腕は、JAPANのエースとして貫録を見せつける意欲を示した。一方、ロッテはボビー・バレンタイン監督(57)が、日本シリーズ進出を想定し、22日に千葉マリンで紅白戦を行うことを明かした。
重圧はみじんも感じさせなかった。決戦を翌日に控えても、ダルビッシュは落ち着き払っていた。「いつも通り、レギュラーシーズン通りに、試合を壊さないようにと思ってます」淡々とした口調。21歳の若者とは思えない風格を漂わせていた。
大舞台は慣れたものだ。昨年はプレーオフ、日本シリーズで第1戦に先発し、今年はシーズンの開幕投手も務めた。エースは「完投とか、そういうことを考えずに試合をつくりたい」と控え目な目標だったが、佐藤投手コーチは「ウチでNO1の投手。あいつが9回を投げることで安心できる」と完投に期待した。
うれしい知らせも届いた。この日、北京五輪アジア予選の日本代表最終候補メンバーが発表され、ダルビッシュは当然のごとく名を連ねた。星野代表監督が「第一のエース候補」と称し、12月1日のアジア予選初戦の先発も有力視される右腕は「今後のことは、すべてが終わってから考えます」と目の前の大一番に集中しながら「選ばれたことを、心から誇りに思います」と喜んだ。
不安も吹き飛ばす。ダルビッシュは8日の紅白戦で、右ふくらはぎの張りを訴えて途中降板。星野監督も心配の声を上げていたが「もう大丈夫だから、明日、投げるんです」と力を込めた。「明日見れば、大丈夫だと分かる? はい」JAPANのエースは、貫録の投球を闘将に見せつける覚悟だ。
この日はキャッチボール、短距離ダッシュなどで、本番前の最終調整を終えた。「何に気をつけるとか、意識しても何も意味がない。いつも通りにやるだけです」いよいよ開幕するパ・リーグ頂上決戦。まずは2年連続の日本シリーズ出場を目指し、エースが先陣を切る。
参照元:スポーツ報知