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◆中日4x-1巨人(11日・ナゴヤドーム) 握りしめた右拳を突き出す。仕事をやり遂げたパウエルが、ベンチへ戻りながらほえた。待ち構えていた仲間の手のひらを、勢いよくパチン、パチン!と叩いた。あまりの痛みに大道が跳び上がった。「長いイニングを投げられたことに関しては満足している」9回1失点。自責点0という白星に等しい119球の力投に、感情が爆発した。
最後のピンチも気合でしのいだ。1―1の9回裏。1死二塁とされたが、谷繁を三ゴロ。代打・立浪を敬遠すると、井端を外角低めへ落ちるスライダーで二直に封じた。「自分にとってもチームにとっても、またブルペンの投手を休ませるという意味でも、大事なゲームだった」今季初先発した7月28日の広島戦(東京ドーム)で5回3失点の黒星。4日のヤクルト戦(神宮)は3回4失点でKOされた。3度目のラストチャンス。初回に失策絡みで1点を失ったが、粘った末にようやく結果を残した。
強烈なプロ意識ではい上がってきた。開幕直前に右ひざを手術。その後の過酷なリハビリ中、重大な決意をした。ひざへの負担を少しでも減らすためのダイエット。大好きなハンバーガー類を封印した。「フィレオフィッシュが一番の好物なんだけど、あれは脂っこすぎる」2月のキャンプ時に115キロあった体重を107キロまで減らした。「今はビッグマックで我慢してるんだ」体とともにジョークのキレも増している。
おかげで球威も戻り、カーブの切れ味も鋭さを増した。延長戦で敗れたため、試合後に笑顔はなかったが、表情に充実感が漂った。「これからチーム一丸となって、明日からも頑張りたい」と力強く締めくくった。敗戦の中、差し込んだひと筋の光。昨季10勝したタフネス右腕が、本当に帰ってきた。
参照元:スポーツ報知
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