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大エースが鬼コーチと化した。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が8日、1軍の函館遠征を外れて、千葉・鎌ケ谷の2軍練習場で調整。約2か月ぶりに中田翔内野手(19)と対面し、ティー打撃のトス役を務めるなど、怪物の練習に目を光らせた。ファームでも結果が出ず、依然として1軍昇格の道が険しい中田だが「いい練習ができました」と刺激を受けた様子だった。
エースが怪物のお目付け役となった。「いろんな人から『(中田は)ひどい』と聞いた。僕がここにいる間にちゃんとやらせます」1軍の函館遠征を外れたダルビッシュは13日からのロッテ戦(東京D)に向け、11日まで鎌ケ谷で調整予定。この日は、2軍の練習に参加して、中田の一挙手一投足に目を光らせた。
“有&翔”の対面は、中田がファーム落ちを宣告された3月12日以来、約2か月ぶり。その間、中田は練習に遅刻して外出禁止令を食らうなど、生活面の甘さが指摘されていた。島田チーム統轄本部長からも「ちょっと言ってやってくれ。頼む」と“特命”を受けての熱血指導だった。
午前10時半からの練習でダルビッシュは、前日(7日)のサヨナラ負けのショックを感じさせず、開始40分前にグラウンドへ。中田を見つけると、いきなりランニングを指令。その後の守備練習ではスローイングを注意する場面もあった。
これまで怠慢な態度が目についた中田もハッスルした。横っ跳びダイブを連発し、ユニホームは泥だらけ。エースは「はつらつとしてた? 『ちゃんとやれ』と言いましたから」と笑い、水上2軍監督は「ダル人形でも置こうか」とその効果を実感した。また、昼食後の室内練習場では、ダルビッシュがトスを上げ、中田が打つという超豪華なティー打撃が1時間15分も行われた。
中田が練習の合間にH2Oの名曲「想い出がいっぱい」のサビの部分、「大人の階段のぼる~」と口ずさんだ時には、ダルビッシュが「お前が大人の階段をのぼれよ」と突っ込むシーンも。開幕からファームでくすぶる中田だが、この日ばかりは「いい練習ができました」と充実の汗を光らせた。怪物復活への道筋は、ダルビッシュが確かに明るく照らし出した。
参照元:スポーツ報知