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◆巨人1―3阪神(5日・東京ドーム) 金本がひと振りで天敵を沈めた。1点リードの6回1死二塁。内角直球を右翼スタンドに放り込んだ。通算1998本目の安打は、同397本目の本塁打だった。

 「オレも打てると思ってなかったよ」オフの争奪戦で巨人に奪われたグライシンガーに、チームは翻弄(ほんろう)されていた。試合開始から2回の金本まで4者連続三振。5回に犠飛で先制したが、6回1死まで3安打に封じられた。昨季のチーム対戦打率が2割2分1厘。金本も1割5分8厘だった。だが、この日の3打席目、通算12球目。「甘くはないけど『甘め』だった。唯一、打てる球だった」ワンチャンスを逃さなかった。チームでただ1本の長打は、岡田監督に「1点じゃ、分からなかったから」と勝利を確信させる2ランになった。

 5試合連続安打で、通算2000本安打まで残り2だ。「あと2本ね。以上」注目の話題は遮った。余裕はない。昨年10月に左ひざを手術。3月に一度は、太ももの太さを左右同じ64センチに戻した。「ここまでがどれだけ大変やったことか」と懸命なリハビリの成果に息をついた。だがその後、左太ももだけが再び5ミリ細くなった。手術の影響が残っている証拠だ。

 それでも、失投を逃さぬ集中力で、今季の打率4割7厘、3本塁打、11打点と抜群の働き。巨人に連勝し、3年ぶりに開幕から3カード連続で勝ち越した。主砲は「油断せんように」とニコリともせず、単独首位に立った指揮官も「明日がある」と口をそろえた。金本が6日、大記録に到達すれば、G倒3連勝も見える。

参照元:スポーツ報知

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◆西武4―2楽天(5日・西武ドーム) 石井一の登板日は、ファンも「滑らないヒーローインタビュー」があるのを知っている。開幕戦以来となる2万人のファンがお立ち台を待っていた。8回2失点で開幕から3連勝を決めた石井に、インタビュアーが「ナイスピッチングでした!」と興奮気味にあおると「はい。なんとか大丈夫でした」。さらに首位に立ったことについては「おめでとうございます!」。ヤクルト時代の若松監督がリーグ制覇した時、口にした名ゼリフを借用して、ファンを喜ばせた。

 リリーフの岡本真、グラマンが連投していたため「今日は完投しなきゃいけない」と思って挑んだ。3回に守備の乱れから1点を失ったが、コーナーを丁寧に突く投球で楽天に反撃の糸口を与えなかった。圧巻は8回。1点を失い、2点差となって迎えた1死一、三塁のピンチで代打・大広、主砲フェルナンデスを連続の空振り三振。彩子夫人が「珍しいですね」というガッツポーズが思わず出た。

 前日のランニング中に首に違和感が生じ、登板ギリギリまで電気治療を受けていた。「ちょっと気になったんで、(普段は)140キロくらいの直球が137~8キロだった」それでも抑えてしまうところがベテランの持ち味。ヤクルト時代もめったに褒められることのなかった恩師の楽天・野村監督も「ピッチングがうまくなったなあ」と称賛した。

 この日は長男・幹大君(7)の小学校の入学式だった。「いいお祝いになりましたね。投げてる時は忘れてたけど」式を終え、4回から応援に来ていた息子が試合後お出迎えすると「ダディも一生懸命仕事してるんだよ」と語りかけた。マウンドでも、お立ち台でも見せないパパの顔になっていた。

参照元:スポーツ報知

◆ロッテ0―3ソフトバンク(5日・千葉マリン) ソフトバンクの黄金ルーキー・大場翔太(22)が、16奪三振で今季2度目の無四球完封を飾った。1990年の近鉄・野茂(現ロイヤルズ)が記録した17奪三振の新人記録には1つ及ばなかったが、球団記録を塗り替える快投。7連続を含むプロ野球史上3人目の全員奪三振でチームを首位タイに導いた鉄腕が、新人王へ一直線に突き進む。

 鼻歌すら聞こえてきそうな、悠々の132球だった。ロッテの強打者がムキになって挑んできても、大場には状況を楽しむ余裕すらあった。「三振の数はマウンドでも分かっていました」と、いつものポーカーフェースで自慢の直球を投げ込み、クルリクルリと切って取る。9回2死、西岡を右飛に仕留め、ようやく白い歯がこぼれた。

