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プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「第10回ゴールデンスピリット賞」の表彰式が20日、東京・丸の内のパレスホテルで行われた。タイに子供用の図書館を建設するなど、多彩な社会貢献活動が評価されて受賞した楽天・岩隈久志投手(27)は、今後は「チーム・イワクマ」として、自身だけでなく、田中将大投手(20)ら後輩の先頭に立ち、楽天、そして球界に社会貢献の魂を継承していく考えを明かした。
次々とスクリーンに映されたスライド写真。岩隈の寄付金で設立されたタイの図書館で、子供たちが楽しそうに輪になって本を読んでいる。その笑顔が、何よりも右腕の心を震わせた。「子供たちに夢と希望を与えることがぼくらの仕事。これからも社会貢献を頑張っていきたいな、と思います」積み重ねた活動の意義を改めて実感した。
表彰式では生徒たちからのお礼の手紙、色紙などが国連ハビタット親善大使、マリ・クリスティーヌさんらから手渡された。野球が盛んではないタイの子供らが「ぼくも野球選手になりたい」と言っていた話が披露されると、会場も感動に包まれた。右腕の胸にも熱いものが込み上げた。「ボクも勇気づけられますよ」さまざまな支援活動を行う岩隈にとって、子供たちの喜ぶ姿が一番の力になる。プロ球界23年ぶりの21勝をマーク、そして、沢村賞にも輝いた活力源だった。
子供を思う心に国境はない。幼稚園に通うまな娘の笑顔を見るたび、世界中の子供たちの幸せを胸に描く。タイの図書館も小さなつながりがきっかけ。幼稚園の他の保護者から恵まれない地域の街づくりを支援する団体「ハビタットフレンズ仙台」を知り、昨年から1勝につき10万円の寄付を始めた。集まった寄付金の中から今年8月、スマトラ沖地震で津波被害を受けたタイ・ラノーン県ムアン郡の小島の学校に図書館が建てられている。
27歳のエースは「野球をやめるまで、ずっと続けていく」と誓う社会貢献をチームの仲間にも広めるつもりだ。「自分もプロ2年目にこういう活動に出合った。若い選手たちに引き継いでいけたらいいし、そうしたい」近鉄時代の02年、先輩・門倉(現巨人)に誘われ養護施設を訪問したのが始まり。楽天には田中を始め、朝井、一場、片山ら将来有望な若手がいる。「チーム・イワクマ」として、自らが先頭に立つことで、チームに社会貢献の伝統が生まれることを願っている。
壇上であいさつした米田球団代表も「球団と選手がどれだけ参加意識を持って行動できるかが重要。その先頭に岩隈がいる。若い選手が多数、参加して地元に根ざす球団にしたい」とバックアップを約束した。一流を極めた右腕は、グラウンドの外でも球界を、チームを引っ張っていく。
◆ゴールデンスピリット賞 日本のプロ野球球団に所属する人の中から、積極的に社会貢献活動を続けている人を表彰する。毎年1回選考委員会(委員名別掲)を開き、自薦、他薦で選ばれた候補者のから1人を選定する。欧米のスポーツ界では社会貢献活動が高く評価され、中でも米大リーグの「ロベルト・クレメンテ賞」が有名で、球界での最高の賞として大リーガーのあこがれの的になっている。日本では試合での活躍を基準にした賞がほとんどで、球場外の功績を評価する表彰制度は初めて。いわば「球場外のMVP」。受賞者にはゴールデントロフィー(日本芸術院会員、東京芸大・絹谷幸二教授制作のブロンズ像)と阿部雄二賞(100万円)が贈られる。また受賞者が指定する団体、施設などに報知新聞社が200万円を寄贈する。
◆受賞理由 岩隈は近鉄時代から6年以上にわたり社会貢献活動を展開。楽天でも児童養護施設訪問や年間シートへの招待などを続けた。今季は交流戦「日本生命賞」の賞金100万円全額を岩手・宮城内陸地震の被災者に寄付。8月にはタイの学校に「ピースフルワールド21」と名付けた図書館が寄付金から建設。これらの活動が評価された。
◆岩隈 久志(いわくま・ひさし)1981年4月12日、東京都生まれ。27歳。堀越高から99年のドラフトで近鉄に5位指名される。04年に15勝(2敗)で最多勝、最優秀投手のタイトル獲得。05年、オリックスとの球団合併に伴い楽天に移籍。右肩痛など故障に悩まされたが、今季は両リーグ23年ぶりの21勝(4敗)を挙げ、防御率、勝率と合わせて「投手3冠」を獲得。沢村賞も受賞した。190センチ、77キロ。右投右打。家族はまどか夫人と長女。
