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ロッテ・唐川侑己投手(18)が、虎狩りで最下位のチームを勢いづける。成田高時代に2度、センバツに出場した唐川は28日の阪神戦に凱旋先発。27日は、甲子園で約1時間の調整を行った。快調にセ首位を走る猛虎打線の中、赤星、平野の1、2番に要注意マーク。2人の足攻を封じ込め、聖地での勝利をつかむ。
昨年のセンバツ以来の甲子園。「(改装されて)結構、変わったような気がします」という印象を語った後にはマウンドの感触も確めて、4勝目への近道を明かした。「阪神はそうそうたるメンバー。1、2番が出てから、というのがパターンなので出したくない」金本ら勝負強い中軸は当然だが、その前に好機をおぜん立てする快足コンビに強い警戒心を示した。
赤星の15盗塁と出塁率4割3分5厘はともにセ・トップ。平野も5盗塁を決めるなど、塁に出せばうるさいことこの上ない。「安打を打たれることはあるけど、極力塁に出さないようにしたい」もともとゆったりしたフォームのため、セットポジションでの投球には課題も多い。四球など、無駄な走者を背負わないことに全神経を傾ける構えだ。
前回登板の20日・巨人戦(千葉)では4回2/3で13安打6失点KOされ、プロの洗礼を浴びた。この1週間は、練習量を抑えめにし、再び調子を上げてきた。「きょうのキャッチボールの感触も悪くない。投げるからには勝ちたいです」チームは今季最多の借金10というどん底。その右腕で、何とか事態を好転させたい。
◆唐川と甲子園 06年と07年のセンバツに連続出場。2年生エースとして臨んだ06年は、初戦で小松島(徳島)を5安打10三振で完封し鮮やかな全国デビュー。2回戦で、神港学園(兵庫)に4盗塁を許すなど0―2で敗退した。3年春は1回戦で広陵(広島)と対戦。中指の爪が割れた状態で154球の熱投を繰り広げたが、延長12回1―2で惜敗した。
参照元:スポーツ報知