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大エースが鬼コーチと化した。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が8日、1軍の函館遠征を外れて、千葉・鎌ケ谷の2軍練習場で調整。約2か月ぶりに中田翔内野手(19)と対面し、ティー打撃のトス役を務めるなど、怪物の練習に目を光らせた。ファームでも結果が出ず、依然として1軍昇格の道が険しい中田だが「いい練習ができました」と刺激を受けた様子だった。
エースが怪物のお目付け役となった。「いろんな人から『(中田は)ひどい』と聞いた。僕がここにいる間にちゃんとやらせます」1軍の函館遠征を外れたダルビッシュは13日からのロッテ戦(東京D)に向け、11日まで鎌ケ谷で調整予定。この日は、2軍の練習に参加して、中田の一挙手一投足に目を光らせた。
“有&翔”の対面は、中田がファーム落ちを宣告された3月12日以来、約2か月ぶり。その間、中田は練習に遅刻して外出禁止令を食らうなど、生活面の甘さが指摘されていた。島田チーム統轄本部長からも「ちょっと言ってやってくれ。頼む」と“特命”を受けての熱血指導だった。
午前10時半からの練習でダルビッシュは、前日(7日)のサヨナラ負けのショックを感じさせず、開始40分前にグラウンドへ。中田を見つけると、いきなりランニングを指令。その後の守備練習ではスローイングを注意する場面もあった。
これまで怠慢な態度が目についた中田もハッスルした。横っ跳びダイブを連発し、ユニホームは泥だらけ。エースは「はつらつとしてた? 『ちゃんとやれ』と言いましたから」と笑い、水上2軍監督は「ダル人形でも置こうか」とその効果を実感した。また、昼食後の室内練習場では、ダルビッシュがトスを上げ、中田が打つという超豪華なティー打撃が1時間15分も行われた。
中田が練習の合間にH2Oの名曲「想い出がいっぱい」のサビの部分、「大人の階段のぼる~」と口ずさんだ時には、ダルビッシュが「お前が大人の階段をのぼれよ」と突っ込むシーンも。開幕からファームでくすぶる中田だが、この日ばかりは「いい練習ができました」と充実の汗を光らせた。怪物復活への道筋は、ダルビッシュが確かに明るく照らし出した。
参照元:スポーツ報知
レッドソックスの松坂大輔投手は8日、メジャー自己最長の6連勝が懸かる次回登板の10日(日本時間11日)のツインズ戦に備えてキャッチボールなどを行った。
インフルエンザの影響は多少残っているが、練習では「基本的にいつも通りのメニューをこなし、できるだけ汗をかくようにしている」と問題なさそう。7日には雨の中でブルペン投球するなど、きっちりと調整していた。
参照元:スポーツ報知
◆ブレーブス5x―4パドレス(8日・アトランタ) パドレスの井口資仁内野手は、今季チームの35試合目で初めて出番がなかった。20連戦の途中でもあり、ブラック監督は「井口は万全。休養だ」と説明した。
パドレスは代わりに出た二塁手の2失策など守りのミスで失点を重ね、サヨナラ負け。井口は「守りをきっちりしないと勝てないチームなのに。ストレスたまりましたよ」と苦笑いだった。
参照元:スポーツ報知
◆ヤンキース6―3インディアンス(8日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手は「4番・指名打者」で出場、4打数2安打で大リーグ自己最長の17試合連続安打を記録した。これまでの自己最長は、2シーズンにまたがる16試合だった。打率は3割4分5厘。
松井が自己記録を第1打席で更新した。先頭打者の2回、2球目の外角低めに沈む球をライナーで左前へ。4回にもライナーで中堅に抜ける中前打を加えた。
記録更新中に打った23安打のうち、15安打が中堅から左翼に飛んでいる。ジラルディ監督は「これこそマティ(松井秀)の打撃。引っ張ることを意識しない。彼本来のスイング」と絶賛した。