 先月23日の楽天戦(ヤフーD)で無四球完封デビューを飾ったルーキー右腕が、またも大仕事をやってのけた。初回2死一塁からの7連続を含む全員からの16奪三振は、前身の南海時代の40年・清水が持つ15三振を超える球団新記録。90年の野茂の持つ新人記録の17三振に肉薄する快投だ。

 天までもが背番号17に味方した。千葉マリン特有の強風を受け、最速146キロの直球は回転数を増し、変化球も大きく揺れた。里崎に2本、左翼ポール際への大飛球を許したが、いずれも風に押し戻されてファウル。八千代松陰高(千葉)時代は「あまりいい思い出はなかった」球場だが、この日ばかりは“神風”が吹いた。

 負ければ貯金がなくなる危機を救った快投に、王監督からも「攻めの投球の典型で、最高の投球だった。完ぺきだったね」と絶賛の嵐だ。先月30日の西武戦(西武D)では3被弾で7回5失点。揺らぎかけた信頼を、再び不動のものとした。

 ヒーローインタビュー後、新人らしい初々しさを見せた。鷹ファンが待つ左翼席にサインボールを投げ入れ、内野席のファンとはハイタッチ。通常ではあり得ない敵地でのウイニングランも、抜群の内容と笑顔で許されてしまう。成し遂げた事実の大きさを理解していないのか「球団記録? そうなんですか。うれしいです」とポーカーフェースだった。

 「三振を取るより、点を入れさせない投球を続けていきたい」と無欲を強調したが、昨年、東都大学リーグ新記録の410奪三振を樹立した片りんを早くも披露した鉄腕。新たな「ドクターK」伝説が、華々しく幕を開けた。

 ◆大場記録メモ
  ▼…ルーキーの大場(ソ)がロッテの出場した9人の打者全員から三振を奪った。全員奪三振を記録したのは延べ10チームあるが、1人の投手でマークしたのは、04年の松坂(西)、05年の川上(中)に次いで大場が3人目になる。一方、ロッテは全員三振を喫したのが、3度目で日本ハムと並び最多になってしまった。
  ▼…大場は16奪三振をマーク。1試合16奪三振以上は、19の野田(オ)をはじめ、16人目(18度目)だが、新人では、90年の野茂(近)の17個に次ぎ、80年木田(日)、93年伊藤(ヤ)に並ぶ記録だ。
  ▼…大場は1回のオーティズ(ロ)から、7人連続で三振を奪った。連続奪三振のプロ野球記録は、57年梶本隆夫(阪急)、58年土橋正幸(東映)が記録した9打者連続だが、新人で7人以上続けて三振を奪ったのは、62年尾崎行雄(東映)、90年潮崎哲也(西)の8人連続、03年の和田(ダ)、久保(巨)の7人連続に次いで大場が5人目だ。
  ▼…無四死球完封勝利の大場は、3月23日の楽天戦でも無四死球完封。2リーグ制となった50年以降、新人が4月までに2度の完封勝利をマークしたのは、06年平野佳(オ)以来9人目になるが、無四死球の完封を2度となると、大場が初めてだ。

参照元:スポーツ報知

◆パドレス1―7ドジャース(4日・サンディエゴ) ドジャースの黒田博樹投手(33)がパドレス戦に先発。7回を無四球の3安打1失点という好投で、メジャー初登板を白星で飾った。77球中、約7割の53球がストライクという制球力に「精密機械」の異名を持つパ軍・マダックスが「間違いなくメジャーで成功する」と太鼓判を押す、衝撃デビューだった。

 マウンド付近での勝利の儀式、ハイタッチでナインを迎えた黒田に、最後を締めたビリングスリーから白球が手渡された。ウイニングボールを握りしめ、笑みがこぼれた。トーレ監督からは、この日のメンバー表を記念として贈られた。メジャーデビュー戦。7回を3安打1失点に抑える堂々の初勝利だ。

