島田オーナー本気！勝利至上主義へチェンジ…楽天

楽天の島田亨オーナー（４３）らフロント幹部が６日、仙台市の大崎八幡宮で必勝祈願を行った。「今年は本気で行きます」と、さい銭箱に１万円札を投げ込んだ島田オーナーは、運勢が「吉」と今ひとつだったおみくじにも「上り坂の途中だ」と、目標のクライマックス・シリーズ進出へ気合満々。Ｋスタでも川岸強投手（２９）ら中継ぎ陣が活発な動きを見せた。

　神殿内で祈願を済ませ、報道陣の前で改めて撮影用の参拝をした島田オーナー。「今年は本気で行きますよ」財布から取り出したのは１万円札。初のＣＳ進出を目指す球団創設５年目。節目のシーズンにかける意気込みを、新年早々アピールした。

　もちろん、神頼みだけで悲願がかなうとは思っていない。ＦＡで中村紀を獲得、外国人投手も２人入れ替えるなど、このオフは積極的な補強を行った。「優勝は毎年できるものではないが、可能性があるなら投資するのが経営判断」ベンチャービジネスで築きあげた経営哲学から、０９年を勝負の年と位置づけた。

　必勝祈願を前に、球団事務所で行った職員への年頭あいさつでも「今年はチームの勝利に執着しよう。チームの白星を第一に考えてほしい」と訓示。昨年までの「ファンサービス最優先」から、勝利至上主義へのシフトチェンジを訴えた。

参拝に続いておみくじを購入。だが、意気込みとは裏腹に運勢は「吉」と今ひとつ。勝負運を意味すると思われる「争い」の欄には「負けておく方が利あり」と書かれていた。これには一瞬表情が固まってしまったが、「分かりました。パ・リーグでは２位か３位に負けておいて、ＣＳで勝てばいいということですね」と、すかさずプラス思考に転換。「大吉では下るだけ。吉なら、上り坂の７合目といった感じでしょう」と笑い飛ばした。

　最後は絵馬にデカデカと「ＣＳ進出」と書き込んで奉納。「補強だけじゃなく、勝つために本当に必要なら、日本一広い球場（Ｋスタ）を狭くしたっていいくらい」と、勝利への果てしない執念をアピールして神社を後にした。

参照元：スポーツ報知