インディアンスの小林雅英投手は3―5の7回1死から2番手で2/3回を投げ本塁打で1失点。勝敗やセーブは付かなかった。小林は、最初の打者ベテミットに中越え本塁打を喫した。「もらった点差のまま次に渡すのが僕らの仕事。3点差と2点差では全然違う」と反省。ヤンキースタジアムでの初登板はほろ苦いものとなったが、「こういう伝統ある球場。ましてや今年が最後。自分のキャリアでいい経験になった。マウンドに上がれて良かった」と話した。
松井「(大リーグ自己最長の17試合連続安打)状態はいつも言っているように落ち着いている。全打席、感じとしては良かった」
小林「(本塁打で1失点)打たれた瞬間は打ち取ったかと思ったけど、やはり力がある。もう少し注意して投げたい」
参照元:スポーツ報知
さすが鉄人だ! 阪神金本知憲外野手(40)が巨人戦(東京ドーム)で通算400号に王手をかけた。3回に巨人木佐貫から後頭部に死球を受けヒヤッとさせたが、6回の次打席で通算399本塁打となる5号ソロを右翼席へ運んだ。03年の阪神移籍以来、金本の死球直後の打席は13打数6安打で打率4割6分2厘と驚異的で、鉄人の本領を発揮した。阪神は3連勝で貯金を今季最多の14とした。
恐怖心は、立ち上がった瞬間に消し去った。金本が常識では考えられない、まさに「鉄人」の本領を発揮した。6回1死走者なし。門倉から右翼席へ今季5号ソロを運んだ。一時は点差を2に広げ、勝利に貢献する大きな1発だった。
3回の打席だった。木佐貫が4球目に投じた速球が後頭部を直撃。首をすくめ逃げようとしたが、間に合わなかった。頭を抱えたまま倒れ込んで、東京ドームが凍りついた。前日まで連続試合全イニング出場を1218とし、足かけ10年にわたる記録が途切れるか、と思わせるほどの衝撃だった。三塁側ベンチに戻りアイシング治療を受けると、35番の坂のヘルメットを借りて再びグラウンドに戻った。
金本 モロやったな。ずっと意識はあったけど、立ち上がるのは怖かった。急に立つとフラッとするからな、経験上。木佐貫は威嚇したわけでも故意でもない。オレは何でもない。大丈夫だから。
試合後は相手の木佐貫を気遣った。タクシーで都内の病院に直行し、検査した結果、幸いにも骨には異常なく、「左後頭部打撲」だった。頭部死球は05年6月2日、ソフトバンク三瀬から受けて以来だが、金本のすごさは死球直後の打席にある。阪神移籍以来、この試合の1発を含め、13打数6安打で打率4割6分2厘は驚異的だ。多くの打者は死球後遺症で腰が引ける傾向があるが、金本は逆に外角球に踏み込んで対応した。
岡田監督は「展開的にも(金本は本塁打を)狙っていたんじゃないか。後の投手は厳しい内角もつけないだろうし。ベテランの読みと、やはり気持ちだろうな」と感服した。8回にも1死一塁から左前打でチャンスを広げ、決勝の右前適時打を放った葛城に珍しくガッツポーズした。
「もともと万全じゃない。でも覚悟して開幕しているんだから」。この日の試合前にそう話していた。オフに左ひざを手術した影響は、開幕から1カ月がすぎて体のあちこちに出ているという。ただ弱音を吐くどころか、グラウンドに立てば誰よりも頼りになる主砲だ。通算400本塁打に王手をかけた1発。そんな数字以上に、アニキのすごみが詰まったひと振りだった
参照元:nikkansports.com
◆巨人4―8阪神(6日・東京ドーム) 猛虎の勢いにのみ込まれ、借金生活からの脱出は果たせなかった。同点で迎えた4回、先発の高橋尚が4安打を集められ、あっさり降板。代わった西村健も投手のアッチソンにタイムリーを浴び、味方の適失まで加わり、打者10人の攻撃で大量5失点。その裏、ゴンザレスの2号2ランで反撃したが、7回にダメを押され、阪神に球団通算4500勝を献上。連勝は3で止まり、4月26日の阪神戦(甲子園)に続き、勝率5割を懸けた試合を落とした。
目が力を失った。怒りと悔しさを通り越した。交代を告げられた高橋尚は、あきらめにも似た表情でベンチへ引き揚げた。「点を取ってもらった後に、簡単に先頭を出して、二、三塁にされて…。いつもと変わらない。代えられてもしょうがないよね」敗戦後、感情を抑えながらも、淡々と自分を責めた。
