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楽天の大学・社会人ドラフト4巡目の聖沢諒外野手(22)=国学院大=が15日、3日目を迎えた新人合同自主トレで自慢の「足」をアピールした。30メートル走で、チーム内でも屈指の好タイムとなる3秒98をマーク。育成ドラフト1巡目の内村賢介(22)=石川ミリオンスターズ=に0秒01差で及ばなかったものの、トップでゴールした初日の長距離走に続いて走力を証明。新人王奪取を誓った。
初日から全力投球でアピールを続けてきた聖沢が、この日も存在感を見せつけた。初めて行われた30メートル走。「同じアピールポイント(俊足)を持っている。負けたくなかった」と内村と競い合うようにスピードを上げていった。
たたき出したタイムは3秒98。「100分の1秒差で内村に負けました。(初日の)長距離走との2冠を取りたかった…」と“敗戦”を悔しがったが、現在の楽天の中でも3秒台を出せるのは森谷と渡辺直のみ。トレーナーから「チームでもトップ3に入る」と言われ「アピールはできたと思う」と胸を張った。
国学院大時代にも、そのスピードは他チームから恐れられていた。昨季は春9、秋7といずれも東都リーグ1部で2位の盗塁数を記録。4年間で合計45の盗塁を成功させており、失敗は1回だけ。聖沢は「スタートを切れば、成功させる自信がある」と誇らしげに話す。成功率は97・8%と驚異的な数値だ。
この日の練習後には、大学・社会人ルーキーがそろってファンへのサインを実施。聖沢は、1巡目左腕の長谷部康平(22)=愛知工大=と同じように、色紙に「新人王」と書き込んだ。「新人王には一人しかなれない。負けないですよ。長谷部が注目されてるので、自分は気楽です」とニヤリと笑う。まずは1軍入りが目標。さらにその先も見据え、このまま走り続ける。
◆聖沢諒(ひじりさわ・りょう)1985年11月3日、長野県生まれ。22歳。長野県立松代高では1年春からベンチ入りし、3年時は4番・遊撃手で活躍。最高成績は2年夏の県大会3回戦。国学院大進学後に頭角を現し、2年春から外野手としてレギュラー定着。3年秋、4年秋には東都大学ベストナインを受賞。179センチ、73キロ。
参照元:スポーツ報知