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◆日本ハム1―0楽天(10日・札幌ドーム) エースでも楽天は勝てなかった。岩隈の投球は誰にも文句を言わせない内容だった。8回3安打で1失点。100球完投で今季初黒星。ダルビッシュという相手が悪かった。チームは1週間、白星に見放されて2年ぶりの6連敗で、リーグ一番乗りの10敗目。北の大地でも、浮上のきっかけをつかめなかった。
これ以上ない相手、これ以上ない投げ合いを終え、右腕の表情はむしろサバサバしていた。「相手がいいピッチャー。いかに先制点を与えないか、というところでした」6回まで無安打。MAX150キロの攻めの投球を見せた。
7回。稲葉を敬遠した1死一、二塁から高橋に痛恨の四球。満塁からスレッジに決勝の左犠飛を許した。自身24イニングぶりの失点。「あそこ(四球)は勝負した結果。しようがないです」投球の内容ではない。ダルビッシュとの投げ合いに粘り負けしたことだけが、悔やまれた。
度重なるけがと不振から脱出を目指す今季。「今年は田中に負けない成績を残したい」とオフから燃えていた。普段は闘志を表に出さない男が「ダルビッシュに投げ勝つ」と話すのをナインも耳にしていた。野村監督も「よく投げた。(高橋への)四球はよくないけど、こういう経験をして成長してくんだよ」とボヤくとことはなかった。
ダルビッシュ1人にやられた。ノムさんは「この1週間、散々な目に遭いましたな。攻撃が淡泊すぎる。勝てる試合を落としていくと、こうなるよ」とエースで負けた惨状に危機感を募らせた。11日からは5試合負けなしの本拠地でオリックス戦。ナイン全員が右腕の気迫を見習って、連敗脱出の糸口を見つけたい。
参照元:スポーツ報知