 2番打者との対戦が、好投へのカギとなった。東都大学リーグの専大時代、青学大の井口と対戦経験がある。タイムリー、本塁打と「よく打たれていたから嫌な感じがあった」という井口を1回1死で迎え、カウント2―1から外角高めへのスライダーで空振り三振。「初回から三振が取れて、乗っていけた」メジャーの先輩をきっちり抑えて、手応えをつかんだ。

 相手ベンチからは光る目があった。「精密機械」と呼ばれ、20年連続13勝以上で347勝の41歳右腕、マダックス。「たった1球しか強く打ち返された球がなかったな。フォークとカットボールが印象的。間違いなく、メジャーで成功するさ」大きな目をさらに丸くした。6回2死からジャイルズに右越えソロを許して与えた1点だけに抑える投球で大投手に衝撃を与えた。

 この日は午後7時5分開始の試合に向け、午後2時半過ぎには、隣接する宿舎を出て、歩いて球場入り。だが、入り口が閉まっていて、約15分も待ちぼうけを食らった。顔を覚えられていない敵地だけに、選手証の提示も求められた。「日本では考えられないことですけど、対応しないと。いろんなことがありますよ」厳しい経験も、試合には影響させない強い心があった。

 捕手・マーティンのサポートにも救われた。黒田が感激したのは、内外角をうまく使ったリードだけではない。女房役は通訳から教えてもらった日本語のメモをポケットに忍ばせ、一気に6点を勝ち越した長い7回の攻撃後に上がったマウンドで「オチツイテ」と励ましてくれた。

 トーレ監督は「全球種でストライクが取れるから、打者が狙い球を絞れない。大きな1勝を取ってくれた」と33歳のルーキー右腕の制球力をたたえた。「これでチームに入っていけたというか、ここからやっと、スタートできる」初戦勝利を手に、黒田の長いシーズンが始まった。

 ◆5人目のデビュー戦勝利 ド軍・黒田がデビュー戦7回1失点で初勝利。日本人投手のメジャー登板は25人目となるが、初試合を勝利で飾ったのは5人目。別表のようにいずれも先発でスタートした投手(リリーフスタートでは一人もいない)だ。ド軍での先発デビューは、95年野茂が5回1安打無失点、02年石井も5回2/3を2安打無失点だっただけに、3人とも初陣から快投を見せたことになる。

参照元:スポーツ報知

◆ヤンキース3―6レイズ(5日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手は「8番・左翼」で4打数1安打だった。

 レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で5打数1安打。

参照元:スポーツ報知

◆カブス9―7アストロズ(5日・シカゴ) カブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場、4打数2安打2打点だった。

参照元:スポーツ報知

◆ツインズ6―4ロイヤルズ(5日) ロイヤルズの野茂英雄投手(39)は5日、3年ぶりの大リーグ昇格を果たして中継ぎでツインズ戦にベンチ入りしたが、登板しなかった。メジャー復帰登板は6日(日本時間7日)のツインズ戦以降に持ち越した。チームは4―6で敗れた。

 野茂は試合中、一塁側にあるブルペンで待機。8回には出番に備えて投球練習していた。

 野茂は試合前に「チームに感謝している。1試合でも多く投げ、貢献したい」と抱負を語ったが、試合後は「(メジャーに復帰した実感は)分からないですね」と言葉少なだった。

 今回の昇格は、ベンチ入り25人のうち投手を1人増やして12人にしたため、中継ぎ要員としてチャンスが巡ってきた。野茂が大リーグで最後に登板したのは、デビルレイズ(現レイズ)に所属していた2005年7月15日のブルージェイズ戦。

参照元:スポーツ報知

◆巨人1―6阪神(4日・東京ドーム) 巨人がまた不名誉な記録を残した。開幕投手を務めた高橋尚が6回途中5失点で2試合連続KO。開幕7試合で先発投手に勝ち星がないのは球団史上初めてのことだ。ラミレスを第74代の4番に据えた打線も、高橋由が球団史上5人目となる10本目の初回先頭打者本塁打を放ったが、2回以降はわずか2安打で沈黙した。長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(72)が観戦した「長嶋茂雄シリーズ」で、05年6月7日以来の単独最下位に沈んだ。

 立て続けに3度、ペットボトルの水を口に含み、首をひねった。またもKO。高橋尚はタオルで何度も顔をぬぐった。「2試合続けてこういう結果になってしまった。配球が悪いのか、フォームなのか…」ベンチでうなだれた左腕の耳に、猛虎党の大合唱が響いた。

