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◆阪神1―4ヤクルト(29日・甲子園) 最後の瞬間はベンチで見届けた。仲間たちと握手を繰り返し、勝利の味をかみ締める。ベンチ前でハイタッチを交わすたびに、石川に笑顔がはじけた。8回を5安打1失点の好投。両リーグ単独トップに立つ5勝目を挙げ、チームの勝率を5割に戻した。「5割、5割。本当によかったですね」連敗を止める1勝で、3、4月の月間MVPに大きく前進した。
丁寧にコーナーに投げ分け、冷静にピンチを切り抜けた。初回2死満塁では鳥谷を外のスライダーで左飛に仕留め流れをつかむと、7回無死一、三塁は関本を直球で遊ゴロ併殺打に打ち取り、最少失点でしのいだ。「真っすぐにキレも出てきたし、コントロールも狙ったところにいってる」自在のピッチングで、首位を快走する阪神打線を寄せ付けなかった。
新人から5年連続2ケタ勝利を達成したが、6年目の昨季はわずか4勝。「何となく5年連続で勝っていた。野手におんぶにだっこだったし、悪くても使ってもらえた。今年は自分の力で何とかしたい」オフは母校・青学大で徹底した走り込み。ストレッチ、ウエートなど漫然と繰り返してきた練習も見直し、体調管理に努めている。当たり前のことに高い意識で取り組むことで、体がキレを取り戻した。
早くも昨季を上回る5勝を挙げた。好投を続けるエースに高田監督も「本当に安定した投球をしてくれた。彼で落とすと痛い。確実に(連敗を)止めてるね」と賛辞を贈った。「言葉じゃなくて、結果で引っ張っていきたい」と表情を引き締めた投手キャプテン。身長169センチと小さくても頼もしい背中で、チームを貯金生活へと導いていく。
参照元:スポーツ報知