参照元:スポーツ報知
次々とスクリーンに映されたスライド写真。岩隈の寄付金で設立されたタイの図書館で、子供たちが楽しそうに輪になって本を読んでいる。その笑顔が、何よりも右腕の心を震わせた。「子供たちに夢と希望を与えることがぼくらの仕事。これからも社会貢献を頑張っていきたいな、と思います」積み重ねた活動の意義を改めて実感した。
表彰式では生徒たちからのお礼の手紙、色紙などが国連ハビタット親善大使、マリ・クリスティーヌさんらから手渡された。野球が盛んではないタイの子供らが「ぼくも野球選手になりたい」と言っていた話が披露されると、会場も感動に包まれた。右腕の胸にも熱いものが込み上げた。「ボクも勇気づけられますよ」さまざまな支援活動を行う岩隈にとって、子供たちの喜ぶ姿が一番の力になる。プロ球界23年ぶりの21勝をマーク、そして、沢村賞にも輝いた活力源だった。
子供を思う心に国境はない。幼稚園に通うまな娘の笑顔を見るたび、世界中の子供たちの幸せを胸に描く。タイの図書館も小さなつながりがきっかけ。幼稚園の他の保護者から恵まれない地域の街づくりを支援する団体「ハビタットフレンズ仙台」を知り、昨年から1勝につき10万円の寄付を始めた。集まった寄付金の中から今年8月、スマトラ沖地震で津波被害を受けたタイ・ラノーン県ムアン郡の小島の学校に図書館が建てられている。
27歳のエースは「野球をやめるまで、ずっと続けていく」と誓う社会貢献をチームの仲間にも広めるつもりだ。「自分もプロ2年目にこういう活動に出合った。若い選手たちに引き継いでいけたらいいし、そうしたい」近鉄時代の02年、先輩・門倉(現巨人)に誘われ養護施設を訪問したのが始まり。楽天には田中を始め、朝井、一場、片山ら将来有望な若手がいる。「チーム・イワクマ」として、自らが先頭に立つことで、チームに社会貢献の伝統が生まれることを願っている。
壇上であいさつした米田球団代表も「球団と選手がどれだけ参加意識を持って行動できるかが重要。その先頭に岩隈がいる。若い選手が多数、参加して地元に根ざす球団にしたい」とバックアップを約束した。一流を極めた右腕は、グラウンドの外でも球界を、チームを引っ張っていく。
◆ゴールデンスピリット賞 日本のプロ野球球団に所属する人の中から、積極的に社会貢献活動を続けている人を表彰する。毎年1回選考委員会(委員名別掲)を開き、自薦、他薦で選ばれた候補者のから1人を選定する。欧米のスポーツ界では社会貢献活動が高く評価され、中でも米大リーグの「ロベルト・クレメンテ賞」が有名で、球界での最高の賞として大リーガーのあこがれの的になっている。日本では試合での活躍を基準にした賞がほとんどで、球場外の功績を評価する表彰制度は初めて。いわば「球場外のMVP」。受賞者にはゴールデントロフィー(日本芸術院会員、東京芸大・絹谷幸二教授制作のブロンズ像)と阿部雄二賞(100万円)が贈られる。また受賞者が指定する団体、施設などに報知新聞社が200万円を寄贈する。
◆受賞理由 岩隈は近鉄時代から6年以上にわたり社会貢献活動を展開。楽天でも児童養護施設訪問や年間シートへの招待などを続けた。今季は交流戦「日本生命賞」の賞金100万円全額を岩手・宮城内陸地震の被災者に寄付。8月にはタイの学校に「ピースフルワールド21」と名付けた図書館が寄付金から建設。これらの活動が評価された。
◆岩隈 久志(いわくま・ひさし)1981年4月12日、東京都生まれ。27歳。堀越高から99年のドラフトで近鉄に5位指名される。04年に15勝(2敗)で最多勝、最優秀投手のタイトル獲得。05年、オリックスとの球団合併に伴い楽天に移籍。右肩痛など故障に悩まされたが、今季は両リーグ23年ぶりの21勝(4敗)を挙げ、防御率、勝率と合わせて「投手3冠」を獲得。沢村賞も受賞した。190センチ、77キロ。右投右打。家族はまどか夫人と長女。
参照元:スポーツ報知
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