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楽天・田中将大投手(19)が10日、北京五輪へ向けた“デモ投”で剛球を披露した。野球日本代表の大野豊投手コーチが視察に訪れた久米島キャンプのブルペンで、35球のアピール。ジャパンのユニホームに意欲を示す19歳は、大野コーチから代表の先発候補として太鼓判を押された。
日本のエース候補は、楽天にもいる。ブルペンで仁王立ちしたマー君は、カウントを想定しながら直球、得意のスライダー、さらにカーブを1球ずつ、丁寧に投げ込んだ。「ボールはまだまだです」と話す田中に、野村監督が「この球威で『まだまだ』なのか」とあ然とするほどのボールだった。
日本代表の星野監督から、すでに先発候補としてリストアップされている田中。実際に目で確かめた大野コーチも、右腕の潜在能力の高さを感じ取った。「当然、候補として挙げなきゃいけない選手。自分の課題が何かも分かって取り組んでいるね」と絶賛。練習後には「よろしく」と固い握手を交わした。
ジャパンへの意欲を、田中は何度も口にしてきた。この日も「周りから期待されていることも感じています。代表に入れば、そりゃいい経験になると思う。代表の選手たちと一緒に練習もできる。五輪もそうだし、WBCだってそうです」と日の丸を背負う名誉に強い関心を示している。
11日は今季初の実戦登板となる紅白戦を迎える。早めの練習で切り上げ、翌日に備えた。「打者との感覚をつかんでいきたい。真っすぐだけじゃなく、総合的なピッチングができれば」楽天を背負い、日の丸も背負わんばかりの19歳は、思い描いた通りの道を歩んでいる。
◇北京五輪での投手編成 総当たりの予選リーグ7試合、決勝トーナメント(準決勝と決勝もしくは3位決定戦)と計9試合が予定されるため、投手陣は昨年のアジア予選の9人よりも増え、最大で11人となる見込み。先発は5人で回すことが有力で、予選に先発したダルビッシュ、涌井、成瀬と先発復帰する上原は当確。残り1枠を田中や渡辺俊、杉内、岸らで争うことになりそうだ。
参照元:スポーツ報知