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◆ヤクルト2―3日本ハム(29日・神宮) 眠いはずの目がギラついた。多田野は熱くなった。立大時代に通算20勝を挙げた神宮のマウンド。「神宮で投げられるのかと思うと、昨夜はうれしくて眠ることができませんでした」。興奮の中、帰ってきた聖地で躍動した。3勝目こそつかなかったが、先発試合で日本ハムは4戦4勝。7回3安打1失点の快投で、新たな不敗神話を生み出した。
6年ぶりに踏んだ神宮の赤土が逆輸入右腕に力を与えた。ヤクルト打線には東京六大学でしのぎを削った青木、田中、武内の名前。観客席には家族の姿があった。「投げているうちにいろんなことを思い出して…」。感傷に浸る胸の内とは対象的に、投球は冷静だった。絶妙な制球力を武器に、1失点した5回以外は二塁を踏ませなかった。
寝不足に加え、小雨が降りしきる悪条件下でも力を出し切った。5回の打席では2軍調整中に練習した一塁線へのセーフティーバントを決めた。“重馬場”をさっそうと駆け抜けた28歳に、梨田監督は「米国で苦労したのがよく分かる。足も速いし、考え方もしっかりしている」と舌を巻いた。
ルーキーの力投に導かれ、日本ハムは交流戦首位タイをキープ。危険球で退場した23日の中日戦(札幌D)を含め、登板試合でチームは無傷の4連勝。多田野は「それは大きいです。続けていきたいですね」と連勝継続を誓った。1月に骨折した左手首も完調間近。不敗ロードを歩むオールドルーキーが、ダルビッシュと2本柱を形成する。
参照元:スポーツ報知
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