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日本ハムの高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が7日、プロ1年目の最大目標にしていた「新人王」争いに早くも白旗を掲げた。同期のソフトバンク・大場が5日のロッテ戦で16奪三振をマークするなど2完封と大活躍。これまで目標を聞かれる度に「新人王」と答えてきた怪物だったが、2軍暮らしの現状を踏まえ、「無理ッス」とギブアップ宣言した。
ビッグマウスで鳴らしてきた怪物も、さすがに威勢のいい言葉が出てこなかった。「新人王」が話題になった時のこと。中田は少しぶっきらぼうに、「無理ッス」とつぶやいた。シーズン開幕からファーム暮らしを続ける日々。自らが置かれている立場を考えれば、当然の言葉だった。
同期の活躍はショックにはなっても、刺激にはならなかった。パ・リーグの新人は、現時点でソフトバンクの大場、久米がそれぞれ2勝。特に大場は、5日のロッテ戦(千葉マリン)で16三振を奪うなど、早くも2試合の無四球完封を記録する圧倒的なインパクトを残している。これについて中田は「大場さん? 興味ないッス」と完全にひとごとだ。
昨年10月3日の高校生ドラフト。日本ハムから1巡目指名を受けた中田は、会見の席で「新人王を取りたい」と高らかに宣言した。その後も、新入団発表、キャンプインなど事あるごとに目標を聞かれると、必ず同じ答えをしてきた。「お世話になった人の期待に応えるためにも結果が必要。その意味で、新人王にこだわりたい」これが中田の言い分だったが、攻守の実力不足で2軍に甘んじては、白旗宣言も仕方ないところだ。
一方で、怪物は「今は新人王とか言う前に、やることが別にあるんで」と前向きに力強く話した。4~6日の東北遠征では、軸足でタメを作り、体の回転で打つ“メジャー打法”に着手。球がよく見えるようになり、変化球に泳いでの空振りが減り、水上2軍監督は「今の形で量を打ち込めれば」と新打法に期待を寄せる。オフだったこの日は、千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」で静養。8日から練習を再開する中田は、タイトルを頭から外して己の鍛錬に集中する。
◆内藤大助の始球式に梨田捕手ノリノリ ○…9日の楽天戦(札幌D)で始球式を務めるプロボクシングWBC世界フライ級王者・内藤大助(33)の球を梨田監督が受けるプランが急浮上した。球団関係者は「監督が受ければ盛り上がりますし、チャンピオンのパワーを注入する意味でも」と期待。梨田監督も「捕手? 言われればやるよ」と乗り気だ。
参照元:スポーツ報知