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◆オリックス3―7ソフトバンク(15日・京セラドーム大阪) 「ゴーホーム!」「バカ野郎!」一塁側のオリックスファンから怒号が飛ぶ。その一方、ホークスファンから送られた拍手にパウエルは胸を張った。オリックスとの二重契約問題に揺れた助っ人右腕が、今季初登板で6回2失点と粘投し、巨人時代の06年10月3日の横浜戦以来、560日ぶりの白星。いきなり実現した因縁対決を制し「自分にとってのキャリアの中で一番大事な勝利。一つのピリオドを打てた」と、胸をなで下ろした。
来日8年目の経験でビッグボーイズ打線を封じた。「重心を残すことができなくて力で投げていた。ボールが上ずった」と反省したように、2回には高く浮いた直球をカブレラ、浜中にスタンドまで運ばれた。3回以降は修正し、最速144キロの直球と大きく割れるカーブなど緩急でほんろう。同点の6回2死二塁でもカブレラの敬遠四球による大ブーイングに動じず、後藤を投ゴロに打ち取った。
「この試合に勝てたことが一番大きい。これまでの苦労が報われた」ようやくたどりついた新天地だった。所属先が決まらず、2月3日に緊急来日。渡航費、1泊2万5000円の宿泊費、45万円の会見場代などすべて自腹覚悟で日本の土を踏んだ。ソフトバンク入団後は調整遅れから開幕2軍スタート。球場では通訳から言葉の意味を確認し、ホークスファンが差し出す色紙やボールに「不屈」の2文字を記した。2軍戦は3試合に登板。計16イニング1失点と結果を残し、1軍切符を獲得。文字通り「ネバーギブアップ」の精神で復活星にこぎつけた。
打線も15安打7得点の猛攻で3連勝。5カードぶりの初戦白星に「いいことも続かないけど、悪いこともそう長続きしない」と、手応えを明かした王監督。お騒がせ右腕がようやくチームの一員となった。
◆パウエル二重契約問題 ○…今年1月11日にオリックスがパウエルと5500万円プラス出来高で獲得を発表。同29日にはソフトバンクも1億円プラス出来高での獲得を発表したことで端を発した。パ・リーグは両球団から事情聴取し「二重契約状態」と判断。小池パ会長はソフトバンクに契約優先とし、支配下登録を6月23日以降と勧告した。しかし、両球団はこれに異を唱え、パウエル自身は来日会見で「ソフトバンクの一員」と強調。結局、根来コミッショナー代行がパ案を白紙撤回し、両球団からの支配下選手登録申請をいったん却下。改めて申請を受け付ける決断を下し、パウエルのソフトバンク入りが決まった。
参照元:スポーツ報知