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楽天の片山博視投手(21)が先発に起用される可能性が10日、浮上した。3日の阪神戦でデビューを果たしたプロ3年生は、ここまで3試合4イニングを無失点と好投。野村克也監督(72)も高評価。今後は勝敗を左右する重要な場面での起用も視野に入れているが、紀藤真琴投手コーチ(43)は「先発もある」と、巨人戦(14、15日・Kスタ)、阪神戦(17、18日・甲子園)での抜てきを示唆した。
大型左腕がチャンスをつかみかけている。9日の中日戦で、2回を1安打無失点と好投したばかりの片山。デビュー戦では阪神・金本、2戦目には横浜・村田、そして中日・中村紀を三振に仕留めるなど、球界を代表する強打者をも圧倒している。
デビュー戦では「何も覚えていない」とガチガチだったが「昨日(9日)は緊張しなかった」とプロのマウンドにも慣れてきた様子。「自信はついてきている」と笑顔も見せた。野村監督も「投手の第1条件を満たしている」とスタッフ陣に漏らすなど絶賛。川岸、有銘が安定感を発揮している「勝利パターン」の中継ぎ陣に、この新星を組み込む用意があるという。
さらに、紀藤投手コーチは「先発もあるよ」と明言。本来はスタータータイプの投手だけに、どこかで試してみたいようだ。この日、先発陣のみで行われた練習に、しっかりと参加した左腕を「呼んでもいないのに来るんだよ。でも、そういうのは買ってあげたくなる」と褒めたたえた。
予告先発のない交流戦だけに「いつ使うかは言えない」としたものの、11日からのヤクルト2連戦(Kスタ)を終えると、巨人戦(Kスタ)、そして交流戦優勝争いを繰り広げる阪神戦(甲子園)と、重要な試合が続く。いずれも右打者が多い打線だが「片山は右も抑えてるからね」と紀藤投手コーチ。不安要素はない。大一番での初先発。大抜てきの可能性は十分だ。
参照元:スポーツ報知