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◆広島1―3楽天(22日・広島) 楽天が敵地で広島に快勝。連敗を3で止め、球団創設4年目で初の交流戦勝ち越しを決めた。セ・リーグトップの10勝を挙げている広島・ルイスから、2回に横川史学外野手(23)が特大の先制2ラン。このところ下降気味だった2年目の新星が、チームにとっても9試合ぶりとなる貴重なアーチで、エース岩隈に11勝目をプレゼントした。
着弾点を確かめる必要などない。打った瞬間、横川は会心の笑顔で両手をポーンと叩いた。2回2死一塁。初球の144キロを完ぺきに捕らえた打球は、赤ヘルファンで埋まる右翼席中段に飛び込んだ。ともにリーグ最多勝の岩隈―ルイスの投げ合い。貴重な先手を奪う先制2号2ランに、「理想的な展開にできてよかった」とガッツポーズだ。
5月5日の1軍デビュー戦(対ソフトバンク)で2安打2打点をマーク。外野の定位置争いに名乗りを上げたが、その後は1軍のスピードに苦しみ、6月は打率2割1分4厘と低迷していた。「試合に出続けたことで、少し気持ちがダレていた」と反省したプロ2年生。「初めての時のような新鮮な気持ち」で臨んだこの日、最初の打席の初球を積極的に振り抜いた。
野村監督の“特別レッスン”も快打につながった。試合前、ベンチで指揮官に呼び止められ、バットのヘッドが下がるクセを修正する方法を教わった。打ったのは苦手としていた高めの直球。指導をすぐ結果に結びつける器用さを、橋上ヘッドコーチも「監督にいい印象を与えたんじゃないかな」と褒めた。
チームにとっても、7日の横浜戦で憲史が放った決勝代打3ラン以来、9試合ぶりのアーチ。その間、チームは2勝6敗と失速していた。苦境を救った殊勲弾。打線も横川もこれで再加速するはずだ。
参照元:スポーツ報知