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プロ野球オールスターゲーム運営委員会は27日、「マツダオールスターゲーム2008」の開催要項を発表した。今季はファン投票とは別に、12球団の選手が投票する「選手間投票」を実施。2年連続の出場を狙う日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)は「選手間投票での選出を目指す」と宣言した。球宴後は北京五輪日本代表合宿への合流が確実。球宴出場が実現すれば、中6~7日の等間隔を経て、8月23日の決勝戦に向けて理想的なローテーションが完成する。
ダルビッシュの胸はときめいた。プロが選ぶ最高のプレーヤー。史上初の選手間投票に心を動かされた。「ファン投票は(楽天の)田中君とかがいてちょっと難しいと思うので、選手間投票での選出を目指します」。ライバルに認められて得る出場権。力強い言葉に“プロ中のプロ”への決意と意欲を詰め込んだ。
昨年は監督推薦で球宴に初出場。成績は田中を上回っていたが、ファン投票では約20万票差の2位に終わった。選手間投票は12球団の選手全員が両リーグ各ポジションの選手に投票するが、自軍選手への投票は不可。導入にはプロの目で真の実力者を選び、最強布陣を敷く狙いがある。同制度での出場選手こそ真のNO1。ダルビッシュが選手間投票での出場にこだわる理由はそこにある。
球宴直後の8月2日には北京五輪日本代表の合宿がスタートする。日本の大黒柱として期待される右腕は「マウンドに上がれば本気じゃないということはない」と球宴での全力投球を宣言。06年までチームメートだった巨人・小笠原には「真っすぐだけになると思う」と直球勝負を誓った。五輪1次リーグは8月13日に開幕。セ・リーグの一流打者との対戦は、自身の仕上がりをチェックする絶好の機会になる。
熱望する球宴出場が実現すれば、金メダルへの強烈な追い風が吹く。球宴に登板後、中6~7日で壮行試合、1次リーグが控えており、決勝の先発を託された場合にも理想的な登板間隔となる。これまでも中6日で最良のパフォーマンスを見せてきただけに、球宴出場は星野JAPANにとってもプラスに働きそうだ。
選手間投票に強い興味を示したダルビッシュはこの日さっそく1票を投じた。投票した選手名は明かさなかったが、「そういうのを考えるのは好きなのでスラスラ書けました。迷いなく」と笑った。新制度で“最強エース”の称号を勝ち取り、祭典から北京へ。ダルビッシュが描くシナリオの先には、悲願の金メダルが待っている。
◆選手間投票 全支配下選手が、自チーム選手を除くセ・リーグ9ポジション9選手、パ・リーグ10ポジション10選手(DH含む)に投票する。対象選手はファン投票リストの30選手で、ポジションごとの最多得票選手に出場資格を与える。1位選手がファン投票と重複した場合、選手間投票2位からの繰り上げ選出は行わず、その選手枠を監督推薦枠に移行する。出場できる28選手からファン投票と選手間投票とで選出された人数を差し引いた残りが監督推薦枠に充てられる。
◆「直球勝負」に応える小笠原フルスイング
○…小笠原は10年連続のオールスター出場に意欲を見せた。「選ばれるように、自分の持っているものをグラウンドでしっかり出していきたい」ときっぱり。昨年はダルビッシュとの対戦で二ゴロに倒れただけに「打てればいい思い出になるから、思い切り振りたいね」と意気込んでいた。
◆ダル28日先発!腰は大丈夫
○…ダルビッシュが腰の不安を一掃した。前回登板の21日横浜戦(札幌D)は腰の張りのため7回88球で降板したが、「問題ないです。普通にマウンドに上がれます」と先発濃厚な28日ヤクルト戦(神宮)に向けて万全をアピール。今季のオープン戦では新しいマウンドが合わず制球難に苦しんだが、「神宮? 思うことはありません」と平常心を強調した。
参照元:スポーツ報知