言葉通りの悪夢は4回に起こった。同点に追いついた直後に、ヒサノリがつかまった。新井、金本の連打で無死二、三塁とされると、今岡の中犠飛でまず1点。さらに連打を浴びたところで、原監督がベンチを飛び出した。「見ての通り。もう少し投げてもらいたかった」早めの継投を決断し、西村健を送り出したが、猛虎打線の勢いを止められなかった。この回、5点を奪われ、試合の主導権を握られた。
調子は悪くなかった。キレの良い直球がコーナーに決まり、スライダーも鋭く曲がった。ただ、決め球のシンカーだけが落ちなかった。「落ちきらなかったり、高めに浮いちゃったりしたね」感覚がしっくりこず、前回登板後からブルペンやキャッチボールで握りを変えるなど重点的に修正を図ったが、間に合わなかった。虎ナインにシンカーを見極められ、単調になったところを狙われた。
今季最短の3回1/3を6安打5失点KO。昨季の最優秀防御率投手が、またも早々に姿を消した。4回裏の攻撃前、巨人ベンチ前に円陣が組まれた。みんな必死だった。直後にゴンザレスの2ランなどで3点を返した。だが、終盤はあと1本が出ず、リリーフ陣にかわされた。逆に7回、開幕から9試合連続無失点中だった藤田が、ダメ押しの2点を奪われた。首位を走る阪神との勢いの差を見せつけられた。
連勝は3で止まり、勝率5割への到達に再び失敗した。「それぐらいは知ってるよ、オレも」と、指揮官が苦笑いを浮かべた。今季初の先発野手全員安打と打線は復調気配だが、波に乗りきれない。まだ5月なのか、それとも、もう5月なのか。シーズン144分の33試合が終了した。
巨人・原監督「(高橋尚は)見ての通りです。もう少しできる投手ですね。もう少し投げてもらいたい。打線?活気が出てきたね」
参照元:スポーツ報知
左ひざ手術からの復活を目指すオリックス・清原が、実戦復帰後3試合目となるウエスタン広島戦(北神戸)に「5番・DH」で出場。3打数無安打2三振に終わったが「タイミングの取り方が、きちっとしている」と住友2軍監督。本屋敷コンディショニングコーチも「(1打席目の)打ってからの走り出しが今までで一番よかった」と、状態が上向いていることを説明した。
参照元:スポーツ報知
日本ハム・中田がイースタン、対西武戦(西武第二)に5番・一塁で先発。4打数無安打1三振に終わり「今日は最悪ッス。振れていない」と肩を落とした。6、7日は1軍の試合が行われている西武Dの隣、西武第二での試合。試合前には山田GM、福良ヘッドコーチが視察に。「上の人が見に来ている時にアピールできないと…(7日も)見てもらえるなら見てほしいッス」と雪辱を誓った。
参照元:スポーツ報知
◆西武3―1日本ハム(6日・西武ドーム) 「恐怖の9番」が、またサヨナラを演出した。9回、2死一塁。ボカチカが宮西のカウント1―3からの5球目、ストレートを思い切りたたくと、打球はバックスクリーンに消えていった。サヨナラの7号2ラン。1日のソフトバンク戦(西武D)、9回2死走者なしから左翼への二塁打で逆転劇の口火を切った“サヨナラ仕事人”は「昨日と今日はいいスイングが出来てなかったので、自分を落ち着かせて、フルスイングすることを考えた」と声を弾ませた。
前日(5日)、中島とステーキを食べに行った。「彼はすごく親しみやすいヤツ。野球の話はなく、互いの家族のことや、英語、日本語を教え合ったんだ」この日、お立ち台で早速、中島仕込みの日本語のあいさつでファンを沸かせた。「オナカスイタネ!」満腹になるまでボカチカは打ち続ける。
◆連日逆転劇にナベQも興奮 ○…前日は6点差を引っ繰り返して勝ったのに続く、劇的勝利。渡辺監督も「また寿命が縮まるね!」と興奮。不安視していた9連戦も3カード連続で勝ち越しで、貯金もついに大台の10に乗せ、2位・日本ハムとのゲーム差は4に。「選手は疲れていると思うけど、集中力を切らさずよくやっている。貯金は気にならないが、勝ち越したことが大きい」と満足そうだった。
参照元:スポーツ報知
◆西武3―1日本ハム(6日・西武ドーム) ミラクル・レオが止まらない。西武は9回、新外国人ボカチカの7号2ランで今季4度目のサヨナラ勝ち。投げては石井一が1失点に抑え、移籍後初の完投でハーラートップタイの5勝目を挙げた。日本ハムとの首位攻防戦に勝ち越し、2位以下とのゲーム差も今季最大の4に。貯金も今季最多の10と2ケタに乗せ、早くも独走態勢に入った。
