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◆楽天7―5横浜(23日、Kスタ宮城) 楽天の山崎武司内野手(39)が横浜戦で2ランを放ち、エース・岩隈久志投手(27)を強力に援護した。3点リードの7回。無死一塁から豪快な一発を左翼席に放り込んだ。今季9号は、現阪神打撃コーチの広沢克実氏(46)を抜いて歴代30位となる通算307号のメモリアルアーチ。主砲のダメ押し弾が効き、楽天は7―5で勝利。5割復帰を果たした。
主砲のバットが久々にうなりを上げた。7回。山崎武が高崎の直球を完ぺきにとらえた。打った瞬間に、それと分かる豪快な通算307号。13日のオリックス戦で並んでいた広沢氏を抜き、単独の歴代30位に躍り出た。「並んでから時間がかかったね」と思わず苦笑いの4番。次の目標は通算331号の松原誠氏となるが「少しでも先輩たちに近づけるように頑張るよ」と、早くも歴代29位の座を見据えた。
3、4月の月間MVPも、5月に入ってからは不調。21日の中日戦では、中日時代の盟友・山本昌に抑え込まれた。「相手がフルスロットルで投げてくれて、こっちも10のスイングをした。でも、何かおかしかった。キレがないと感じた」と山崎武。そこで、この日は原点回帰した。「練習から思い切り振っていこうと心がけた。すぐ結果が出てうれしいよ」と胸をなで下ろした。
絶妙な“アシスト”もあった。2ランの場面で、一塁にいた走者は代走の塩川。20日の中日戦で二、三盗を決めた勝利の立役者だ。主砲は「相手がかなり警戒していたから、俺は直球一本に絞れたよ」と感謝しきり。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、陰の殊勲者に「ありがとう」と声を掛けた。
この日、西武のGG佐藤が3安打を放ったため、打率では2位転落。ただ、常々「打率はいずれ落ちる。もっと本塁打と打点がほしい」と話しており、これで本来の姿を取り戻せる。「あしたから(打率を気にせず)どんどん振るよ」とニヤリ。ここから、昨年同様に本塁打を量産するつもりだ。
◆小山、今季初セーブ
9回、打者3人でピシャリ。今季初セーブを挙げた。「ここまでは打たれたこともあったけど、気持ちだけは強く持とうと思っていた」とクローザー返り咲きを果たして満面の笑み。気迫を前面に出した投球に「これが本来の自分のスタイル」とうなずいた。昨季16セーブの守護神の復活は、チームが最も求めていたこと。「これをきっかけに、去年以上の活躍をしたい」と誓った。
参照元:スポーツ報知