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巨人・坂本勇人内野手(19)が10日、主力組で構成されたA班に初合流。フリー打撃では51スイングでサク越えこそ1本に終わったが、広角に鋭い打球を連発した。守備でも軽快な動きを見せた若武者を、視察に訪れた原監督も大絶賛。小笠原、二岡と主力内野手のリハビリ中に、目標とする開幕1軍入りへ攻守で成長した姿を見せつけた。
ボールだけに集中した。原監督の熱い視線を感じても、全く物おじしない。左足を大きく上げた豪快な打撃フォームで、坂本が左翼、右翼へと鋭いライナーを連発した。フリー打撃の45球目には、左翼席中段へ破壊力十分の打球を放り込んだ。
若さを前面に押し出した。主力組で構成されたA班に初合流すると、ランニングでは先頭を走り、声を張り上げた。「右のいいバッターがたくさんいるんで勉強になる」と、意気込んで迎えたフリー打撃では、ラミレスの打撃フォームをじっくりと研究した。自身は51スイングで1本のサク越えに終わったが、視察した原監督から「打撃はA班に入っても見劣りしない。秋に相当振り込んできたね」と絶賛された。
主将との約束が励みになっている。1月8日から2週間のグアム合同自主トレでは、阿部に「今年1軍にずっといられなかったら、来年は連れて行かない」と宣告された。フリー打撃中には左手の使い方の指導も受けた。2年目のキャンプでは、親身になって接してくれるキャプテンに恩返しをするためにも、どんなに大きな壁にも突進する覚悟を決めて臨んでいる。練習後にも阿部とともに特守と特打を行うなど、泥にまみれた。
原監督は「サード、ショートのレギュラーがリハビリでいないんだから、(実戦での)経験を積ませていかないと」と坂本の成長に期待した。二岡はオフに左ひざの手術を受けた影響で、まだ実戦復帰のメドが立っていない。12日の若手主体で構成されたB班中心の紅白戦では「5番・遊撃」で先発予定。このチャンスは逃さない。
◆坂本 勇人(さかもと・はやと)1988年12月14日、兵庫県生まれ。19歳。青森・光星学院高で通算39本塁打を放ち、06年高校生ドラフトで巨人から1巡目指名された。1年目の昨季はイースタン・リーグで77試合出場、打率2割6分8厘、5本塁打、28打点。1軍では9月6日の中日戦で、延長12回にプロ初安打となる決勝2点適時打。183センチ、78キロ。右投右打。
参照元:スポーツ報知