1―1の同点で迎えた9回2死一、三塁のピンチ。打席には金子誠。スライダー、フォークで2―0と追い込むと、石井一は真ん中低めにこん身のストレートを投げた。「あそこは三振しかないと思っていた」金子が空振りした最後の119球目は、この日最速の144キロを計測した。3球三振。派手なアクションとは無縁のベテランが、思わず左手でガッツポーズを作っていた。
その裏、お約束のミラクル西武劇が待っていた。ドジャース時代にチームメートだったボカチカの特大サヨナラ2ランで勝ち星が舞い込んできた。「17年の野球人生で一番うれしい」という今季の5勝目で日本ハム・ダルビッシュと並んでハーラートップとなった。
ヤクルト時代の昨年9月23日の阪神戦(神宮)で完封して以来、西武移籍後は初となる完投勝ちだ。「いつもバッターの人に助けられてるので、今日は僕が頑張る番だと思っていた」イニングごとに着替えるアンダーシャツを9枚用意してマウンドにのぞんだ。9回に入る前、渡辺監督から「行けるか?」と聞かれたが、迷わず「行きます」と即答した。先月29日からの9連戦の8戦目。リリーフ陣の負担もなるべく軽くしたかった。
これでホームは負けなしの4連勝。この日もお立ち台で「ゴールデンウイーク最終日ですけど家に帰るまで油断しないで下さい」と呼び掛け、ファンの爆笑を誘った。都内の自宅から球場まで、約1時間半かけて大型リムジンで球場入りするが「目を覚ますにはちょうどいいリズムなのかも」。車内では備え付けのDVDで人気ドラマ「古畑任三郎」を見ている。「まだいっぱいあるので大丈夫です」ボックスセットを購入しており、備えは万全。「古畑効果」で勝利を積み重ねる。
参照元:スポーツ報知
◆巨人4―8阪神(6日・東京ドーム) 節目の勝利を祝うかのように、鮮やかな猛攻で勝負を決めた。「点を取る流れがものすごく良い」岡田監督は手放しで選手を称賛した。同点とされた直後の4回、先頭の新井が内野安打で先陣を切り、金本が左翼線二塁打でつなぐと、この日も猛虎劇場の始まりだ。
今岡の中犠飛で勝ち越し、鳥谷の適時打。さらに矢野の二塁打でチャンスを再拡大し、関本の右犠飛で加点。投手のアッチソンにまで適時打が出た。ノンストップの流麗な速攻。5安打で5点を勝ち越した。敵地の六甲おろしが鳴りやまない。
今季のチーム12犠飛は、中日の8を引き離すリーグトップ。今年の打線の特長を「走塁やろうな。二塁で止まらんと、三塁に。走者が一つ先の塁に行ってるからや」と岡田監督は評する。だから攻撃がつながる。チーム本塁打はリーグ最少だが、個々の積極性がチームに勢いをつけ、リーグ最多の得点を稼いできた。
もちろん、本塁打が増えることは歓迎だ。「結果を出したい気持ちは強い。調子が良い、悪いではなく、前を向いてやっている」今岡は4月4日巨人戦(東京D)以来となる2号で先手を取った。この試合まで打率1割5分6厘でレギュラーの座を失っていた男も、突っ走る岡田特急の最後尾にしがみついた。高橋尚から今季1号を放った好相性を買った起用も的中。数少ない懸案事項だった背番号7が復調すれば、猛虎打線は恐ろしい。
昨季は、2ケタ得点を記録した次の試合は0勝3敗2分、と好調が持続しなかった。だが、今年は初の2ケタ10点を挙げた5日の中日戦に続いて、連日の猛攻を演じた。5月に入って初めての連勝で、貯金は今季最多の13。史上2球団となる球団4500勝目には、「ピンとこないけど…」と苦笑した岡田監督だが、強さを実感する1勝だった。
◆阪神が通算4500勝 ○…阪神は6日の対巨人7回戦(東京D)に勝利し、通算4500勝を達成した。巨人に次ぎプロ野球2チーム目。初勝利は1936年4月29日の対金鯱戦(甲子園)。
◆金本初3二塁打 ○…金本がプロ入り初の1試合3二塁打をマークした。4回無死一塁、47打席ぶりの長打となる左翼線二塁打で勝ち越しのおぜん立てをすると、7回には1死二塁から右翼線へ適時二塁打。9回2死からは右中間への当たりで二塁まで激走した。13試合ぶりの猛打賞となったが「打撃の状態はまだまだよ。走りすぎて疲れたわ」と苦笑していた。
