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◆ヤンキース15―9レッドソックス(16日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が、レッドソックス戦で5回に逆転の口火を切る右前安打を放った。続くポサダの二塁打で一塁から生還し、手術した右ひざの不安を感じさせない激走を見せた。両チーム合計30安打の乱打戦を2試合連続マルチ安打で勝利に導き、ヤ軍は今季初の3連勝。レ軍に並ぶ首位タイに浮上した。また、カブスの福留孝介外野手(30)がレッズ戦で先制打を含む2試合連続マルチ安打。3連勝に貢献した。
鬼の形相だった。ポサダの打球が左翼フェンス際に抜けるのを確認すると、一塁走者の松井は二塁ベース手前から加速した。奥歯を食いしばって三塁も蹴り、バリテックのタッチをかいくぐってホームへ滑り込んだ。
6点を奪われ、逆に2点のリードを許した5回。1死から右前安打で出塁し、激走で生還。1点差に詰め寄ると、流れは一気にヤ軍へ傾いた。その後、適時打に相手失策も絡んで再逆転に成功。松井が乱打戦を制する逆転劇の起点となった。
「いいトレーニングになったんじゃないかな」。守備でもライン際の飛球をランニングキャッチ。手術した右ひざの不安を感じさせない足の運びを見せた。試合後、患部のアイシングは欠かせない。それでも、順調な回復に口調は軽い。
4回は先頭で打席に立ち、バックホルツのチェンジアップを中前へはじき返した。5回の安打と合わせて2試合連続のマルチ安打。出場15試合のうち12試合で安打を残している。8回には1死二、三塁から今季初めて敬遠も味わった。相手が勝負を避けることが、「ある程度は(ボールが)見えている感じ。打ち損じはあるが、決して悪くはない」という好調を裏付けている。
宿敵を叩いての今季初3連勝で、ヤ軍は首位タイに浮上。昨年は4月に9勝14敗と負け越し、出遅れが響いて地区優勝を逃した。松井も昨年まで4月の打率2割5分5厘は月別最低だが、今季は3割2分7厘と好スタートを切った。4月をいい形で乗り切れば、チームと松井に最高のゴールが待っているに違いない。
◆松坂もゴジラもお互いめでたい
○…試合前、外野で球拾いをしていた松井のもとへレッドソックスの松坂があいさつに訪れた。前回ボストンの対戦では、松坂の登板も重なって試合前の対面はなかったが、今回は固く手を握り合って数分間、談笑した。「お互いにおめでとう、とね」松井は松坂の長男誕生を祝い、松坂からは結婚を祝福された。
◆Aロッド522号でメジャー歴代単独15位
○…ヤンキースのAロッドが初回、バックホルツから左中間へ2者連続となる4号ソロ。通算本塁打を522とし、ともに殿堂入りしているウィリー・マッコビー(元ジャイアンツ)、テッド・ウィリアムス(元レッドソックス)を抜いてメジャー歴代単独15位に立った。偉大な2人を上回り、Aロッドは「とても興奮したよ」。
参照元:スポーツ報知