スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◆日本ハム4―2楽天(9日、札幌ドーム) パ・リーグが大混戦となった。球団創設初の7連勝で単独首位に立っていた野村楽天は、今季初の5連敗で借金は2。首位を奪った西武も大敗し、連勝は6で止まった。逆に一時は最下位だった日本ハムが3連勝で首位に0・5差へ迫り、ロッテも愛妻の急死を乗り越えて、清水が今季初勝利をマークした。開幕5連勝したソフトバンクが借金生活に陥るなど、乱高下を繰り返し、首位から最下位までわずか2・5ゲーム差に収まった。
坂道を転がり落ちる音が聞こえてきそうだ。接戦を取れず今季初の5連敗。3日に球団史上初の単独首位に立った楽天は、6日間で単独最下位に落ちた。あまりのスピードに、野村監督は「典型的な弱小球団。4年前の楽天に戻りそうだな」と力なく息を吐いた。
ボヤキのやり玉に挙がったのは4失点の永井でも合わせて8打数無安打の両外国人でもなく、前日(8日)に乱調でKOされた一場だった。「きのうの負けがすべて。一場にめちゃくちゃにされて、(3打点の)稲葉に好きなようにやられた。『バ』のつく選手はラッキーボーイかアンラッキーか…」7点リードからの前夜の逆転負けが、頭から離れない。
手放せない嫌なムードは、流れも悪くする。1点を追う7回1死一、三塁はスクイズもある場面だが、打席の嶋は初球に手を出した。一ゴロから三塁走者が挟殺プレーでアウト。「1球目から打っちゃった。普通は打たないんだけど。無芸大食だ。能なしで大食らい。大きいのを打てるバッターじゃないだろ」その裏に待っていたのは、稲葉のダメ押し適時打。7連勝中に身につけていた高級腕時計の勝ち運も、もはや尽きていた。
10日は2連勝中の岩隈が、ダルビッシュと投げ合う。この日、4号ソロを含む3安打の山崎武は「エース同士の対決だし、勝つと乗っていける」と前を向いた。ショックを引きずるノムさんは「だから何?」と素っ気ない。最下位とはいえ、首位の西武とは2・5差。混戦のパ・リーグだからこそ、再奪首を簡単にあきらるわけにはいかない。
参照元:スポーツ報知