参照元:スポーツ報知
◆ブレーブス5―3パドレス(6日・アトランタ) パドレスの井口資仁内野手は「2番・二塁」で出場し、5打数2安打1打点だった。打率は2割5分。チームは3―5で敗れた。
井口「(今季初の三塁打含む2安打に)三塁打は、二塁手の頭の方にいい打球が飛んだ。最後の2打席でヒットを打てたのは大きかったし、あすにつながる」
参照元:スポーツ報知
◆レッズ0―3カブス(6日・シンシナティ) カブスの福留孝介外野手はレッズ戦に「5番・右翼」で出場し、3打数無安打だった。打率は3割2分2厘。
3試合連続無安打に終わった福留だが、4回に貴重な追加点につながる送りバントを決めた。無死一、二塁で初球を三塁前へ転がすと、2死からセデーニョの2点適時打が出た。
自身の判断でバントをした福留は「後のソトが調子いいし、セーフで満塁もある。確実に点を取る方法を選んだ」と説明した。3―0での勝利に「チームが勝てばそれでいい。僕がヒットを打とうが打つまいが」と話した。
福留「(3試合連続無安打は)自分の技術的問題。(課題は)クリアに見えていると思います」
参照元:スポーツ報知
◆ブルージェイズ4―5レイズ(6日・トロント) レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で出場、5打数2安打2打点だった。2割2分8厘。
岩村「(3試合連続で2安打し)安打を打ったことがない投手から打てるのは、調子がいいからだと思う。打率で遅れたものを早く取り返さないといけない」
参照元:スポーツ報知
◆ヤンキース3―5インディアンス(6日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手は「4番・指名打者」で出場し、3打数3安打。打率は3割4分2厘。
参照元:スポーツ報知
開幕から苦しんだ巨人が、初の3位に浮上した。ヤクルト戦、2-2に追いついた5回2死満塁で、復調しつつある阿部慎之助捕手(29)が走者一掃の決勝左中間二塁打で決めた。グライシンガーは4勝目で、開幕シリーズで3連敗を喫した相手に、お返しの3連勝。まだ借金は1あるもの、巨人がジワリ反攻に転じた。6日からは首位阪神と東京ドームで3連戦だ。
目の前でラミレスが敬遠されるのを見ながら、阿部は集中力を研ぎ澄ました。同点で迎えた5回、満塁で打席が回ってきた。打率はまだ2割1分1厘でも、4月までの阿部とは違う。自信を取り戻した阿部がいた。2球目のスライダーに体が反応した。左中間への走者一掃の勝ち越し二塁打。二塁ベース上で3日に決勝打を打った大道がしたのと同じ両手を突き上げるガッツポーズをして見せた。
4月はこれまでにないほど苦しんだ。4月11日のヤクルト戦(東京ドーム)の8回に、象徴する出来事があった。無死一塁で初球はバントのサイン。ボールの後、打てのサインに変わったが阿部は自らの判断で送りバントを決めた。ベンチに戻ると「すみません。自信なかったんで送りました」と原監督に謝った。少年野球の時から経験のないことだった。それほど苦しんでいた。連日、志願の早出特打で不振を抜けだそうと必死だった。
原監督からバットのトップの位置を指導され、大道からは精神面でアドバイスをもらった。2日の全体練習では最後まで振り込み、いい時のDVDもチェックするなどやれることはやった。そうして臨んだここ3試合で11打数5安打6打点。ようやく頼れる男が本調子を取り戻してきた。助言をした大道は「21年やってるんでね。言えることはアドバイスしたい。やっぱりこのチームは慎之助が打たないと乗っていかないしね。早く『最高です』が聞きたいよ」と阿部の復調をわがことのように喜んだ。
だれの目にも一番のヒーローは阿部に映ったが「あいつの方が頑張ったから」とお立ち台をグライシンガーに譲った。チームも自分も4月に苦しんだ分、まだ最高な気分にはなれなかった。「いいところで打てて良かった。3位? 粘ってやっていかないといけない」と勝利にも浮かれずに唇をかみしめるような表情でクラブハウスへ引き揚げた。高橋由、上原、二岡、李、豊田と主力が戦線離脱する中、頼れるキャプテンがチームの支柱となって戦う