 踏ん張れなかった。2点を追う6回、先頭の今岡に四球を与えた。鳥谷に中前安打を浴びて無死二、三塁となり、交代となった。「自分の中では悪いと思っていなかったけど、甘く入った」直後、決定的な2点が追加された。

 前夜、劇的な3者連続本塁打で中日に逆転勝ち。開幕連敗を5で止めた。初回、高橋由が先頭打者本塁打を放った。連勝街道が始まる予感に本拠地が沸いたが、2回にあっさり同点にされた。勢いに水を差した。

 4回には今岡とフォードにソロ2発を被弾。「チームの流れを止めるようなことをしてしまった」勝ちたい気持ちが空回りし、5回0/3を8安打5失点。左腕が断ち切った反撃への流れは、再び戻ることはなかった。直後の6回裏、1死一、二塁のチャンスで、巨人74代目の4番に座ったラミレスが遊ゴロ。李承ヨプも見逃し三振に倒れた。重量打線は高橋由の初回先頭弾以降、沈黙したまま「スミ1」で終わった。

 原監督も厳しい言葉を並べた。「今年はエースとして開幕投手に指名したわけですから。彼も役割は十分、分かっている。しっかりと全うしてもらいたい」先発に求める6回3失点の最低ノルマ。かろうじて達成したのはグライシンガーと上原。開幕から7試合連続で先発投手に勝ち星がつかないのは、球団史上初の不名誉な記録となった。

 舞台裏も慌ただしさを増している。3日の中日戦で5回5失点KOされた金刃は登録を抹消。開幕3戦目で先発した栂野を8回に中継ぎで投入した。左脇腹痛で出遅れた木佐貫が1軍練習に合流したことで、6日に即先発する可能性が高まった。キャンプ、オープン戦で激しい競争を勝ち抜いたはずの投手陣は、早くも再編を強いられた。

 開幕から1勝6敗で、05年6月7日以来の単独最下位。だが、下を向く選手は1人もいない。ヒサノリは敗戦後のベンチ裏で立ち止まり、報道陣に気丈に応対した。「今できることは気持ちを切り替えて、自分のピッチングをすることです」まだ7試合。前を見て進む先に、光は必ずある。

 巨人・原監督「打線は見ての通り。(先発が)がっぷり四つに組んでくれれば試合をつくれるが、そういう状況にできなかった。高橋尚は開幕投手に指名したわけですから、責任は果たしてもらいたい。(4番入れ替えは)4番の重さや役割は理解している。その中でチームの最善策を取りました。アンパイアは少し(ストライクゾーンが)広かった。我々は正しいジャッジを望んでいます」

◆ミスター観戦「あっという間の50年」 ○…4日から「永久欠番シリーズ」の第1弾「長嶋茂雄シリーズ」が開催され、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が東京ドームへ観戦に訪れた。巨人ベンチ内には「背番号3」のユニホームが飾られ、試合前にはナインと談笑し、原監督とはガッチリと握手を交わした。長嶋氏はプロデビュー50年を記念し、グラウンドからファンにあいさつ。球団を通じ「あっという間の50年でした。(新人だった58年の開幕戦での)金田さんとの対戦は、一番印象に残っていますし、最初にあのような大投手と当たったことが、その後の野球人生に生きたのだと思います」とコメントした。

参照元:スポーツ報知

◆巨人1―6阪神(4日、東京ドーム) 中前に落ちる打球を確認しながら、今岡は一気にスピードを上げた。2点リードの6回、四球で出塁すると、鳥谷の中前安打で三塁にヘッドスライディング。「アウトになったらごめん、くらいの気持ち」捨て身のプレーがチームの勢いに拍車をかけた。

 同点で迎えた4回。バックスクリーン左に勝ち越しとなる今季1号ソロ。前日(3日)の広島戦では覇気のない4打席凡退で、開幕7試合目にして2軍降格の危機に立たされた。「開幕して一番いい打ち方ができた。あとは心のきっかけになって、明日につながっていければ」と、久々に吹っ切れた表情を見せた。

