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◆巨人2―1オリックス(18日・東京ドーム) お待たせしました。巨人が66試合目、勝率5割から4度目の挑戦でついに貯金1をゲットだ。1軍復帰4試合目の高橋由が3回に先制タイムリー。チームリーダーに続けと小笠原が4回、左翼席へ2試合連発となる11号ソロを運んだ。援護をもらった先発・バーンサイドは6回無失点の好投。1点差に迫られた8回2死、クルーンが登板、4者連続三振で締めた。役者がそろった3連勝で、交流戦勝ち越しも決定した。強いぞ、巨人!
長かった。ここに上がるために、歯を食いしばってきた。高橋由は、東京D内に響き渡る大歓声に後押しされてお立ち台に立った。「やっと帰ってきて活躍できて、本当にうれしいです」5月1日の広島戦以来、48日ぶりの本拠地での安打が決勝打となり、心の底から笑った。
最初で最後のチャンスだった。3回2死三塁で、オルティズの初球、外よりの直球をはじき返すと、打球は左翼フェンスを直撃した。「相手はテンポが早いので立ち遅れないように早めに始動した」1回先頭でも2球目を中前安打。腰痛から復帰後4試合目で初マルチ安打を記録し、初打点が貴重な適時打になった。4回に小笠原の一発はあったものの、得点圏に走者を置いたのはこの一度だけ。勝負強さを見せたヨシノブに原監督も「(これから)どんどん彼のペースになっていくでしょう」と爆発の予想した。
万全を期したはずだった。昨年10月に疲労性の腰痛を起こし、CSに出場できなかった。今年は試合前に30分以上かけて患部をストレッチした。試合後も腰を中心にマッサージを受け、ナイター終了後、帰宅時間が11時を過ぎることもあった。「おっさんになったから」とおどけたが、もうチームに迷惑はかけられないという思いがあった。
それでも5月3日に再発。2軍降格後は落ち込んだが、テレビ中継は全試合欠かさずチェックした。坂本、亀井、隠善ら若手が必死で戦う姿を目の当たりにした。「みんなの姿を見て、感じるものはありました」この日も3回の好機をつくったのは、坂本だった。1死から中堅左寄りの安打で二塁を陥れた。「ああいう走塁があったから僕のヒットで点が入った」絶対に凡退できない、そう思って打席に入った。
前夜(17日)のサヨナラ勝ちに続き、この日も1点差で逃げ切った。最後はクルーンを今季3度目のイニングをまたいで起用する執念のタクトで、今季初めて貯金をつくった。交流戦の勝ち越しも決まり、指揮官は「接戦をものにできているところに価値がある。いい形で今後につながる。福岡では2つやられているし、今度は本拠地で巨人らしい戦いをしたい」と2連敗中のソフトバンクに連勝し、交流戦を締めくくることを誓った。「(貯金という)壁を越えられたんで、これからどんどん勝っていきたい」お立ち台でヒーローが言った言葉を、G党は信じている。
巨人・原監督「接戦をものにできているのが価値があります。(クルーン投入は)理想は9回だけど、ああいう状況になったので彼の力を借りた。しっかりカバーしてくれた。(21日から対戦する)ソフトバンクは福岡で2つやられているので、今度は本拠地でジャイアンツらしい戦いをしたい」
参照元:スポーツ報知