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◆オールスター戦 ナ・リーグ4―5ア・リーグ(10日・サンフランシスコ) 37歳で球宴の初マウンドに立ったドジャースの守護神・斎藤隆投手は、7番手として7回の1イニングに登板。自己最速となる155キロの直球で、ア・リーグの強力打線を3者凡退に打ち取った。また、ルーキーで初出場を果たしたレッドソックスの岡島秀樹投手(31)は、ブルペンで準備をしたものの登板機会がなかった。
打球が一直線に一塁手のグラブに吸い込まれると、斎藤はマウンド上で改めてメジャーのすごさを感じた。1点ビハインドの7回、7番手として登板。1死後にヤンキースのポサダを、カウント2―1から内角低めのスライダーで一直に抑えた時だった。
「ヒットになったかな、とヒヤッとした。けっこう決めに行った球だったんですけど。初めての対戦、しかも(先発に代わり)2巡目に出てきた選手なのに。やっぱりオールスターは違うな、と思いました」自分が立っているマウンドのレベルの高さを痛感した。
マイナー契約からはい上がり、メジャー2年目に前半戦23セーブを挙げて手にしたオールスター出場。ド軍と同じナ・リーグ西地区のジャイアンツの本拠、サンフランシスコでの開催とあって、激しいブーイングを浴びた。「ジャイアンツとドジャースの歴史がブーイングをしてくれた。でも、うれしいとは言えないですね」ライバル球団のクローザーとして認められたからこその手荒い“祝福”に、苦笑いせざるを得なかった。
1イニングを3人で料理。ネット裏では、2泊3日の強行日程で日本から駆け付けた家族が見守っていた。「こういうスーパースターの中に、パパも認められたんだよ、って言いたかったので」2人のまな娘の前で、パパは最高に輝いていた。
「僕自身、大きくなれたんじゃないかと思う。後半戦へのはずみになる」。輝かしい舞台をステップに、37歳の右腕はワールドシリーズへ再び投げ続ける。
参照元:スポーツ報知