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◆オリオールズ6―1ヤンキース(26日・ボルティモア) ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がオリオールズ戦に「5番・DH」で出場し、4打数3安打。最近5試合17打数11安打の猛打で、打率を3割3分1厘とし、リーグ2位に浮上した。試合は松井の奮闘も及ばず1―6と完敗し、連勝は5でストップ。再び地区最下位に転落した。一方、岩村明憲内野手(29)所属のレイズはレンジャーズを下し、4連勝。前年、両リーグ通じて最下位のチームが戦没者追悼記念日(5月の最終月曜日)時に30球団の単独首位に立つのは史上初の快挙となった。
鋭い打球が右中間を破った。9回、先頭で打席に立った松井はウォーカーの真ん中高めの直球をはじき返す二塁打。2死後、モーラーの適時打で6試合連続得点となるホームを踏んだ。しかし、反撃もそこまで。完敗に背番号55は静かにベンチを後にした。
「なかなかいい時が続くのは難しい。また仕切り直して頑張ればいい」。今季4度目となる3安打を放ちながら、チームの連勝は5でストップ。1日で借金生活に逆戻りとなれば、言葉も弾むわけがなかった。
孤軍奮闘だった。2回にオルソンの内角高めの直球を中前へ運び、5試合連続安打をマークした。しかし、後が続かず無得点。3回には2死一、二塁から真ん中外寄りの直球を右前に打ち返した。しかし、右翼手・マーカキスのストライク返球で二塁走者・デイモンは本塁寸前タッチアウト。先取点を阻まれた。
マーカキスには4月18日の試合でも好返球で打点を阻止された。「(点が入れば)展開は多少とも変わっていたでしょう。肩も強いけどコントロールがいい」。今季メジャー最多の8補殺を記録している強肩右翼手が松井の“天敵”になりつつある。
最近5試合、17打数11安打の固め打ちで打率は3割3分1厘に上昇。トップのマウアー(ツインズ)に7厘差のア・リーグ2位につけた。この日の3本はすべて左腕から。今季の対左投手打率は3割2分3厘。昨年までの通算でも2割9分3厘と高打率を残しているが、今年は特に左を苦にしない。それが高打率の維持につながっている。
「とにかく目の前の試合に集中して勝つことを繰り返すしかない」。レギュラーでただ一人打率3割を超す松井が、波に乗りきれないチームにバットで刺激を与え続ける。
参照元:スポーツ報知