参照元:nikkansports.com
◆ヤクルト2―7巨人(4日・神宮) ヨシノブ不在の緊急事態にGナインが奮起。打線が見事につながって先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開で連勝を飾った。前日まで4番の高橋由が腰の張りで登録を抹消。このピンチに阿部が今季初の猛打賞で攻撃の口火を切ると、ゴンザレスが来日初の犠打2つに犠飛でチームに貢献。スタメン起用された谷、脇谷も渋い働きを見せた。今季初先発の野間口が5回2失点で初勝利。4位に再浮上した原巨人が、全員の力を結集し、上位陣に食らいつく。
打線の質問に、原監督は2度、3度と大きくうなずいた。「非常に理想的な点の取り方だった」7試合ぶりの2ケタ安打となる12安打7点というヒットパレードで、4番離脱の緊急事態を救った。先制、中押し、ダメ押し―絵に描いたような展開での快勝だった。
試合前の巨人ベンチに衝撃が走った。4番・高橋由が腰の張りで登録を抹消された。指揮官は「こういうときこそ、みんなでカバーしていくことが大事だ」と繰り返していたが、その言葉通り、チーム一丸となった攻撃だった。
新5番の阿部は今季初の猛打賞をマークし、6番のゴンザレスは2度の送りバントを決め、7回には犠飛で「3犠打」を記録した。谷、脇谷の7、8番もともに安打で上位へ。クリーンアップ3人がいずれもマルチ安打したのは今季初で計7安打。5、6、7、9回と小刻みに1点ずつ加点した。沈滞していた打線が完全につながった。
復調気配のキャプテンは言葉に力を込めた。「こんな打率(1割台)でも(監督は)5番に起用してくれた。それに応えないと、と思った。(ヨシノブ不在で)今いるメンバーで頑張るしかない。一日でも早く戻ってくれることを願っています」。1点リードの5回2死から貴重な6号ソロの小笠原は「彼(ヨシノブ)一人に(責任を)背負わせるわけにはいかない。帰ってくるまでみんなでコツコツやっていかないといけない。きょうは少しは貢献できたのかな」。価値あるアーチを笑顔まじりに振り返った。
二岡、李、上原、高橋由と、開幕時の主力が続々と離脱したが、ペナントレースは待ってくれない。逆境を力に変えてこそ、本物の強さが身についていく。上位3チームとの9連戦は連勝発進で、借金は2まで減った。「中軸が打てば、打線はつながる。ヨシノブがいない中、つないでつないでという野球ができて点が取れた」篠塚打撃コーチは満足げだった。
指揮官はクラブハウス前で立ち止まり胸を張った。「シンノスケは内容がよかった。ガッツの4点目も大きかった。手応えを感じています」3カードぶりの勝ち越しで4位に再浮上。主砲不在の新打線が、5月反攻のノロシを上げた。
巨人・原監督「きょうは非常に理想的な点の取り方だった。手応えを感じています。シンノスケは内容が良かったし、4点目のガッツ(小笠原)のホームランも大きかった。野間口は思いきり飛ばしていく、持ち味が出ていた」
参照元:スポーツ報知
◆広島8―6横浜(4日・広島) 目を覆いたくなるぶざまな光景だった。必勝を期したはずが、悪夢のような継投失敗。8回から登板の川村、木塚がまさかの大乱調。2点差まで詰め寄られて、やむなく寺原を緊急投入したが、逆転の3連打を浴びてあっけなく沈んだ。「(抑えは)先発とは配球も違うし、考え直さなきゃいけない」と新守護神は、うつむくばかりだった。
天国から地獄へ一気に転げ落ちた。「継投失敗。オレのミスで勝ちゲームを落として、申し訳ない」と大矢監督。4点リードの8回に川村を送ったが、2安打1四球で1死も取れずに降板。満塁のピンチで登板した木塚も、いきなり押し出し四球と傷口を広げただけだった。指揮官は「流れを断ち切れず、(8回途中から寺原を)使わざるを得なかった」と説明したが、抑え転向3試合目にして新守護神の不安までもが浮き彫りになった。
チームは今季5度目の3連敗で、借金は最多の14。「今の形でいく」と指揮官は、今後も寺原の抑え起用を明言。しかし最下位から巻き返す“秘策”も不安なままで、厳しさは増している。
参照元:スポーツ報知