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中日と広島からそれぞれFA宣言した福留孝介外野手(30)、新井貴浩内野手(30)のダブル獲得を狙う阪神が、交渉解禁日の14日に「即アポ即交渉」を仕掛けることになった。FA宣言選手が公示された13日、阪神・南信男球団社長(52)が西宮市内の球団事務所で会見し、両選手の獲得意思を正式表明。14日はオーナー会議への出席を急きょキャンセルし、電撃交渉に備えることを決めた。また、去就が注目される福留はこの日、国内球団との2度目以降の交渉は、代理人を通じて行う意向を示した。
ついに切られたFA争奪戦の火ぶた。午後3時のFA宣言選手公示を受け、大型補強に燃える虎が真っ先に名乗りを上げた。「福留、新井の両選手には明日連絡を取り、交渉に入りたい。タイガースの考え方、評価、条件を一度会って話したい」と南球団社長。ダブル獲得への熱意を言葉だけでなく、社長自らの「行動」でも示すのが阪神流だった。
通常のFA交渉は、綿密なスケジュール調整の後に行われる。阪神も14日午前に福留、新井本人に電話で連絡を入れるが、何よりも最優先されるのが2人の意向だ。
同社長は「明日はオーナー会議に行こうと思っていましたが、(球団事務所に)残ってスタンバイします」と、東京出張を急きょ取りやめ。福留がいる名古屋へ、また新井が日本代表合宿に参加している宮崎へ、即座に新幹線もしくは飛行機に飛び乗れる態勢を整えた。「交渉は一発で、そりゃ早ければ早いほどいい。感触を得たい」と、1分1秒でも早く“恋人”のもとへ駆けつけるつもりだ。
初回交渉から条件提示も行う。福留には中日が提示した4年総額17億円を上回る20億円、新井には4年総額10億円を用意した。日米が入り乱れての福留争奪戦については「こちらにも出せる額に限界がある」とメジャーとのマネーゲームには乗らない方針を固めているが、国内の巨人との争いに水を向けられると「それは難しいところ。ある程度はね」と、張り合う考えだ。
現時点では交渉解禁日の14日に福留、日本代表合宿がオフとなっている15日に新井とテーブルに着くことが有力だ。「新井選手は、のどから手が出るほど欲しい右の内野手。福留選手も外野にドンと座ってくれれば、申し分ない補強になる」と同球団社長。電光石火の早業で、2つの恋を成就させる。
参照元:スポーツ報知