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【グアム(米国)10日】巨人・高橋尚成投手(32)が当地で自主トレを開始した。昨季14勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルも獲得した左腕は、合同でトレーニングする内海哲也投手(25)、金刃憲人投手(23)との先発左腕トリオで昨年の計35勝から今季は40勝をノルマに掲げた。究極の目標は左腕3人では史上初となる50勝。初日から互いが競い合うように練習を続けた“チーム・ヒサノリ”が切磋琢磨(せっさたくま)してセ界を制す。
額に光る汗が、グアムの日差しに輝いた。高橋尚は初日の練習を終えると、充実した表情で切り出した。「去年は左で35勝して、優勝に近づいた。今年は40くらい勝ちたい。50勝したらすごいよね」と最低ラインを3人で40勝、究極の目標を50勝に設定した。
昨季は高橋尚、内海がそれぞれチームトップの14勝、金刃も新人ながら7勝を挙げた。先発左腕3枚で35勝を挙げ、5年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。これまでに高橋尚は、昨季の「自分超え」を約束している。さらに内海は20勝を、金刃も2ケタ勝利を誓っているだけに、そろって目標達成となれば40勝はクリアし、過去に例のない50勝も不可能な数字ではなくなってくる。
グアム初日からハードな内容をこなした。高橋尚と個人契約している渡部拓トレーナーが考案したメニューのもと、しこを踏むなどして体幹部の強化や、遠投にゴロ捕球、インターバル走と精力的に体を動かした。
さらに筋力トレーニングに入ると、お互いのライバル心に火が付いた。高橋尚が設定された数をこなすと、内海、金刃は10回多く、合同で練習している右腕の真田はさらに「内海には負けられない」とそこから5回プラスするなど、意識しあって競うように体をいじめ抜いた。約5時間30分の熱の入った始動に高橋尚は「1年間の体力をこの時期にためないと。追い込んで、追い込んでが自分のスタイルだから」と、今後も一切の妥協を許さない構えだ。
もちろん、残る2人も気持ちは同じだ。内海が「去年は(開幕ローテの)左(は、この)3枚でシーズンが始まった。今年も3人で、最後までいきたい」とサウスポートリオで、1年間ローテを守ることを誓えば、金刃も先輩から与えられた“ノルマ”に「刺激になりますね」と呼応した。昨季は80勝でリーグ制覇しただけに、今季は“チーム・ヒサノリ”でチームの白星の半分を稼ぐ。
参照元:スポーツ報知