スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
大魔神がハマのマウンドに帰ってくる。萩本欽一監督(66)率いる「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」と、米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手(27)率いる草野球チーム「サムライ」のチャリティーマッチ(来年1月19日、横浜スタジアム)に、横浜、マリナーズで守護神を務めた佐々木主浩氏(39)=野球評論家=がGGの助っ人として参戦することが24日、分かった。大魔神の横浜スタジアムでの実戦登板は2005年4月14日、対ヤクルト戦以来1010日ぶり。新旧メジャーリーガーによる夢の対決が実現だ。
横浜を最も沸かせた男が、本拠地のマウンドに凱旋する。来年1月19日に行われるGGとサムライとのチャリティーマッチに大魔神・佐々木が“欽急補強”され、松坂との新旧メジャーリーガーによる夢の対決が実現することが分かった。
「とにかく松坂君を驚かせようと思ってね。『メジャーの先輩だぞ』って。ビビっちゃうんじゃないかな。ダメモトで電話したら、オッケーしてくれたんだよ」萩本監督が興奮気味にまくしたてた。佐々木氏は松坂の大リーグ挑戦から7年前の2000年に渡米し、マリナーズで通算129セーブを記録。全米に「DAIMAJIN」の異名を響かせた大先輩だ。打倒松坂に燃えるGGとしては、これ以上ない助っ人だろう。
実は大魔神はGGの生みの親だった。02年4月、欽ちゃんはマリナーズ戦を観戦するためにシアトルへ飛んだ。オフにテレビ番組で共演した佐々木氏から「ぜひ応援に来て下さい」とお呼びがかかり、渡米したのだ。セーフコ・フィールドで観戦中、子供みたいにはしゃいだ。野球の面白さを再発見し、「球団を持ちたいなあ」と考えた。
「あそこで応援に行かなかったら、今ごろ球団をやってないでしょうね。大魔神さんが野球をやるきっかけを作ってくれたんですよ」松坂との再戦という夢舞台に“恩人”が参戦してくれることが、何よりもうれしい。
大魔神にとっても横浜スタジアムは格別の場所。98年の日本一を始め、マウンドには様々な思い出が詰まっている。引退後の06年4月14日、巨人戦で始球式を務めたことはあるが、実戦登板は実に1010日ぶりだ。相手は松坂。舞台は整った。当日は松坂が打席に立つ可能性もある。「見たことがないような“絵”が見られるんじゃないかな。最高のお年玉になるよ」と欽ちゃん。大魔神と怪物―2人のスーパースターが時を超え、冬の横浜で激突する。
◆大魔神の横浜スタジアム最終登板 05年4月14日のヤクルト戦、1点リードの9回に登板。2安打されながらも無失点に抑えて、通算250セーブを達成した。この記録はヤクルト・高津に次いでプロ野球2人目の快挙だった。その後、8月に引退表明。球団側は同年10月8日、横浜スタジアムでのヤクルト戦を「佐々木引退試合」といったんは発表したが、チームがAクラス争いを展開していたことから、大魔神自身がサヨナラ登板を辞退。セレモニーのみが行われた。
◆佐々木 主浩(ささき・かずひろ)1968年2月22日、宮城県生まれ。39歳。東北高―東北福祉大を経て、89年ドラフト1位で大洋(現横浜)に入団。「大魔神」のニックネームで親しまれ、最優秀救援投手賞を5度(92、95~98年)獲得。98年には46SPを挙げて、チームのリーグ優勝、日本一に貢献。MVPを獲得した。2000年にシアトルマリナーズに移籍。ここでも守護神として活躍。新人王を獲得した。04年、横浜に復帰。日米通算成績は667試合に登板、50勝54敗381セーブ。防御率2・60。
参照元:スポーツ報知