 今岡同様、不振のフォードも続いた。4回1死に来日1号ソロ。ここまで1割5分8厘に落ち込んでいたバットが、この日は4打数3安打3打点。「チームがいい状態だったのに結果が出せなくてイライラしてた。打って勝利に貢献できてよかった」と満足そうに振り返った。

 「当たりが出てない2人もこれでなぁ…」と胸をなで下ろした岡田監督。アキレスけんだった2人の復活で、死角はなくなった。

 ◆安藤復活2勝 阪神・安藤が開幕2連勝を飾った。初回に高橋由の先頭打者アーチを浴びる波乱の立ち上がりだったが抜群の制球力で両コーナーと低めをつき7回を4安打1失点。「外角の球が決まってくれた。内角へ厳しくいけたのも有効だったかな」と笑み。右肩故障に泣いた昨年の勝ち星に早くも並び、大黒柱が完全復活だ。

参照元:スポーツ報知

◆第80回選抜高校野球大会最終日 沖縄尚学9―0聖望学園(4日、甲子園) 沖縄尚学が沖縄勢として春、夏通じて初優勝した1999年のセンバツ以来、9年ぶり2度目の頂点に立った。“ハイサイ王子”ことエース右腕・東浜巨(なお=3年)が聖望学園(埼玉)を6安打に抑え、今大会2度目の完封。決勝では98年の横浜・松坂大輔(現レッドソックス)以来のシャットアウトとなった。就任3年目、甲子園初采配の比嘉公也監督(26)は33年ぶりに投手、監督の両方で頂点に立った。

 球場全体が歓喜の瞬間を待ちわびている。9回2死、カウント2―0。東浜の130球目となるスライダーに、聖望学園・田中信之助のバットが空を切った。両手を天に突き上げ、何度もジャンプするエースに、沖縄尚学ナインが駆け寄った。

 「締めは自分だと思ってました。全国制覇が目標だったのでうれしい」9年前と同じように、三塁側アルプスからわき起こったウエーブが球場全体を巻き込んでいた。あの時と同じ4月4日に2度目のVを決めた。

 初体験となる3連投のマウンドだったが、打線が強力に援護。初回から猛攻を見せ、5回までに9点を奪った。「初回の1点が大きかった。完封? 最初から狙ってました」大量リードに乗って、コースを丁寧に突き、打たせて取る投球がさえた。今大会NO1右腕は98年春、横浜・松坂以来となる決勝戦完封で大会を締めくくった。

 驚異的なスタミナは先輩への思いが生んだ。昨夏の沖縄大会準決勝。2年生エース・東浜は熱中症で途中降板し、チームも敗れた。その前年秋、東浜の同級生部員が絡んだ暴行事件で出場停止となり、センバツへの道を閉ざしてしまっただけに、どうしても先輩を甲子園に連れていきたかった。新チーム結成後、その無念を晴らしたい一心で一日も欠かさず投球した。

 甲子園V投手の比嘉監督は細かい技術指導はしなかった。「気持ちで投げろ」「沖尚のエースとしての自覚が足りない」。精神論ばかりで物足りなさを感じることもあった。だが、準々決勝の天理戦で左ひざを打撲。痛みに耐えて投げ続け、気力の大切さを初めて実感した。

 「ようやく比嘉先生に並ぶことができました」センバツを制して、尊敬する大先輩に追いついた。「大会を通じてたくましくなった」と比嘉監督も目を細めた。戦いは新たな舞台に移る。指揮官を超える春夏連覇を目指し、「夏が勝負です」と東浜は力強く言いきった。

 ◆沖縄尚学(那覇市)1957年、沖縄高として創立した私立共学校。83年、現校名に改称。普通科のみで特進、国際文化科学、スーパー特進、体育コースに分かれている。生徒数は1104人(うち女子466人)。野球部は創立年に創部。部員数57人。春は今大会で4度目、夏は5度、甲子園に出場。OBに安仁屋宗八(元広島)、真喜志安永(日本ハムコーチ)、比嘉寿光(広島)など。

 ◆トルシエ氏観戦 ○…元サッカー日本代表監督で、JFLのFC琉球のフィリップ・トルシエ総監督(53)がアルプス席で初観戦した。「沖縄にとって一大行事。一体感を感じるし、すごくうれしい。沖縄県民が野球と同じようにサッカーを応援してほしい」と興奮。一方的な試合展開に「3人ぐらいスカウトしたい。西銘は興味深い」とジョークもさえていた。

