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◆横浜6―7巨人(18日・横浜) 小笠原、ラミレスのアベック弾で巨人が連敗を止めた。2点リードの3回、まずラミちゃんが左翼場外へ消える27号2ラン。推定飛距離160メートル弾で勢いをつけると、5回にはガッツも左越えへ19号。OR砲がそろってアーチをかければ負けなしの6連勝。先発のグライシンガーは6回を3失点にまとめ、自身3連勝で9勝目。首位・阪神とは11・5ゲーム差のままだが、北京五輪期間中も投打の中心選手の大半がチームに残る巨人なら、8月に奇跡を起こせる。
パワーと技で打った2本のアーチが、チームの連敗を止めた。ラミレスと小笠原は、勝利に沸くベンチ前でハイタッチを交わした。今季、OR砲アベックアーチは6戦全勝。原監督も「3、4番が見事に打ってくれた。頼りになります」と対横浜戦5連勝を導いた大砲2人に、賛辞の言葉を惜しまなかった。
まずは、ラミレスが特大弾でチームに勢いをつけた。2点リードの3回2死一塁。那須野のど真ん中のチェンジアップをすくい上げると、打球は左翼席を超えて、場外に消えた。推定飛距離160メートルの豪快アーチに「入るとは思ったけど、まさか場外まで行くとはね。打球を見失ったよ。この球場での場外弾は2本目だけど、野球人生で一番飛んだね」と自画自賛で4試合ぶりの27号2ランを振り返った。
最近は仲間から何かを吸収しようとしている。試合前練習では打撃ケージに体を預け、10分近くチームメートの打撃に視線を送っている。「両足の使い方とか、ひじの使い方、ほかにも見るべきところはたくさんある。僕も日々、成長したいから、いい勉強になるよ」と説明する。若手もベテランも関係なく、熱視線を送る。5回にも中前安打して4試合ぶりのマルチ安打。実績があっても、慢心はしない。だから、好不調の波をつくらない。
目の前の場外弾で、ガッツの闘志に火がついた。社会人、NTT関東時代に横浜スタジアムで場外弾を放った男は、ただでは終わらない。3点リードの5回1死で、三橋の外角ぎりぎりのシュートにバットを振り抜いた。バックスピンのかかった打球は、左翼席最前列で弾んだ。3試合ぶりの19号ソロに「変化球をうまく打てた。打席ではラミちゃんにつなげることだけを考えていたよ」飛距離は115メートルでも、同じ一発は一発。今季2本目の左方向へのアーチと、左ひざの状態も良好だ。
2人がいれば、大丈夫。小笠原は前日(17日)、8月の北京五輪代表から外れた。本人には悔しいが、チームにとってはありがたいこと。7月に入り、ガッツが打率3割7分7厘で、ラミレスは3割8分6厘、本塁打はともに7本と、2人のバットで五輪期間中に奇跡を起こすことも夢ではない。「みんな知っての通り、僕は夏男だからね」R砲の言葉が、恐ろしく頼もしい。
巨人・原監督「(小笠原とラミレスの)3、4番が見事に打ってくれました。頼りになりますね。(鈴木尚と岩舘の)1、2番もそつなく持ち味を出せました。グライシンガーは変化球の制球が少し高かったが、ボールそのものは来ていた。先発としていい形で投げてくれました」
参照元:スポーツ報知