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◆広島1―3楽天(22日・広島) マー君がプロ初セーブをマークした。2点リードの7回、田中がプロ入り初の救援登板。3回を1安打無失点、3奪三振で試合を締めた。北京五輪日本代表の大野投手コーチが視察する中、同代表の最終候補に名を連ねる田中が中継ぎでも結果を残せることを示した。同じ候補の岩隈も6回1失点と好投し11勝目。10勝で並んでいたルイスとの最多勝対決を制した。チームは2枚看板の黄金リレーで初の交流戦勝ち越しを決めた。
「ピッチャー・田中」のコールが響いたのは、7回だった。球場のどよめきを受けながら、鋭い目つきのマー君がマウンドに立つ。プロ2年目、42試合目の登板で初めてのリリーフ。いつもと違う風景と責任感が、19歳にのしかかった。
「燃えました。岩隈さんの勝ち星を消さなくて良かったです。盛り上がりがピークの時にマウンドに上がるというのは、先発とは違いました」
2点リードの7回。さすがに力んだ“立ち上がり”は1死から嶋に右前安打を許したが、後続は連続三振。8、9回は3人でピシャリ。登板間隔が空くためのリリーフ措置でも、ノムさんは「岩隈とマー君のリレーで負けるわけにはいかない」。03年の巨人・真田以来となる10代でのセーブを記録した。チームの連敗を3で止め、球団初の交流戦勝ち越しだ。
高卒2年目のジャパン入りが「グイッ」と音を立てた。代表投手コーチの大野豊氏がテレビ中継解説で訪問。「ノムさんが使ったということは、ああいうこともできると受け止めていいんじゃないかな。いいものを見せてもらった」先発だけでなく、リリーフ適性も十分。評価は星野監督に伝えられることになる。
田中は「北京でリリーフ? ないっすよ。もうセーブもないでしょう」と笑った。ノムさんも「(岩隈と)2人とも(五輪に)出さないよ。仮病を使う」と“抵抗”を試みた。しかし、マー君が救援でも結果を出したことで、代表入りへの可能性は確実に広がった。
日本代表・星野仙一監督「いいボールを投げていたみたいだね。いい練習をしているよな。野村監督も分かっているね。オレと野球観が同じだから」
参照元:スポーツ報知