参照元:スポーツ報知

◆中日1―6ヤクルト(4日・ナゴヤドーム) 最後の1点は“らしく”もぎ取った。1点を加えた9回、なおも1死三塁。飯原の投ゴロで三塁走者・ガイエルが飛び出した。しかし、必死の走塁が鉄壁の中日内野陣を混乱に陥れる。野選に名手・井端の失策も重なり、1死二、三塁。続く福川の三ゴロを今度は中村紀がはじき、6点目が入った。開幕から7戦連続の6得点以上は85年の南海を抜き、プロ野球史上最長。連勝も3に伸ばし、阪神との同率首位をがっちりキープした。

 ラミレスという主砲を失ったチームが、機動力を前面に押し立て得点を積み重ねている。この日は、7戦目で初めて盗塁ゼロに終わったが、2回にはガイエルが積極果敢に三盗を狙う。高田監督は「(7戦連続6点は)打力がダメだダメだ、と言われてるチームなのにね。ガイエル? 『行ける時に行け』と言ってるから。オレも行かなきゃ、と思ったんじゃない」と、助っ人にも浸透した走塁への意識に目を細めた。

 不安材料も吹き飛ばした。当たりのなかった4番・リグスが、先制の中越え1号ソロを含む今季初の3安打。「この球場はボールがよく見える。ここに来ると打てる気がするよ」とおどけた。この日はチーム6安打のうち、助っ人2人で5安打、5打点。機動力に大砲が効果的に絡み、今季最少安打でも6点を奪ってみせた。

 昨季、1勝11敗と大きく負け越した鬼門のナゴヤDでの快勝。指揮官は「苦手のナゴヤドーム? オレは知らないから。オレは初めてだし、チームも変わってる。最後の2点が大きかったね。押本と林を休ませることができた」と余裕たっぷりに振り返った。相手も場所も関係ない。積極走塁で波に乗ったヤクルトの勢いが止まりそうもない。

 ◆中日・朝倉 痛恨被弾 ○…1点ビハインドの3回に荒木の失策などで2死一、二塁。先発の朝倉が、踏ん張りどころでガイエルに致命的な3ランを浴びた。「ミスの後の抑えないといけないところで長打を浴びた」と肩を落とす右腕。前日(3日)はエース・川上が3者連続を含む4被弾で逆転負け。この日の2回もリグスに先制ソロを浴びるなど、空中戦に苦しめられている。

参照元:スポーツ報知

◆西武4―2楽天(4日・前橋) 楽天の勢いは歯がゆさを残して止まった。ノムさん流の格言で敗戦を振り返った。「安打多くして得点少なし。(被)安打少のうして失点多し。これぞ本来の楽天野球」13安打で得点は2。ついに連勝は7で止まった。球団タイ記録の6試合連続2ケタ安打でも勝てなかった。

 ミスが出れば負ける。「インチェもインチェでインケツだった。久々の先発で緊張してるのに、足を引っ張られてかわいそうだ」今季初先発で4回4失点の左腕をかばうノムさんが指摘するのは4回無死。中村の飛球をリックが“バンザイ”で捕れず、左前二塁打にした。「すごい珍プレーだろ」そこから決定的な2点を奪われた。

 打のミスも響いた。「2アウトから得点するのが本当の実力。それができないということは、まだ優勝を争うチームじゃない」8回2死満塁、礒部が初球を引っかけて二ゴロ。9回無死一、二塁は藤井がでバント失敗の投飛。さらに2死一、二塁は草野が二飛でゲームセット。追いつめても追いつけなかった。

 嫌な予感は的中した。敷島球場のベンチに腰を下ろすなり、両翼91・5メートルの球場を見て「狭いな」とつぶやいた。3回に栗山の同点弾を食らった。「きょうの先発は3回で交代」と予想したインチェは4回が限界だった。「悪い予感ばかり当たるな」とお手上げだ。

