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◆横浜4―7巨人(2日・横浜) 一気に力が抜けた。10回、2死。内川の打球をガッチリとつかんだ高橋由は、大きく息を吐く。「結果的に勝ててよかったよ」ウイニングボールを持って上原の元に笑顔で駆け寄った。心地よい疲れが体中を駆け巡った。
しびれるような試合展開の中、圧倒的な存在感を誇った。2点を追う5回、2死一塁。横山の142キロの外角直球を打ち砕いた。「こすり気味だったけれど、よく飛んでくれたよ」強烈なバックスピンがかかった打球は、G党で埋め尽くされた左翼席に舞い落ちた。
3試合連続となる値千金の30号2ランで、試合を振り出しに戻した。この3連戦で4発。30号到達は34本をマークした99年、30本の04年以来3年ぶり3度目。チーム121試合目での大台到達は99年の94試合目に次ぐ数字となった。「30本? 別に」自分のメモリアルアーチより、大事な試合に競り勝ったことが何よりうれしかった。
3試合連続弾は今季2度目。右足首痛から復帰した8月29日のヤクルト戦(札幌ドーム)から、4試合で打率5割8分8厘、4本塁打、8打点と驚異的な数字をたたき出している。日ごろから「左方向に打てる時はいい時」と話す。この日のアーチが現在の状態を象徴していた。一方で右足首のケアには万全を期している。NASA(米航空宇宙局)で使われている最新鋭の治療器具も使った。「電気治療のような感じかな」試合後のマッサージやアイシングも欠かさない。
残り23試合。自己記録の34本塁打の更新に期待がかかる。「何にも考えてないよ」意識はない。気負いもない。チームの勝利に貢献すれば、数字は自然とついてくる。
参照元:スポーツ報知