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巨人の真田裕貴投手(24)と横浜の鶴岡一成捕手(31)の交換トレードが成立し、10日に両球団から発表された。シーズンに入ってからトレードがまとまったのは全球団中、今回が初めてとなる。
巨人は阿部が疲労性の腰痛を訴え、最近3試合を欠場中だった。11日の日本ハム戦(札幌D)から復帰する予定だが、捕手はかねてからの補強ポイントで、2番手捕手の育成が課題となっていた。清武代表は「巨人軍としては阿部の体調が十分でないことをふまえて、入団13年目の鶴岡くんを獲得して、加藤、星、実松と競い合ってほしいという思いがあった」と説明。ベテラン捕手の獲得による競争激化で、有事に備える万全の布陣を敷く構えだ。
横浜は開幕から低迷し、ダントツの最下位と苦しい戦いが続いている。開幕投手の寺原が抑えに回るなど、特に先発陣はコマ不足だった。巨人では1年目に6勝をマークしたが、ここ数年は伸び悩み、今季は1軍での登板機会はなかった真田に白羽の矢を立てた。この日午後、清武代表が真田にトレードを通告し、本人も「2軍で活躍しても、1軍で投げなければ意味がないのでぜひ」と快諾。両者の思惑が一致し、電光石火のトレードとなった。
原監督は「(鶴岡は)すぐに1軍というのではなく、まずは2軍でウチの投手のことも覚えてもらわなければいけない。加藤らと競い合ってくれればいい。真田も新天地で頑張ってほしい」と期待を寄せた。強気のリードで投手陣を引っ張り、守備面では大矢監督の信頼も厚かった鶴岡は「巨人で一生懸命頑張るしかない。入団して13年間、これまで応援してくださった横浜ベイスターズのみなさん、ファンのみなさん、ありがとうございました。新天地巨人でも、一生懸命頑張ります」と意気込みを語った。11日にG球場で会見にのぞむ予定だ。
◆鶴岡 一成(つるおか・かずなり)1977年5月30日、兵庫県生まれ。31歳。神港学園から95年ドラフト5位で横浜入団。長打力が持ち味でプロ通算は196試合に出場し、打率2割6分6厘、6本塁打、33打点。今季はここまで27試合で打率2割8分8厘。183センチ、84キロ。右投右打。
参照元:スポーツ報知