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楽天の大学・社会人1巡目ルーキー、長谷部康平投手(22)=愛工大=が「黄金水」を武器に新人王と北京五輪での頂点を狙う。女子マラソンの高橋尚子が愛飲、2000年のシドニー五輪で金メダル獲得につながった地元の名水を食事に取り入れて体調管理する考え。4日、故郷の岐阜・関で始動。練習後には関市民特別奨励賞の表彰を受け、08年の新人王と北京五輪の日本代表入りを目標に掲げた。
半端ではない期待が寄せられていると実感した。長谷部の表彰式が行われた関市役所には約700人が集まった。「これだけの人が応援してくれる。1年目から活躍しないと。10勝して新人王を取りたいし、結果を残せば日本代表もあるかも」昨年の北京五輪アジア予選でアマから唯一、日本代表入りした左腕は、あえて高い目標を立てた。
「1年間できる体力をつける。72キロぐらいにはしたい」173センチ、68キロと小柄な左腕は肉体改造を成功の条件としている。その強力な追い風となるのが故郷の名水だ。関市の名産に「高賀の森水」と呼ばれるわき水があり、シドニー五輪で高橋尚子が補給水として使用。見事、金メダル獲得へ導いた。
これを聞いた左腕も、さっそく試飲。「おいしい! これから飲みます。大学では外食ばかりだったので、やっぱり食事面も変えていきたい」と金メダル効果にあやかることを決意。関市の尾藤義昭市長(61)も「後援会を作ろうとひそかに話し合っている」と明かし、関市が誇るプロ野球選手の全面バックアップを約束した。
プロの第一歩を愛着ある故郷で踏んだ長谷部。中学時代以来という関市民球場で、午前9時過ぎからダッシュやキャッチボールなど約1時間半のトレーニングを行った。「とにかく、結果を残すことだけを考えたい」日本一へ、そして世界一へ。愛する故郷が生んだ名水とともに、頂点への階段を駆け上がる。
◆高賀の森水(こうかのしんすい) 岐阜・奥美濃の高賀渓谷にある約1億年前の地層からわき出た天然水。マグネシウム量が少ない軟水で体にやさしく、吸収しやすいことが特徴。00年シドニー五輪の女子マラソンで岐阜出身の高橋尚子が補給水に使い、金メダルを獲得したことで話題となり、現地を訪れる人が急増した。一般への販売も行われている。
参照元:スポーツ報知