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◆日本ハム紅白戦 白組2-0紅組(7日・名護) 怪物が“散々デビュー”を喫した。日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が7日、沖縄・名護キャンプで行われた紅白戦に紅組の「4番・三塁」でフル出場。プロ初の実戦だったが、打っては3打数無安打2三振、守っても失策を記録した。また、ベンチでは打球が直撃しそうになるアクシデントに見舞われるなど、プロの洗礼を浴びる一日となってしまった。
何もかもうまくいかなかった。無安打、2三振、1失策。中田は散々な内容で“デビュー戦”を終えた。「緊張したッス。技術のなさが、だれから見ても目立ったと思います」自虐的に振り返るしかなかった。
打順は高校時代まで慣れ親しんできた4番。まずは1回1死二、三塁。バットを悠然と構える姿は、梨田監督に「雰囲気があった」と言わしめ、2年目の吉川からストレートの四球で出塁した。しかし、中田は「手元で伸びていた」とレベルの違いを体感させられていた。
お次は危機一髪のハプニングだ。3回、2打席目を控え、ベンチで待機していた怪物の正面に、村田の鋭いファウルボールが襲った。打球はくるぶしをかすめたが、反動で後ろに1回転。転げ落ちる姿は指揮官や他のナイン、今キャンプ最多となった観衆2500人の爆笑を誘ったが、中田本人は「焦ったッスよ」と顔を引きつらせた。
これが影響したのか、直後の第2打席以降は凡打のオンパレード。3、4打席目は空振り三振に倒れた。紅組スタメンで唯一の無安打。また、試合で初めて守った三塁でも、6回に一塁悪送球。“プロ初失策”のほかにも、記録は安打ながら反応が鈍く打球をはじくシーンがあった。
それでも、中田は「ボールについていけた。思い切り振れたし、あとは感覚と慣れ。何かをつかめた気がします」と反省を生かす姿勢を見せた。18歳が巻き返すための舞台は、まだいくらでもある。
参照元:スポーツ報知