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◆横浜0―3巨人(30日・横浜) 巨人が驚弾2発でメークレジェンドへ再始動した。28日の中日戦(ナゴヤD)で右手小指に死球を受けた小笠原が打撲の痛みに耐え、1点リードの5回に右翼席へ34号ソロ。ラミレスが2回に先制の42号ソロを左翼場外へ運び、キング争いで単独トップに立った。2人のアベック弾は15度目で全勝。先発の高橋尚は8回無失点で8勝目を挙げ、クライマックスシリーズ(CS)へ弾みをつけた。巨人は80勝に達し、雨天中止の首位・阪神に0・5ゲーム差と食らいついた。
右手小指に走る痛みなど忘れていた。小笠原は最後までバットを振り切った。「切れるな!」執念の乗り移った打球が右中間スタンドに消える。ベンチに戻ると、少しだけでほおを緩めた。
勝ちたい一心だった。試合に出てる以上、けがを言い訳にはしたくなかった。2点リードで迎えた5回2死。工藤の初球、甘く入ったカーブを打ち抜いた。ラインドライブのかかった打球は雨を切り裂き、横浜ファンの間に飛び込んだ。「どうかなという感じだったけど、切れないで行ってくれた」3試合ぶりの34号ソロ。これぞガッツ。気迫の一撃だった。
28日の中日戦(ナゴヤD)の初回にチェンから右手小指に死球を受け、病院に直行した。骨折には至らず、打撲と診断された。病院から球場に戻ると、気持ちは横浜戦に向いていた。心配するラミレスを「大丈夫だから」と制した。29日に名古屋から帰京する際には「やるしかない」と強行出場への意欲を示した。決意に偽りはなく、スタメンに名を連ねた。
試合前はテープも巻かず、通常メニューで打撃練習に取り組んだ。首脳陣には「出られます」と訴えた。「治療は何もしていない。ゆっくり休んだだけ。腫れもない。大丈夫です」気丈に振る舞ったが、患部に張ったバンソウコウの下には大きな血豆が隠れていた。
逆境に負けない精神力に、首脳陣は胸をなで下ろした。原監督は「心配したけど、少し安心した」。村田打撃コーチは「バットを握るだけで痛いはず。今日は3タコ(無安打)でも誰も文句は言えないのに、たいしたもんや」とうなった。
ガッツの根性に刺激されたラミレスにも特大の42号ソロが飛び出し、チームは快勝した。2人のアベック弾は68年の王、長嶋を抜いてシーズン15度目。球団新記録となった。しかも、そろってアーチを描けば、負けなしの15連勝。阪神とのマッチレースに欠かせない役者の競演に、指揮官は「2人は相手にダメージがあるところで打ってくれる」と目を細めた。
80勝に到達し、甲子園での中日戦が雨天中止になった首位・阪神に0・5差に迫った。原監督は「お互い意識し合っている中での、この勝ちは大きい」と満足げにうなずいた。
小笠原は最後まで「痛い」とは口にしなかった。「試合に出られるから出るんであって、それ以上言うことはない」背中でチームを引っ張る最強の3番打者。奇跡の逆転Vへ残り6試合。全部、勝つ。巨人にはガッツがいる。
参照元:スポーツ報知
右手小指に走る痛みなど忘れていた。小笠原は最後までバットを振り切った。「切れるな!」執念の乗り移った打球が右中間スタンドに消える。ベンチに戻ると、少しだけでほおを緩めた。
勝ちたい一心だった。試合に出てる以上、けがを言い訳にはしたくなかった。2点リードで迎えた5回2死。工藤の初球、甘く入ったカーブを打ち抜いた。ラインドライブのかかった打球は雨を切り裂き、横浜ファンの間に飛び込んだ。「どうかなという感じだったけど、切れないで行ってくれた」3試合ぶりの34号ソロ。これぞガッツ。気迫の一撃だった。
28日の中日戦(ナゴヤD)の初回にチェンから右手小指に死球を受け、病院に直行した。骨折には至らず、打撲と診断された。病院から球場に戻ると、気持ちは横浜戦に向いていた。心配するラミレスを「大丈夫だから」と制した。29日に名古屋から帰京する際には「やるしかない」と強行出場への意欲を示した。決意に偽りはなく、スタメンに名を連ねた。
試合前はテープも巻かず、通常メニューで打撃練習に取り組んだ。首脳陣には「出られます」と訴えた。「治療は何もしていない。ゆっくり休んだだけ。腫れもない。大丈夫です」気丈に振る舞ったが、患部に張ったバンソウコウの下には大きな血豆が隠れていた。
逆境に負けない精神力に、首脳陣は胸をなで下ろした。原監督は「心配したけど、少し安心した」。村田打撃コーチは「バットを握るだけで痛いはず。今日は3タコ(無安打)でも誰も文句は言えないのに、たいしたもんや」とうなった。
ガッツの根性に刺激されたラミレスにも特大の42号ソロが飛び出し、チームは快勝した。2人のアベック弾は68年の王、長嶋を抜いてシーズン15度目。球団新記録となった。しかも、そろってアーチを描けば、負けなしの15連勝。阪神とのマッチレースに欠かせない役者の競演に、指揮官は「2人は相手にダメージがあるところで打ってくれる」と目を細めた。
80勝に到達し、甲子園での中日戦が雨天中止になった首位・阪神に0・5差に迫った。原監督は「お互い意識し合っている中での、この勝ちは大きい」と満足げにうなずいた。
小笠原は最後まで「痛い」とは口にしなかった。「試合に出られるから出るんであって、それ以上言うことはない」背中でチームを引っ張る最強の3番打者。奇跡の逆転Vへ残り6試合。全部、勝つ。巨人にはガッツがいる。
参照元:スポーツ報知
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