 2位のソフトバンクが敗れて首位はキープ。一日天下にならずに済んだのが、せめてもの救い。「連勝はいずれ止まる。問題は止まり方。まだまだ漠然と野球やってる。目に見えない小さなところが未熟ですよ」悪い流れは1日でたち切りたい。ノムさんは最後までボヤキで活を入れていた。

参照元:スポーツ報知

 ◆マリナーズ4―1レンジャーズ(2日・シアトル) マリナーズのイチロー外野手(34)はレンジャーズ戦に「1番・中堅」で先発して4打数1安打。城島健司捕手(31)は無安打だったが、チームは開幕シリーズに勝ち越し、好スタートを切った。

 51番が手放しで絶賛だ。「今日はやっぱりシルバですよね、いいですね」7回3安打1失点と好投した右腕をほめた。「打たれた後もガンガンいく。『ごっついデブな上原』。そんな雰囲気かな」とテンポの良さを巨人のエースにたとえた。

 試合前、ショックな出来事があった。守護神プッツが故障者リスト入り。しかし、城島は3試合で計3失点の先発投手陣に信頼を寄せる。「投手が試合を作ってくれるので(同一カード)3連敗はない。3連敗さえなければ(負け越しても)次のカードで取り返せますから」正捕手は手応えを感じていた。

参照元:スポーツ報知

故障者リストに入っている米大リーグ、アストロズの松井稼頭央内野手が、早ければ13日にもメジャー復帰できる見込みとなった。7日に診察を受けた後、8日から傘下のマイナー、2Aのコーパスクリスティに合流、調整を始めると球団が4日、発表した。

 松井稼頭央「(調子は)いいです。(復帰時期は)予定通りで大丈夫だと思う」

参照元:スポーツ報知

◆カブス3―4アストロズ(4日・シカゴ) カブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場、4打数2安打だった。

 福留は2安打で打線をもり立てた。しかし、1点差で惜敗。「みんなやることは分かっている。でも流れがある」。浮かない表情で、波に乗れないチームを評した。

 2回は真ん中の直球を中前に運び、7回は内寄りの球を詰まりながら右前打した。「結果として安打になった。あれはあれでいい」と、好機を広げた一打を振り返った。

 あとは同僚の奮起を待つばかりだが、「みんながよくなれば、僕が悪くなるかもしれない。(凡打になった)あと2つを何とかしたい」。

参照元:スポーツ報知

◆パドレス―ドジャース(4日・サンディエゴ) ドジャースの黒田はパドレス戦に先発で大リーグ初登板する。パドレスの井口は前日まで4試合連続安打。

 黒田は試合前、ロッカールームでパドレスの打者を研究したノートを持ち、いすに座って気持ちを落ち着けた。

 投手陣の全体ミーティング後、練習で三塁ベンチ前に姿を見せた黒田は緊張した表情でコーチと話し、ベンチ裏へ。試合開始前には右翼でキャッチボールとブルペンで投球を行った。

参照元:スポーツ報知

◆ヤンキース―レイズ(4日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀はレイズ戦の3回、第1打席で右翼ポール直撃の今季初本塁打を放った。レイズの岩村は第2打席で左前打した。

 先頭打者の3回、3球目の内角球に松井秀の体が鋭く回った。ポールに当たった球が右翼手の前に落ちた。今季、1号本塁打だ。

 右ひざのリハビリテーションから始まったキャンプだった。故障上がりの8番打者が、最高のシーズンを迎えるのか。

 松井秀喜「打撃の感覚はいい。そういう手応えはある」

参照元:スポーツ報知

◆巨人6―5中日(3日・東京ドーム) 巨人が3連続本塁打で逆転勝ち、開幕からの連敗を5で止めた。

 巨人打線は打線組み替えを敢行。亀井を「2番・中堅」、脇谷を「8番・二塁」で今季初スタメンに抜てき。

 1―5と大きくリードを許し迎えた7回2死一、二塁からリードオフマンの高橋由の左越3ランで反撃開始。続く亀井は右越同点ソロ、さらに続く小笠原がこの日自身2発目となる右越2号で逆転、中日エース川上をマウンドから引きずりおろした。

 8回は豊田、9回は新守護神クルーンが無失点に抑え、逃げ切った。2番手で2回を無失点に抑えた西村が今季1勝目、クルーンは移籍初セーブを挙げた。

参照元:スポーツ報知

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