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日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が“予告先発”を受けて、11日の巨人戦(札幌D)に登板する。10日、空路で札幌に移動した梨田昌孝監督(54)が「うちは明日、ダルやろ」とおもむろにエースの名前を挙げた。巨人戦は06、07年と2戦連続完投勝利中の右腕も「普通に投げられると思う」と3年連続完投勝利へ自信満々。
隠す必要はどこにもなかった。札幌へ出発前の羽田空港。11、12日の巨人2連戦について、梨田監督が突如として「うちは明日、ダルやろ」と明言。予告先発制ではない交流戦ながら、指揮官は堂々とエースの名前を口にした。
これまでは当日の試合前でも、先発投手を明かすことはなかった。それだけ今回は、自信を持ってダルビッシュを送り出せるということだ。5月25、26日の巨人戦は、東京Dで交流戦唯一のカード2連敗を喫したが、場所を本拠地に移せば、話は別。「(広い)札幌Dじゃ、また違うだろうね。投手も安心して投げられる」と分析した。
そのエースも敵を迎え撃つ態勢は万全だ。巨人戦は06、07年にそれぞれ完投勝ち。「得意というイメージはない」と言うが「相手どうこうより、自分の投球をすればいい」と力強い。今季はラミレスが加入。ヤクルト時代の昨年は6月9日の試合で同点弾を浴び、球団記録の連勝を14で止められる一因となったが「あれは、たまたま。別に嫌な感じはない」と苦手意識を完全否定した。
一時は腰の張りを訴えていたが、前回登板(4日・広島戦)は3失点ながら、9回121球完投。スタミナ面の不安を一掃した。指揮官は右腕が10日にブルペン入りしたことも明かした上で「その後にキャッチボールをしてたのが気になる」と指摘したが、本人は「調子は普通に戻った。普通に投げられると思います」と宣言した。交流戦で、G相手に2戦連続完投勝ちしたのは、ソフトバンクの斉藤とダルビッシュの2人だけ。3戦連続なら初となる。大エースが今年も、重量打線の前に立ちはだかる。
◆ダルビッシュの巨人戦完投勝利
▽06年5月30日 左腕のリーが大方の予想の中で、奇襲先発。5人の右打者を並べた巨人から凡打の山を築き、2本のソロのみの2失点完投。この3勝目から07年4月にかけてレギュラーシーズン12連勝を記録した。
▽07年5月23日 蓄積疲労から中12日を空けての登板。初回に2点を失ったが、2回以降は制球が安定して無失点。終わってみれば、プロ初の無四球完投勝利で5勝目、完全復活をアピールした。
参照元:スポーツ報知