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日本代表・星野仙一監督(61)が22日、日本ハムの高校生ドラフト1巡目、中田翔内野手(18=大阪桐蔭)を、2008年北京五輪日本代表の第1次候補メンバーに入れることを明言した。この日、自身がCM出演する食品会社のイベントに参加した闘将は、「打撃ではオリンピック候補やね。(代表候補に)入れておけばいい」と断言。ルーキーで開幕から目覚ましい成績を残せば、20年に1人の逸材と呼ばれる怪物が、星野JAPAN入りする可能性が出てきた。
1年間の月日が過ぎても、星野監督の中田に対する評価は不変だった。「ピッチャーではそこそこだけど、バッターではオリンピック候補やね。代表候補に入れておけばいい」高卒1年目、しかも春季キャンプすら始まっていないこの時期に、プロデビュー前の怪物に代表候補入りの“内定”を出した。
昨年1月26日、星野JAPAN発足の翌日だった。超高校級スラッガーとして注目を集めていた中田について、指揮官は初めて言及。「代表に欲しいな、入れたいな、と言われる成績ならあるでしょう」とラブコールを送っていた。あれから1年。順調に成長して、高校通算87本塁打の記録を引っ提げ、プロの扉を叩いた大物ルーキーを「10年、20年に1人の逸材」と断言。未知の魅力にあふれる18歳に心を奪われるのは当然だった。
3月中に第1次候補を発表するが、北京五輪に出場できるのは24選手だけ。しかも本番は予選7試合、決勝リーグ2試合の計9試合のため、アジア予選よりも野手を減らして、投手陣を増やす方向だ。中田にとっては非常に狭き門だが、星野監督は難関を突破できるだけの素材と認めた。
「プロのストレートには対応できるやろ。あとはインコースをどうさばくか。ストライク、ボールを判断できるかやね」課題を挙げたのは期待の裏返し。さらに「2軍では育たん。俺が監督なら、当然使い続けるよ。中日時代に立浪、(福留)孝介も使ってきただろ」と、持論を展開しながら、梨田監督にも注文を出した。
2月から各球団の春季キャンプを視察。9日には日本ハムを訪れる予定だ。「恋人がいるって言ったの? おもろいヤツやないか。俺らは(中田の)応援団だから。あとは首脳陣が使い続けようと思う選手になるかどうかだね」ジャパンの指揮官は最後までエールを送り続けた。常識を超え、高卒1年目で怪物級の活躍ができれば、闘将と怪物のタッグが現実味を帯びてくる。
参照元:スポーツ報知